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「周りから感じる愛が、5年間がんばってきた証」日向坂46渡邉美穂のアイドル人生 卒業決断は「うれしい成長」
苦しかった過去も「頑張った分全部戻ってきた」と晴れやか 卒業コンサートは“幸せな空間”に
渡邉この5年間の全部を美化できるとは思わないです。なんでこんなにやってるのに全然うまくいかないんだろうとか、必要とされてないんじゃないかなって思うときもありました。でも、今の卒業のタイミングで、周りからの愛をすごく感じるんです。それが5年間ちゃんとやってきた証で、苦しかったときに頑張ってきた分が全部戻ってきたのかなって。じゃなきゃ今、こんないい気持ちで卒業を迎えられていないと思うんです。
――その愛があふれ、メンバーやファンからも「早すぎる」という声も多くあったそうですね。
渡邉正直、「ごめんなさい」って気持ちが一番でした。卒業するってことは、みんなを置いていってしまうし、22歳なので確かに早いなと思うこともありました。でもこれまでの私だったら、私のせいで周りに気を使って、卒業でだれかを傷つけてしまったり、何かを壊してしまうなら、自分が我慢すればいいやって思っていたんですけど、これからは自分のために頑張ってみたいなっていう思いが芽生えました。わがままでもあると思うんですけど、私にとっては自分の意志をようやくちゃんと持てたという、うれしい成長だなと思っています。
私も自分の道で頑張るから、みんなのことも応援してるよって。やっぱり卒業を一回決めたなら、ずるずる「ごめん」じゃなくて、私が良い顔していないとみんなも嫌だろうと思うんです。だから卒業発表してからの数ヶ月はできるだけ楽しく過ごしています！
渡邉私のためにたくさんの方が動いてくださって…できるだけで幸せです。とにかく楽しんで、悔いのないステージをお届けできたらなと思います。みなさんにすてきなものを届けられるのが一番。後は、自分がどれくらいやりきれるかってところにかかっていると思いますが、最後は幸せな空間を作りたいです。
――ありがとうございました。では最後にファンの方にメッセージをお願いします。
渡邉これまで5年間応援してくださりありがとうございました。本当にただただみなさんからの言葉だったりとか、握手会やミーグリで会いに来てくれるっていうのが、私の幸せでした。これから私はグループとは違った道に進みますけど、これからも日向坂をずっと応援していますし、私も自分の道で頑張りたいと思います。ありがとうございました！
あと、最後に言いたいのは「本当に楽しかった！」ってことです。卒業コンサートでは、日向坂46が大好きで、私がアイドルを楽しんでいたということが伝わればいいなと思います。
渡邉美穂（わたなべ・みほ）2000年2月24日生まれ／埼玉県出身／身長158.2cm／A型
2017年8月、けやき坂46の二期生オーディションに合格し活動開始。2019年、グループの改名に伴い日向坂46として活動し、ライブやパフォーマンスはもちろん、バラエティや女優としても幅広く活躍。愛称は「べみほ」「ミホ・ワタナベ」など。27日には、渡邉が「アイドル・渡邉美穂を振り返る」、「お気に入りエンタテインメントについて」、「日向坂46のメンバーへ贈る言葉」の3つのテーマでつづった卒業記念書籍『私が私であるために』を発売する。
