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【クラナド、Free!】“神アニメ”しかない…「京都アニメーション」の激推ししたい一作は?【#ファンに聞いてみた】

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(9月17日掲載)

いつもアニメファンの心に残る名作を生み出している「京都アニメーション」(以下、京アニ)。繊細で美しい作画や魅力的なキャラクター、感動を呼び起こす丁寧な演出など、質の高さは折り紙付きで、多くの名作を世に送り出してきました。今回は、『劇場版 Free!-the Final Stroke-』の前編が9月17日に公開されることを記念し、京アニの作品で最も推したい作品をアンケート。“神アニメ”ぞろいの作品群から1位に輝いた作品は果たして……。

※物語の内容に触れる描写がありますのでご注意ください
※ORICON NEWS公式Twitterアカウントにて実施 総票数:239

記事制作/オリコンNewS

5位(10票)【CLANNAD-クラナド-】

放送:『CLANNAD-クラナド-』(第1期)2007年10月〜2008年3月、『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』(第2期)2008年10月〜2009年3月
原作:Key/ビジュアルアーツ
監督:石原立也
シリーズ構成:志茂文彦
キャラクターデザイン:池田和美
原作はゲームブランドのKeyが制作した恋愛アドベンチャーゲーム。主人公の岡崎朋也(おかざき・ともや/CV・中村悠一さん)とメインヒロインの古河渚(ふるかわ・なぎさ/CV・中原麻衣さん)を中心に、登場人物たちの高校時代から卒業後の就職、結婚、育児まで、めくるめく人生の転機が描かれた群像劇となっています。
京アニでは『Kanon』『AIR』など、“泣きゲー”として有名なKeyのタイトルを複数アニメ化しており、中でも号泣必至と名高いのがこの『CLANNAD』。かつてネット上で“CLANNADは人生”というコピペも生まれましたが、登場人物たちがさまざまなライフステージに翻弄され、家族・友人という存在の尊さに救われていくストーリーは、誰しも共感できるポイントがあるはず。番外編などを含むと全50話近い長大な作品ですが、ぜひ、高校卒業後を描いた第2期『〜AFTER STORY〜』の劇的な人間ドラマを体験し、存分に涙してほしいと思います。
【ファンの声】

「『AFTER STORY』は(大げさでなく)涙腺が破壊されたかもレベルで泣きました。つらい過去を乗り越えて自分の家族と向き合おうとする朋也の姿に自分も勇気づけられました。観ればわかる、CLANNADは人生」

「恋愛だけかと思いきや、姉妹愛、親子愛、人の生死など人生を感じさせる。また、ギャグパートも秀逸で、春原は本当にいいキャラをしていた」

4位(12票)【響け!ユーフォニアム】

放送:第1期・2015年4月〜7月、第2期・2016年10月〜12月
原作:武田綾乃
キャラクター原案:アサダニッキ
監督:石原立也
シリーズ構成:花田十輝
キャラクターデザイン:池田晶子
武田綾乃さんの小説シリーズを原作に、高校吹奏楽部の部員たちの青春を描く作品。かつて強豪校だったものの近年は成績が低迷していた北宇治高校吹奏楽部が、若き新任顧問のもとコンクールの全国大会出場を目指し奮闘していきます。
主人公の黄前久美子(おうまえ・くみこ/CV・黒沢ともよさん)や顧問の滝昇(たき・のぼる/CV・櫻井孝宏さん)など、個性強めなキャラクターたちが衝突しあう人間模様はハラハラの連続ですが、その中で絆を深め、部員たちが一つの楽器のように共鳴しあっていきます。また、吹奏楽部のあるあるを詰め込んだリアルな描写も必見。楽器の造形のディテールはもちろん、ブレス(息継ぎ)や指使いまで実際の演奏を可能な限り再現した作画には、京アニならではの“匠の技”を感じずにはいられません。

『響け!ユーフォニアム』第1期OP曲『DREAM SOLISTER』(TRUE)MV

【ファンの声】

「久美子、麗奈、緑輝、葉月の4人の友情という言葉だけじゃ言い表せない関係に憧れます。高校生のキラキラした青春や、葛藤を体験したことは無いはずなのに、この作品のリアルすぎる表現は見ていて思わず感情移入してしまいます」

「滝先生のツン!なところ!! これです!」

「部活やってた人なら絶対感動するし胸が熱くなると思う! 合奏のシーンは圧巻!!」

3位(16票)【氷菓】

放送:2012年4月〜9月
原作・構成協力:米澤穂信
監督:武本康弘
シリーズ構成:賀東招二
キャラクター原案・デザイン:西屋太志
米澤穂信さんの推理小説『<古典部>シリーズ』が原作。何事にも関わろうとせず「省エネ主義」で生きる高校1年生・折木奉太郎(おれき・ほうたろう/CV・中村悠一さん)は、姉の勧めで“古典部”に入部。そこで出会った豪農の令嬢・千反田える(ちたんだ・える/CV・佐藤聡美さん)は、失踪した伯父が絡む「一身上の都合」で古典部に入部しており、奉太郎を謎の解決へと引き込んでいく、というストーリーです。

無気力・無関心を極める奉太郎と、「私、気になります!」が口癖で好奇心に満ちたえる。奉太郎はえると出会ったことで謎の解決に優れた推理力を発揮し、少しずつ他者に心を開いていきます。飛騨高山を舞台にしており、静かで凛とした町並みや自然が、奉太郎たち登場人物の心情を繊細に浮かび上がらせます。淡々と描かれるストーリーなのになぜか引き込まれてしまう、京アニの丁寧な演出力が光った名作といえるでしょう。
【ファンの声】

「最終話の桜の作画がとにかく綺麗で感動したし、えるたそがとにかく可愛い! ストーリーも大好きです!」

「間もなく放映から10年が経過しようとしているが、なお第一級と言える美しい作画。描くのは苦味のある人間模様。それでもなお輝く青春が眩しい」

2位(56票)【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】

放送:2018年1月〜4月
原作:暁佳奈
監督:石立太一
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:高瀬亜貴子
暁佳奈さんの小説が原作のファンタジー群像劇。かつて「武器」として扱われ戦場で戦うことしか知らなかった少女、ヴァイオレット・エヴァーガーデン(CV・石川由依さん)。戦争で両手を失い義手となった彼女は戦後、手紙の代筆を担う“自動手記人形”として働き始める、という物語です。
「『愛してる』を、知りたいのです」というヴァイオレットの言葉に象徴されるように、戦いだけが生きる意味だった彼女が、“手紙を書くこと”を通じ愛情の何たるかを知っていく感動作。基本的に1話完結ですが、回を追うごとに人の温もりを知り変化していくヴァイオレットの表情や、出会う人と心を通わせていくさまが涙を誘います。戦場で生き別れた恩人・ギルベルト少佐(CV・浪川大輔さん)の消息を追う『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2020年9月公開)もセットで観賞することでより感動が深まります。
【ファンの声】

「ただ“感動”できる、“泣ける”だけではありません。“感動できるとはどういうことか”“人はどういうときに泣くのか”という深いところから感動できる、その経験によって人の生き方を変えてしまうような作品です」

「主人公の成長表現が素晴らしい! 原作の小説を活かしつつ、原作には書かれていないシーンがまたキャラそれぞれの良さを活かす構成になっている。映像もキャラクターの表情ばかりでなく、手や足の動作だけの絵で感情の揺れ動きを表現していてとても素晴らしい作品です。何度見ても泣けます!」

「これを超える作品にこの先の人生で出会えないと思うぐらい思い入れのある作品。とにかく美しいです……」

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』OP曲『Sincerely』(TRUE)MV

1位(98票)【Free!】

放送:『Free!』(第1期)2013年7月〜9月、『Free!-Eternal Summer-』(第2期)2014年7月〜9月、『Free!-Dive to the Future-』(第3期)2018年7月〜9月
原作(原案):おおじこうじ
監督:内海紘子(第1期・第2期)、河浪栄作(第3期)
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン:西屋太志
おおじこうじさんの小説『ハイ☆スピード!』を原案に、高校の男子水泳部を舞台に描かれる青春ストーリー。TVアニメが第3期まで放送され、劇場版もすでに4作が公開、さらに9月17日からは最終章が封切りを迎えるなど、京アニ作品の中でも最大規模でシリーズ展開されてきた人気作です。
中学時代のある出来事をきっかけに水泳から遠ざかっていた主人公の七瀬遙(ななせ・はるか/CV・島崎信長さん)は、高校生になり小学生時代のスイミングクラブの仲間たちと岩鳶(いわとび)高校水泳部を創部。同じスイミングクラブの旧友で、遙たちと再会を果たすも様変わりしていた松岡凛(まつおか・りん/CV・宮野真守さん)や、他校のライバルたちを巻き込みながら、全国大会、そして世界の舞台を目指していきます。登場人物一人ひとりのキャラクターや関係性の作り込み方、京アニならではの「水」の作画が生み出す美しいスイムシーンなど、王道のスポーツ青春ものを唯一無二の水準にまで昇華させています。
【ファンの声】

「遥が【ここで泳ぎ続けたい】ともう一度水泳に向き合うシーンが一番心に残っていて、推しポイントです!」

「七瀬遙を中心にそれぞれのキャラの葛藤や仲間同士のすれ違い、自分たちの変化の戸惑いなど私たち視聴者も起こり得る事や考え方、それらを突破していく彼らの眩しさにいつも目を惹かれます。私は山崎宗介君が大好きなのですが、彼が肩を痛めてるのを隠して幼なじみの凛ちゃんとのレースを優先し、凛ちゃんがそれを許容してくれているそんな二人の関係に青春を感じました」
「一緒に青春が味わうことができ、あの頃の年代にしか感じない気持ちや、心の変化、仲間、自分自身との関わり方が具体的に繊細に描かれていて、自分も一緒に成長した作品です! またなんといっても美しい水の表現そして筋肉。水の中で動くものを描くということが難しいと言われていたものが京アニさんによって見事にしなやかに描かれていて、テレビアニメにも関わらず映画のクオリティで描かれていて、本当に圧倒されます」

「青春・仲間・夢 本当に全てが詰め込まれた作品 この作品に出会えて良かったと心から思います」
ほかにも、『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』といった大ヒット作品から、『ツルネ -風舞高校弓道部-』など比較的最近の作品まで幅広い作品の名前が挙がりました。コメントに目を通すと、どの作品も作画を中心とした京アニの丁寧な仕事ぶりに、ファンが絶大な信頼を寄せていることがよく分かります。世界中のアニメファンの情熱を背負い、これからも感動を呼ぶ名作を多く生み出してくれることを期待したいと思います。
この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(9月17日掲載)

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