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スポーツ報道から選手のサポートまで? 愛知・名古屋2026アジア競技大会の“表から裏まで”支えていた…キヤノンの技術と挑戦

 32年ぶりの日本開催に沸く愛知・名古屋2026アジア競技大会。連日繰り広げられる熱戦に、開催地として応援にも力が入り、テレビなどでの観戦だけでなく現地に足を運ぶ人も多いのでは。そんな大会を支えているのが、愛知・名古屋2026アジア競技大会オフィシャルパートナーのキヤノンだ。キヤノンといえばカメラや映像機器を思い浮かべる人も多いが、そのサポートは「撮影」を超え、メディカル領域や大会運営を支える製品・ソリューションの提供などその役割は多岐にわたる。さらに、現地では若手フォトグラファーを育成する取り組みも!試合内外を問わず、表から裏まで今大会を支えるキヤノンの技術と思いとは? 今回はその中でも、フォトグラファーのサポートを行うキヤノンプロフェッショナルサービス(CPS)、医療機器、ボリュメトリックビデオの各担当者に白熱する大会の裏側を聞いた。

ゼロダウンタイムを目指して… フォトグラファーのベストコンディションをサポート

 撮影機材のトップブランドとして知られるキヤノン。長年培ってきたイメージング技術とサポート体制は今大会で"歴史的瞬間"の撮影の裏側を支えている。会場には、今大会最大規模のプロフォトグラファー向けのサポートブースが設置され、機材の修理やメンテナンスを通じて万全の撮影環境を支援する。

 世界中の報道関係者が活動拠点とするメインメディアセンターには、プロフォトグラファー向けサービス「キヤノンプロフェッショナルサービス(CPS)」のサポートブースが設置されている。カメラやレンズの貸し出しをはじめ、修理やメンテナンス、クリーニング、ファームウエアの更新まで幅広く対応し、フォトグラファーが常に万全のコンディションで撮影に臨める環境を支えている。

 キヤノンは、1976年のモントリオールオリンピック以来、半世紀にわたり国内外のスポーツイベントの舞台裏で、報道の現場を支えてきた。撮影の最前線を支えるその役割について、キヤノンマーケティングジャパン株式会社でCPSを担当する、プロフェッショナルカメラマーケティング部 チーフ・柿崎利樹さんに話を聞いた。

「CPSが目指しているのは、フォトグラファーの業務を止めない『ゼロダウンタイム』の実現です。スポーツの現場で撮影される一枚は、その時代を象徴する歴史的な記録となります。私たちは、長年にわたり培ってきた技術やノウハウを生かし、フォトグラファーの皆さまが決定的な瞬間を逃すことなく撮影できる環境づくりに取り組んでいます。歴史を物語る一枚を支え、その感動を世界へ届ける一助となれることに大きな誇りと責任を感じています」

メディカル領域でも大会をサポート… 担当者が語る“試合の裏側”で選手を支える力

 カメラメーカーとして広く知られるキヤノンだが、今大会では写真や映像を「撮る」だけでなく、選手を「支える」メディカル領域でもその技術が活用されている。

 選手が競技に臨む舞台裏では、医療スタッフによるさまざまなサポートが行われている。今大会では、キヤノンが超音波診断装置(エコー)を提供し、医療スタッフによる選手の身体の状態確認などに活用されている。

 超音波診断装置は、超音波を用いて体内の様子をリアルタイムに観察する医療機器だ。なかには小型・軽量で持ち運び可能なタイプもあり、スポーツの現場でも活用されている。今大会でも、こうした超音波診断装置が競技会場などで使用されているという。

 では、競技の舞台裏でどのように選手を支えているのだろうか。大会でのメディカルサポートについて、キヤノン株式会社 メディカル事業本部 課長・向井友里さんに聞いた。

「私たちは、選手が競技に集中できる環境づくりをサポートしたいと考えています。スポーツの現場では、ケガへの対応だけでなく、日々の身体の状態を把握することも大切です。今大会でも、医療スタッフによる選手の身体の状態確認などに超音波診断装置を活用いただいています。医療機器の提供を通じて、選手を支える医療スタッフの活動に少しでも貢献できればと考えています」(向井さん)

スーパープレーを徹底解剖! 担当者が語る今大会の「ボリュメトリックビデオ」のすごさとは

 時間と空間を丸ごと撮影し、立体的に記録することができる「ボリュメトリックビデオ」。近年では、スポーツやエンターテインメント分野を中心に活用の幅が広がっている。試合を映像として残すのではなく、その瞬間の空間そのものを記録するため、好きな場所からプレーを観たり、選手の隣に立ったり、選手と同じ視点でスーパープレーを体感したりすることも可能だ。名場面を、何度でも、好きな場所から体験できることが大きな魅力である。

 今大会でもそんなボリュメトリックビデオが、最先端の技術で競技の魅力を伝えてくれる。キヤノン株式会社 イメージング事業本部 所長・藤井賢一さんは、今大会の現地での楽しみ方について、教えてくれた。

「今大会では、愛知国際アリーナにカメラを設置して撮影を行いました。会場内のキヤノンのファンゾーンでは、来場者にバスケットボールの映像を自由に視点を変えながらご覧いただき、『新しい観戦スタイル』と好評でした」(※ファンゾーンでの体験は9月26日で終了しています)

 またこの技術は、選手たちにとっても革新的なものになることは間違いないだろう。選手のプレー分析やトレーニング応用にも役立てられるという。

「競技を立体的に記録したシーンは、ファンの新しい観戦体験だけでなく、競技力向上にも活用できます。コーチが戦術や選手同士の連係を振り返り、成功要因や改善点を分析したり、選手自身が当時の状況を別の視点から見直して、判断や動きの向上につなげたりすることができます」(藤井さん)

見えないところで支えていた…! 大会運営サポートに加えて、会場でフォトグラファー育成も

 ここまで、数々の技術が大会をサポートしていることを紹介したが、このほかにはどんな取り組みを行っているのか。実は、私たちの目に触れないところで、大会運営の細かな業務もサポートしている。メインメディアセンターや競技会場などの大会関連施設には、レーザープリンター『Satera』やオフィス向け複合機『imageRUNNER ADVANCE』を設置。多くの関係者が活動する大会の現場で、資料や書類などの印刷に活用され、円滑な大会運営を支えている。
 さらに、次世代を担う若手フォトグラファーたちが、今大会の現場でトッププロの撮影を間近で学べる「キヤノン ユースフォトグラファーズキャンプ 2026」や、子どもたちがプロのフォトグラファーからカメラ撮影を直接学べる体験型プログラム「キヤノン キッズフォトグラファーズ2026」も実施された。可能性に満ちた若い世代にこうした大きな舞台でカメラに触れてもらい、フォトグラファーの未来に繋げる取り組みも行っている。

 試合の裏側にある運営面のサポートから現場の若手育成まで行うキヤノン。今大会では、来場者がそんなキヤノンの取り組みを身近に感じられる「ファンゾーン」も用意されている。フォトスポットや体験コンテンツを通じて、見て、撮って、楽しみながらスポーツの感動に出会える特別な空間となっている。

 撮影の最前線からメディカルサポートまで、今大会をさまざまな形で支えているキヤノン。カメラやレンズ、放送機器に加え、オフィス向け複合機や医療機器など、幅広い製品・ソリューションを通じて大会運営を支援し、大きな強みが発揮されている。長年にわたりスポーツの現場を支えてきた経験と培ってきた技術を生かし、これからもアスリートの挑戦や大会に関わる人々の想い、スポーツが生み出す躍動や情熱をより多くの人々へ届け、共有することに貢献していく。

 選手たちの熱い戦いが繰り広げられている愛知・名古屋2026アジア競技大会。今回は、そんな大会の様子を写真や映像として鮮明に届ける技術や、試合の外側で選手や運営を支えるサポートに迫った。今大会の裏側や会場で行われている取り組みを知ることで、大会を楽しむ解像度も少し変わってくるのかもしれない。
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