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【意識調査】メイク、髪型、タトゥー…国を背負う五輪代表選手の“自己表現”はどこまでが“アリ”?
かつては”見た目”で批判されることも多かった五輪選手だが…
前回の東京大会でも、各国の五輪選手がさまざまな“自己表現”を行い、大きな話題となったのは記憶に新しい。テニス女子シングルスの大坂なおみ選手は赤と白の“日の丸カラー”のドレッドヘアで、3×3バスケットボール女子の馬瓜ステファニー選手は赤、青、黒、黄、緑の五輪カラーで出場。陸上女子1500mカナダ代表のガブリエラ・ドビュースタフォードはヘアをレインボーカラーに染め上げ、「ヘアは自己表現の素晴らしい手段」と発言した。
さらに今回のパリ大会では若者に人気の競技「ブレイキン」が新たに追加され、ますます選手たちの“自己表現”が顕著になりそうな雰囲気。そのような状況の中、国民が考える理想の「五輪選手像」とはどういうものか? アンケート調査で探ってみた。
多様性の時代、プレーにプラスになるなら「自由でいい」
【調査概要】 調査時期:2024年7月1日(月)〜7月8日(月) 調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜60代の男女) 調査方法:インターネット調査 調査機関:オリコン・モニターリサーチ
・プレーに影響がないのであれば問題ないから。スポーツに関心のない若い人が増えているので、そうした人たちにアピールできるメリットもある。(埼玉県/20代・男性)
・外見の自己表現によって気分が上がることがあるのは選手も一般人も変わらないと思う。海外選手は以前からそれぞれの個性を出していて、問題も起こってない。身なりを過剰に制限する合理的な理由はなく、支障のない範囲で楽しむのが良いと思う。(神奈川県/20代・女性)
・変な格好をしても実力のある人は勝ち上がるし、そうでない人はボロが出るので、好きなようにさせてもいいんじゃないでしょうか。日本代表だからって、自分を変える必要はないと思う。(東京都/50代・男性)
・本人の気合が入るのならいいのでないかと思う。陸上の女子選手で髪型や目立つファッションで一位を取った人を見てとてもかっこよかった。それなりというより、より以上の練習と、その上余分な気遣いの上で金メダルとるなんて最高! ダサいイメージより競技人口が増えると思う。(徳島県/60代・女性)
このように、世代を問わず「自由」という意見が多数を占めている。ただし、「はい」と答えた人の中でも、「プレーに支障がなければ」「実力(結果)が伴っていること」を前提としている人が多いという事実も見逃せない。
・個人競技であるなら問題ないとは思います。ただタトゥーや髪型によっては他の選手に対する威嚇や、視線を奪われるなどの自分以外に影響を与えかねない要素は絶対的に排除できないので規定はあるべきだと思います。競い合う場=競う相手がいてこそだ、というのは忘れないでほしいですね(埼玉県/30代・男性)
・特にタトゥーに関しては外国と日本でとらえられ方が違う。文化は国によって色々ある。だから日本の選手はある程度日本の価値観を大事にするべきだとは思う。ある意味国を代表する存在なので、そこはグローバルとは少し違う(大阪府/50代・女性)
・本来自由であるべきだが、日本人としてみればあまり奇抜な髪形やタトゥーなどは受け入れられない年代の人もいるのも事実。多くの人に応援してもらって受け入れてもらうためにはある程度の線引きは必要だと思う(新潟県/50代・女性)
東京大会では、セーリング男子RSX級オランダ代表のキラン・バドルー選手が「アバター」をオマージュしたブルーの矢印型ヘアで競技に参加し、見事金メダルを獲得。また女子砲丸投げアメリカ代表のレーベン・ソーンダーズ選手は、短髪の髪を緑と紫で染め上げ、銀メダルを獲得している。「“自己表現”も大いに結構。ただし、彼らのようにしっかりと結果も出してほしい」というのが選手を応援する日本国民の偽らざる本音だろう。
【調査概要】
調査時期:2024年7月1日(月)〜7月8日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜60代の男女)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
【オリコンランキングご利用上のご注意】
オリコンランキング(売上枚数のデータ等、オリコンのあらゆるデータ、ランキング)の著作権その他の権利はオリコンに帰属しております。WEBサイト(PC、ブログ、携帯電話等)や電子メール、雑誌等の紙媒体等、いかなるメディアにおきましても、オリコンランキングを無断で掲載するといった行為は固く禁じております。
調査時期:2024年7月1日(月)〜7月8日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜60代の男女)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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