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フット後藤、明石家さんまに「人間ってこんなに光んのか」初対面の印象 いまだに残る“後藤少年”の感覚【オリコン ライターズ】
さんまの“アート才能”を生かすべく「画商テルモト」台湾へ
今回後藤は、これまで以上に同番組での重要な任務を託されている。第5弾で判明したさんまのもう1つの天職“画商”の才能を生かすべく、第6弾では画商プロジェクトを発足。さんまが世に埋もれた天才アーティストを自ら発掘し売り込んできたが、第9弾ではアートに熱いと言われる台湾で彼らを売り込むべく、後藤がスタジオを飛び出して“画商テルモト”として現地へ。
この初めての体験に後藤は「来る人来る人、大富豪だったり投資家だったり美術館のオーナーさんだったり、僕がこれまで会ったことがないタイプの方ばっかりでした。台湾のお金持ちの方って、見た目がほんま普通なんですよ。チャラチャラして、『一代で儲けましたよ、ハッハッハ』みたいな人はいないんです。お金は持ってるけど身なりは着飾ることなく、お金があることをあまり表に出さず、粛々と過ごすっていうのが台湾の美学なんですって」とビックリ。「がんばって僕が売りに行くというよりは、台湾のアート事情なんかも皆さんに楽しんでもらえるかなと。どういう人が買いに来るのかというのも見て欲しいところです」とアピールした。
香取慎吾の意外な言葉にツッコみ「あれだけ出てたでしょ！」
「さんまさんの再現ドラマには、東野幸治さんとか『行列のできる相談所』のレギュラー陣が出たりするんですけど、その“劇団東野”の主宰者である東野さんが、（第1弾のドラマに）劇場の支配人役で出たので、多分、今回断ってるんじゃないかと思うんですよ。『支配人役でもう十分。まだまだ味のする映像だろう』とか、『いざ真剣にやってみんなに笑われるのが嫌』とか思ってるんじゃないですか、あの人」と主宰にクレームを付けつつも、「劇団員が僕しかいないもんで」と劇団東野を背負ってドラマ出演に臨んだいきさつを説明した。
また、これまで又吉直樹（ピース）が手掛けていた脚本を、今回は演劇コントユニット・大人のカフェの伊達さんが担当。演出は、バカリズム脚本、安藤サクラ主演で話題となったドラマ『ブラッシュアップライフ』の監督・水野格氏が手掛けており、後藤は「画の作り方が違うというか、再現というよりほんまにがっつりドラマって感じでしたね」とコメント。
撮影は岩田、香取と同じシーンだったそうで、「岩田君が結構タイトなスケジュールで。数日でドドドッと撮らないといけないから大変という話をしましたね」と裏話も。さらに、「香取さんと久しぶりに会って。めっちゃ意外やったんですけど…」と切り出し、香取から「ドラマって緊張するよね」と言われたことを告白。「ちょっと待ってください」「あれだけドラマ出てたでしょ」とツッコんだところ、「『ドラマ久しぶりなんだよ』『だからなんかちょっとドラマの現場って張り詰めてるよね』って和ませてくれて」と、香取の気遣いがあったことを明かした。
ドラマで描かれるさんま＆たけしの友情について、芸人としての感想を尋ねると、「相手のことを思いやって友情で高め合っていたのかって言われたら、そう描かれれる面もありますけど、本来はもっとギスギスした『くっそ、こいつに負けへんぞ』みたいな、もっとこう血生臭い感じがこの再現ドラマ+αもっとあると思うんですよ。それが芸人としてはうらやましい」と羨望。「『あいつのことが心配だから助けてやる』ってことじゃなくて、『あいつには絶対負けへんぞ』みたいな、芸人として一番カッコいい状態の2人って、見ててほんまにうらやましいなと思いましたね」と率直な気持ちを語った。
「うわ、さんまちゃんおる！」ふと我に返る瞬間
一緒に食事に行く仲とはいえ、芸歴にして約20年後輩となる後藤にとって、さんまは少年時代からスーパースター。芸人になってから初めてさんまに会った時のことについて、こう回想する。
「めっちゃ覚えてます。恐らく先輩に連れて行かれたお店なんですよ。ガラッと扉を開けたらさんまさんがいたんです。人間ってこんなに光んのかって思いましたね、マジで。目がおかしくなるんですよ、テレビでしか見たことない人間が目の前で動いていると。皆さんと同じ感覚ですよ。何回か見ててだんだん慣れてくるだけで、いまだにそう感じることがありますよ」
「普通に食事なんか連れて行ってもらって、僕は『あーそうなんですかー』『何言うてはるんですかー』みたいな後輩の感じでずっとしゃべってますけど、“後藤少年”がずっとテレビ見てた感じがいまだに自分の中にあるので、ふと我に返ってさんまさんを見たら、『うわ、さんまちゃんおる』って思うんですよ（笑）。まだ小学生のときの僕が帰ってくるような感覚はありますね」
芸人の世界に足を踏み入れて間もなく30年になろうという後藤だが、今でも“さんまちゃん”は後藤の中に強くその存在を残しているという。
「日本国民でさんまさんのことを知らない人はほぼいないでしょうけども、皆さんよりは近しい僕でも知らない話が結構出てきます。そのあたりを楽しみに見ていただけると、また次にさんまさんの番組を見る時の見方が変わってくるかなと思います。ぜひご覧ください」
※取材の模様は、19日放送の『ライターズ！』(日本テレビ 毎週日曜深1:25）でもご覧いただけます。
日本テレビ系（後7：00～後9：54）
