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「周りから感じる愛が、5年間がんばってきた証」日向坂46渡邉美穂のアイドル人生 卒業決断は「うれしい成長」
卒業近づき「不思議な気持ち」 発表前に唯一気づいたメンバーも明かす
渡邉正直、実感がわかないですし、まだ信じられません。メンバーとはしょっちゅう会っているので、卒業発表してからも特にこれと言って大きな変化もなく、これまでと同じようにメンバーと接しています。私もですけどメンバーも、まだ私がいなくなることに実感がわかないって言っています。一応頭の中でシュミレーションをしてみたりするんですけど、全然想像がつかなくて、いま不思議な気持ちです。
――卒業を決めてからのこの数ヶ月はどのような気持ちで過ごしていましたか。
渡邉メンバーに卒業を発表したのは今年の1月頃でした。7枚目のシングル制作がラストになりましたが、それだけじゃなくライブとか、音楽番組とか、あれもこれも“最後”って思いながらここ数ヶ月を過ごしてきました。当たり前のように会っていた人たちと会えなくなるっていうのは、もちろん寂しい気持ちはもちろんあります。でも、始まりがあればいつか終わりがあるっていうことは分かっていて、ちゃんと悔いなくやってきたからこそ、やり残したっていうことはないです。
――メンバーに伝えた1月まで、卒業への思いはあまり相談していなかったそうですが、どのような思いがあったのでしょうか。
渡邉相談することで、みんなの負担にはしたくなかったんです。でも唯一、濱岸ひよりが気づいていて。「みほの決めたことを応援するから頑張りな」ってずっと言ってくれたので励みになりましたね。
渡邉キャプテンの佐々木久美に、「なんとなく、やけに最近みほが吹っ切れたようないい顔をするなと思ってた」と言われました。「それは卒業を覚悟していたからなんだね」って。キャプテンはやっぱりよく見てるんだなと思いました。私も浮かない顔しているよりは良い顔してるって思ってくれたほうがいいので、うれしかったです。
――さすがキャプテンですね。
渡邉あと、潮紗理菜さんが唯一、いまだに目の前で「辞めないで!」って言ってくるんですよ(笑)。私だったら気を使っちゃって、「自分の決めた道なら頑張ってね」って言っちゃうと思うんですけど。普段そういうことを言う人じゃないですし、ここまで思ってくれる人ってなかなか出会えないと思うのでうれしいです。