先ごろ、女性らしいスタイルと健康的な筋肉の美しさを競うコンテスト『サマー・スタイル・アワード（SSA）』の埼玉大会が開催された。“むちむちで白玉団子”と呼ばれていた会社員の松田彩さん（25）は、8キロ減量してコンテスト初挑戦。コンプレックスをチャームポイントに変えたという自慢のお尻をビキニ姿で披露した。

ボディメイクを始めて減量のリバウンド癖を克服「痩せてカリカリベーコンになった」

――ボディメイクをはじめたきっかけを教えてください。

松田彩さん　大学2年生のときにダイエット目的でスポーツジムに通い始めて、自分でトレーニングしながら糖質制限とか当時の流行りのダイエットをしていたのですが、痩せてもすぐにリバウンドしてしまって。社会人になってからもトレーニングを続けていたなか、2年目になって生活も落ち着いたので、自分がどこまで絞れるか挑戦してみたいと思ってボディメイクを始めました。

――学生時代にダイエットをしていたのはスタイルに不満があったのでしょうか？

松田彩さん　ショーに出演するゴスペル部に入っていて、いろいろな衣装でステージに立って歌うので、見え方を気にするようになりました。「華やかな姿を見せたい」と思って、キレイなスタイルになりたくてダイエットを始めました。

――コンテスト出場のきっかけは？

松田彩さん　頑張ってキレイになった身体を皆に見てもらいたい気持ちもあって、モチベーションを上げるために出場しました。今回が初めての出場なのですが、コンテストに向けて本格的にボディメイクを始めて、44キロから36キロまで落としました。2ヵ月で8キロ減量して、スタイルはすごく変わりました。

――スタイルが変わったことを周囲の人に気づかれますか？

松田彩さん　毎日顔を合わせている親はすごく変わったって言ってくれます。職場ではスタイルがわかるような服はあまり着ていないのですが、肩まわりがスッキリしたとか言われることはありました。友人からは、「ムチムチの白玉団子からカリカリベーコンになった」って言われました（笑）。ストイックな面があるので、やるとなったらとことん突き詰めて、自分を追い込んできました。

大きいお尻がコンプレックスからチャームポイントに変わった

――職場ではコンテストに出ることを話していますか？

松田彩さん　仕事と私生活は切り分けていて、基本的に職場ではボディメイクの話は一切していないです。ただ、個人的な話もする仲の良い同僚にはコンテスト出場も話していて、知っている人はみんな応援してくれています。

――自慢のボディパーツを教えてください。

松田彩さん　お尻がチャームポイントです。以前はお尻が大きいことがコンプレックスだったのですが、そこを鍛えてから絞って、丸く形を整えることでカッコよく見せられるようになりました。お尻は出来上がったので、肩を大きくしてバランスを保てるようにするのが、次の目標です。

――いまはコンプレックスはありませんか？

松田彩さん　過去のコンプレックスは克服しました。いまの課題は、見せ方をもっと磨いていくこと。身体の絞りだけでなく、笑顔のレパートリーを増やしたり、ステージングをもっと研究したりしていきたいと思っています。

――目標にしている人はいますか？

松田彩さん　中学生の頃からアリアナ・グランデが好きで、彼女のようになりたかったことが、ダイエット始めたきっかけです。かわいくて歌も上手くてスタイルも良い、年代によって体型が変わっているのですが、ずっと憧れの存在です。

――アリアナ・グランデに近づいている実感はありますか？

松田彩さん　どうだろ…（笑）。努力の方向性が合っているかわからないのですが、通過点としては満足しています。彼女のようなキラキラした姿を目指して、これからもボディメイクを続けていきます。

（文／武井保之　写真／片山よしお）

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