• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム
  • ライフ
  • 「第1回目の1位は?」「人気の波は2度来る?」 拡大続ける『サンリオキャラクター大賞』、波乱含みの動向を聞く
ORICON NEWS

「第1回目の1位は?」「人気の波は2度来る?」 拡大続ける『サンリオキャラクター大賞』、波乱含みの動向を聞く

 誰もが一度は通ったことがあるであろう、サンリオのキャラクターたち。昨今は推し活ブームの影響もあってか、大人も子どももキャラクター愛を語り、『サンリオキャラクター大賞』の得票数も回を増すごとに過去最多を更新しているという。「人気の波は2度?」「記念すべき第1回目の1位は?」など、結果発表を前に気になる動向をサンリオに聞いた。

「これは波乱の幕開けか!?」速報&中間で注目、担当者明かす「2度目の波」とは?

 サンリオの人気投票イベント『2024年サンリオキャラクター大賞』が、いよいよ残すは6月16日の『SANRIO FES 2024』で行われる結果発表を待つばかりとなった。4月16日の初回速報では、今年デビュー35周年を迎えたポチャッコ(昨年4位)が1位にランクインした。近年ではシナモロールが4連覇中と圧倒的な強さを見せていただけに、SNSでは「これは波乱の幕開けか!?」といった投稿も。その後、5月9日の中間発表ではシナモロールが首位を奪還。犬キャラクター同士のかわいいデッドヒートが注目を集めている。
 「ポチャッコは昔から根強い人気がありますが、今年は周年に加えて4年に1度のうるう年(ポチャッコの誕生日は2月29日)。そうしたお祝いムードもあってかSNSでは『◯◯推しだけど、ポチャッコにも投票したよ』という投稿もあるなど、別キャラクターのファンも応援してくれたようです」(2024年サンリオキャラクター大賞事務局/以下同)

 一方、近年は盤石の人気を見せているシナモロールだが、初めて1位を獲ったのは2002年のデビューから15年経った2017年のことだった。

 「これまでのキャラクター大賞の傾向を見ていると、デビューから10数年経って2度目の波を迎えるキャラクターが複数います。ポムポムプリンもデビューの翌年1997年に1位、それから18年後の2015年に2度目の1位を獲得しました。おそらく子どもの頃に親御さんやおじいちゃん、おばあちゃんに買ってもらったキャラクターの思い出がずっとあって、大人になって改めてファンになる──といった方も多いのかなと想像します。シナモロールも今やファンは老若男女へと広がっています」

過去最多の得票数を更新、初エントリーキャラクターの頑張りも評価

 1986年に初開催されたサンリオキャラクター大賞は、もともとはサンリオの月刊紙『いちご新聞』の中のいち企画として始まった。当初はハガキ投票のみだったが、2010年からはウェブ投票も始まり、海外をはじめ幅広く投票が集まるようになった。近年は推し活ブームも後押しして、毎年のように過去最多の得票数を更新している。

 投票できるのは、450を超えるサンリオのキャラクターからエントリーした90キャラクター。今年は昨年デビューした「はなまるおばけ」が初エントリーで初回速報8位と、早くも多くのファンをつかんでいる。

 「はなまるおばけは、昨年はサンリオキャラクター大賞の“応援団”として、結果発表ステージではプレゼンターとなって上位入賞キャラクターにはなまるをあげるお手伝いをしてくれました。そうした姿もファンのみなさんは認めてくださったのかなと思います」

初期に1位となった「ザシキブタ」「みんなのたあ坊」、今もしっかりと応援の足跡が

 一方、息の長いキャラクターたちの人気も根強い。今年は「けろけろけろっぴ」が中間発表7位(昨年総合12位)、「あひるのペックル」が初回速報・中間ともに9位(昨年総合16位)と躍進を遂げて注目を集めている。

 「この2キャラクターはポチャッコ、バッドばつ丸、ハンギョドン、タキシードサムと共に『はぴだんぶい』としても活動しています。『はぴだんぶい』は80〜90年代に注目された男のコたちで結成したキャラクターユニットで、共に“V字回復”を目指して頑張ってきました。Xではいつも6人で仲良しトークを繰り広げており、その和気あいあいぶりに箱推ししてくれるファンも増えています」

 投票したファンとしては順位は気になるところだが、サンリオの企業理念は「みんななかよく」。キャラクターたちもそれを体現するように互いにエールを送り合うなど、年に一度のお祭りとしてキャラクター大賞を楽しんでいることが伺える。

 また、「ぜひ上位のキャラクター以外にも注目していただけたら」とも呼びかける。たしかに上位以外にも目を向ければ、そこではきっと幼い頃に大好きだったあのキャラクターたちと再会できるはずだ。

 たとえば、記念すべき第1回目で1位に輝いた「ザシキブタ」(1984年デビュー)は、昨年51位。第3〜4回と初期に2連覇を達成した「みんなのたあ坊」(1984年デビュー)は昨年27位と、そこにはしっかりと応援の足跡が刻まれていた。

 「キャラクター大賞の開催には、サンリオの多様なキャラクターたちに出会ってほしいという思いも込められています。今年は第39回開催にちなんで、39位になったキャラクターに“サンちゅっ(ハート)賞“ という特別賞を贈ります。どのキャラクターが受賞するのか、楽しみにしていてほしいですね」

 を検索