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「茶番と言われると思ってた…」成人男性がぬいぐるみを洗う動画に300万再生 批判覚悟の投稿も「癒し爆発」の声
否定的な反応を覚悟も、コメント欄は“共感”と“後悔”が多数「ぬいぐるみたちにとって嬉しいこと」
「ぬいぐるみの可愛さに癒された方がたくさんいらっしゃったようでした。『うちにいる子も洗ってあげました』『しまってある子たちを出してもっと大事にしてあげたい』という、持っているぬいぐるみを大切にしてあげたいという趣旨のコメントをたくさん頂き、これはぬいぐるみたちにとって嬉しいことでした。一方で、子どもの頃大切にしていたはずなのに、人生のどこかでお別れしてしまったぬいぐるみのことを思い出して、後悔されている方が大勢おられました」
コメント欄は慰めの言葉や共感に溢れ、とても温かい場になっていて感動したものの、最初はこんな温かい反応があるとは予想していなかったという。
「趣味の朗読から始めたチャンネルですが、ほとんど視聴数もなかったので、反応があるとは思いませんでしたし、もし来るとしても大人がぬいぐるみと話す茶番をしているという点で、否定的なものが来ることは覚悟していました」
『こいつたちがいる!』チャンネルでは、その所作や言葉に、ぬいぐるみたちへの愛情があふれている。ぬいぐるみに対する思い入れはいつから生まれたのだろうか。
「うちにいる一番古い子は、私がまだハイハイで歩く前に父が動物園から買ってきてくれたそうです。この度、引っ越しの際にアルバムを整理していましたら、いつでもどこに行くときでも一緒に写真に写っていたので、その子からぬいぐるみ好きが始まったのだとすると、乳児の頃からずっと好きだったといえるかもしれません。ですから、好きになったきっかけは覚えていません。気がついたら、いつもそばにいてくれた、空気のような存在でした」
ぬいぐるみを何十年も放置していた事実に男泣き「そばに寄り添ってくれている一番のお友だち」
「発見したときは、『いたー!』と結構大きい声が出ましたね。子どもの頃に大切にしておきながら、そのまま何十年も放置していたという事実に、泣きました。以前から、どこにしまったかなと気にかけてはいたのですが、見つけてあげることができませんでした」
以前から、飾っていてほこりをかぶってしまったぬいぐるみたちを定期的に洗っており、見つけた思い出のぬいぐるみも洗ってあげることに。「洗っていくうちに表情が生き生きしてくるこの子たちの可愛さを、どうせなら思い出に映しておこうと思ったのが最初です」と動画投稿のきっかけを明かしてくれた。
「他にも何匹かいて、しろくまちゃんの前に別の子を洗っていた時に、だんだん嬉しそうな顔になってきて、ああ、可愛いなと思いました。大げさかもしれませんが、ぬいぐるみに限らず、昔のものを綺麗にすることはとてもロマンチックな営みだと思うので、撮っておかないのはもったいないような気がします」
最後に、ぬいぐるみとはどんな存在かを聞いた。
「うれしい時もくるしい時も、そっとそばに寄り添ってくれている一番のお友だち、ですかね」