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今年10周年の秋アニメ、“激推し”したい一作は? 『ちはやふる』『Fate/Zero』…2011年秋編【#ファンに聞いてみた】

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(10月29日掲載)

10月からまた新たなアニメが続々とスタートし、盛り上がりを見せています。最新作も気になるところですが、アニメファンとしては“10周年”のアニメを思い返してみるのも楽しいもの。今回は10年前、2011年の10月から放送を開始したアニメで思い出深い作品をアンケートし、人気の高かった5作品をピックアップしました。10年前の秋アニメ、皆さんは何を見ていたか覚えていますか?

※物語の内容に触れる描写がありますのでご注意ください
※ORICON NEWS公式ツイッターアカウントにてアンケート実施

WORKING'!!

原作:高津カリノ(掲載:『ヤングガンガン』スクウェア・エニックス刊)
監督:大槻敦史
シリーズ構成:吉岡たかを
キャラクターデザイン・総作画監督:足立慎吾
アニメーション制作:A-1 Pictures
キャスト:福山潤、阿澄佳奈、藤田咲、喜多村英梨、渡辺久美子、小野大輔、神谷浩史、白石涼子、日笠陽子、伊藤静、斎藤桃子、中田譲治、広橋涼、川瀬晶子、中村悠一、戸松遥、日野聡
高津カリノ氏が『ヤングガンガン』にて連載していた同名4コママンガを原作とするTVアニメシリーズ第2期。北海道某所のファミリーレストラン「ワグナリア」を舞台に、“小さいもの”が好きな主人公・小鳥遊宗太(たかなし・そうた/CV・福山潤さん)、小学生並みに身長が小さい種島ぽぷら(たねしま・ぽぷら/CV・阿澄佳奈さん)、男性恐怖症ですぐ手が出てしまう伊波まひる(いなみ・まひる/CV・藤田咲さん)ら、個性的な店員たちのお仕事風景を描いたバイトコメディです。

なつかしポイント
『WORKING!!』は、2010年の第1期を皮切りに、2011年に第2期『WORKING'!!』、2015年に第3期『WORKING!!!』が放送されている人気シリーズ。男性からも女性からも愛される魅力たっぷりな「ワグナリア」スタッフたちと、彼らが繰り広げるドタバタ“ラブコメ”です。2011年放送の第2期では、ノリや主題歌の中毒性はそのままに、ウザかわキャラ・山田の見せ場アップで更にギャグに磨きがかかりました。
なお、2016年には原作者・高津先生が、がはこ名義で自身のWEBサイト「うろんなページ」で掲載していたWEB版も『WWW.WORKING!!』のタイトルでアニメ化。
こちらは、第1期〜第3期に登場した「ワグナリア」の姉妹店を舞台にしています。

山田も登場! 第3期『WORKING!!!』のキャラクタートレーラー

【ファンの声】
「やっぱり2期は山田です! 相変わらず皿も割りまくりでウザ絡みで、胡散臭いのに、かわいくて憎めない。どんどん『WORKING’!!』に欠かせない存在になっていくキャラです。他のキャラも個性が渋滞しまくってて、とにかく笑わせてくれます」

「ぽぷらの“ちっちゃくないよ!”の声懐かしすぎる!!!」

僕は友達が少ない

原作:平坂読(MF文庫J『僕は友達が少ない』/メディアファクトリー刊)
原作イラスト:ブリキ
監督:斎藤久
脚本:浦畑達彦
キャラクターデザイン:渡邊義弘
アニメーション制作:AIC Build
キャスト:木村良平、井上麻里奈、伊藤かな恵、山本希望、福圓美里、花澤香菜、井口裕香
『僕は友達が少ない(略称:はがない)』は、平坂読氏&ブリキ氏のタッグが「MF文庫J」で刊行していた同名ノベルシリーズを原作とするTVアニメシリーズの第1期。ヤンキーだと誤解され周囲に避けられている男子高校生・羽瀬川小鷹(はせがわ・こだか/CV・木村良平さん)が、“友達を作ること”を目標に掲げる部活動「隣人部」に集まる残念な美少女たちと繰り広げる青春ラブコメです。
なつかしポイント
『はがない』といえば、最近では少なくなってしまったジャンル“学園ハーレムラブコメ”の人気作。隣人部という特殊な空間で、自分以外に親しい相手がいない美少女たちに囲まれて楽しく部活動......という、現実の学校生活ではありえない羨ましい設定・ヒロイン・シチュエーションの数々が、“10年前のあの頃のアニメ”というノスタルジーを感じさせます。

中性的な雰囲気を持つ美人ながら、いつも不機嫌そうで友達ができず、代わりに“エア友達”と会話したりするクラスメイト・三日月夜空(みかづき・よぞら/CV・井上麻里奈さん)、金髪碧眼の巨乳美少女で男子人気は高いが、高慢な性格のため女子からは嫌われており、一方でギャルゲーを愛する面を持つ柏崎星奈(かしわざき・せな/CV・伊藤かな恵さん)などなど、10年という節目に、当時大人気だった“残念系”ヒロインたちの魅力を振り返ってみてはいかがでしょう。
【ファンの声】
「金髪ツンデレ美少女が好きになったきっかけ、、柏崎星奈ちゃん!」

「夜空と星奈のダブルヒロインがどちらも残念美少女なのがいい!! 人間的にちょっと“アレ”な人たちが友達を作りたくて必死になる姿が、ただのラブコメで終わらない魅力というか、哀愁を感じる。もう一回観たい」

未来日記

原作・構成協力:えすのサカエ(少年エース連載/角川コミックス・エース刊)
監督:細田直人
シリーズ構成:高山カツヒコ
キャラクターデザイン:平山英嗣
アニメーション制作:アスリード
キャスト:富樫美鈴、村田知沙、土門仁、田中正彦、真田アサミ、仙台エリ、関智一、桑谷夏子、今野宏美、相沢舞、平松広和、土師孝也、川原慶久、石田彰、松岡由貴、ゆかな、白石稔、若本規夫、本田愛美
えすのサカエ氏が『月刊少年エース』にて連載していた同名コミックを原作としたアクションサスペンスアニメです。「未来の出来事が書かれた携帯日記=未来日記」を所有する“未来予知能力者”たちの、“神”の座をかけた殺人ゲームに巻き込まれた中学生・天野雪輝(あまの・ゆきてる/CV・富樫美鈴さん)を主人公に、予知能力を駆使したサバイバルが繰り広げられます。
なつかしポイント
本作は、いわゆる能力者同士のデスゲーム。参加者は、それぞれ違う特徴の“未来予知”を持つ12人です。その中できわ立つのが、ヒロイン・我妻由乃(がさい・ゆの/CV・村田知沙さん)の存在感。

彼女も「未来日記」を持つゲーム参加者であり、学校中の憧れの美少女ながら、実は主人公・天野雪輝を病的に愛する“ヤンデレ”。雪輝のためなら自身の命を投げ出すことも、人を殺すことも厭わない……当時、その一途で狂った愛に魅了された人も少なくなく、今なお“ヤンデレ”ヒロイン史にさん然と輝いています。

『未来日記』OPテーマ 妖精帝國『空想メソロギヰ』

【ファンの声】
「伝説すぎるヤンデレヒロイン、我妻さん登場からもう10年ですか……冷静に考えたらヤバい人だけど、ユッキーのために命がけで戦うし、しかも圧倒的に強いし、ヒロインとして圧倒的な存在感だったと思います」

「最近イカゲームが話題ですが、日本はだいぶ前から面白いデスゲーム作品がたくさんあるなと。未来日記もキャラ設定、伏線、終盤の大どんでん返しと本当にストーリーが秀逸で、一気見してしまう面白さでした」

ちはやふる

原作:末次由紀(講談社「BE・LOVE」連載)
監督:浅香守生
シリーズ構成:高山直也
キャラクターデザイン:濱田邦彦
アニメーション制作:マッドハウス
キャスト:瀬戸麻沙美、細谷佳正、寺崎裕香、宮野真守、高垣彩陽、茅野愛衣、奈良徹、代永翼
末次由紀先生が女性向けマンガ雑誌『BE・LOVE』にて連載中の“競技かるた”コミックを原作とするTVアニメシリーズの第1期。小学6年生の主人公・綾瀬千早(あやせ・ちはや/CV・瀬戸麻沙美さん)が、競技かるたの名人を目指す転校生・綿谷新(わたや・あらた/CV・細谷佳正さん)と出会ったことをきっかけに、幼なじみ・真島太一(ましま・たいち/CV・宮野真守さん)も巻き込んで、かるたの道に進んでいく物語です。
なつかしポイント
原作コミックは、『第2回マンガ大賞』『第35回講談社漫画賞少女部門』受賞、『このマンガがすごい!』オンナ編1位、『第16回手塚治虫文化賞マンガ大賞』最終候補作などに輝き、広瀬すずさん主演で実写映画化も果たした大ヒット作。

“文化系”のイメージが強い競技かるたですが、その“熱さ”を内包する作品性や競技シーンの躍動感から「熱血青春スポ根マンガ」とも評されます。アニメ版で動きと音が加わったことで、より迫力とスピード感あふれる競技シーンに仕上がっています。
また、アニメ第1期では小学生編と高校1年生編が描かれており、競技シーンだけでなく、かるたへの情熱や仲間との友情、そしてかるたの邪魔にならない程度の恋、などの感情の描写も秀逸です。

(左から)真島太一、綿谷新

【ファンの声】
「新役の、細谷佳正さんの、声が、とても、とても、良いのです……(語彙力が)! 口数は少ないけど、遠く離れた場所で千早たちのことを思い続けてるアツい男なんです!」

「ちはやへの思いを伝えられずに、それでも健気に彼女を支え続けてる太一がもどかしすぎて、めっちゃキュンキュンさせられます!!!! 原作も今クライマックスなのでこの先も楽しみです」

Fate/Zero

原作:虚淵玄(ニトロプラス) / TYPE-MOON
監督:あおきえい
キャラクター原案:武内崇
キャラクターデザイン:須藤友徳、碇谷敦
音楽:梶浦由記
アニメーション制作:ufotable
キャスト:小山力也、川澄綾子、大原さやか、速水奨、関智一、中田譲治、阿部彬名、山崎たくみ、緑川光、浪川大輔、大塚明夫、石田彰、鶴岡聡、新垣樽助、置鮎龍太郎
2004年リリースのパソコン向け伝奇活劇ビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』を皮切りに、現在まで様々なメディアミックス展開で人気を博す『Fate』シリーズのアニメ第3作目。虚淵玄氏が執筆した同名小説を原作に、奇跡を叶える“聖杯”を巡って7人の魔術師(マスター)と7人の英霊(サーヴァント)が戦った“第四次聖杯戦争”を描いています。
なつかしポイント
いまや日本を代表する大ヒットコンテンツのひとつにまで成長した『Fate』。アニメシリーズ第1作目は2006年放送の『Fate/stay night』、第2作目は2010年公開の劇場版『Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』、そして第3作目が2011年放送の『Fate/Zero』です。(※TYPE-MOON10周年記念OVA『Carnival Phantasm』を除く)

本作で描かれるのは、『Fate/stay night』では断片的にしか語られなかった、10年前の冬木市で起きた“第四次聖杯戦争”の真実。衛宮士郎の養父・衛宮切嗣(えみや・きりつぐ/CV・小山力也さん)、遠坂凛の父・遠坂時臣(とおさか・ときおみ/CV・速水奨さん)、そして若き日の言峰綺礼(ことみね・きれい/CV・中田譲治さん)ら、『Fate/stay night』の主人公たちの前の世代が繰り広げた戦いの真相が明かされます。

同年放送の『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本で話題を呼んだライター・虚淵氏による容赦なく重く暗いシナリオ、近年『鬼滅の刃』などでますます注目度を高めるスタジオ・ufotableによるハイクオリティな映像など高い完成度を誇り、放送から10年経った今なおシリーズの中で1番に挙げるファンも少なくありません。

また、本作は『Fate/stay night』『〜 Unlimited Blade Works』『〜 Heaven's Feel』の前日譚にあたるため、今からこれらを鑑賞するのであれば、時系列で最初になる『Zero』から手をつけるのもオススメです。

『Fate/Zero』OPテーマ LiSA『oath sign』

【ファンの声】
「マスターとして頼りないウェイバーくんがライダーの人間性に影響されてたくましく成長していく2人の絆の尊さよ……。終盤、ライダーとアーチャーの決闘もほんと神シーンすぎて泣けるので全力で薦めたいです!!!」

「ufotableの神作画は10年前から変わってない! 戦闘シーンでも一切乱れない映像美をぜひ体験してほしい」

「セリフ一つ一つに重みがあって、歴史小説を読んでるような骨太な物語は虚淵さんならではです。すべてのマスターと英霊に濃い人間ドラマがあって、もう全員主人公でいいじゃんて感じだし、私の中では今でもFateシリーズのベストです!」
今回もラブコメからファンタジー、サスペンスなど多彩な“なつかし作品”が選ばれましたが、皆さん思い出深い一作はありましたでしょうか? 他にも『Persona4 the ANIMATION』や『HUNTER×HUNTER』(2011年版)、『映画けいおん!』などの名作が挙がりました。秋の夜長にぜひ、過去の神アニメを堪能してみてください!
この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(10月29日掲載)

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