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「余命2週間」宣告された腎臓病の猫、「膝の上が大好きだった」あの子の“場所”は今も空いたまま
開発段階の治療薬、猫を腎臓病から救うために必要なこと
治療薬が開発段階の現状では、猫が腎臓病にかかってしまえば、サプリメントや薬、点滴などの治療を施しても延命できるだけで、最終的に治る見込みはない。では、腎臓病を予防するためにはどうしたらいいのだろうか?
「やはり、いいフードを食べさせてあげることが一つの予防法です。あとは、少なくとも年に1回は健康診断を受けさせること。腎臓病の進行を遅らせる薬はあるので、少しでも腎臓が悪くなっていたら薬を飲ませます。とにかく、手遅れになる前に早期発見することが非常に重要です」。
10月8日、余命2週間と言われたあげおは、息を引き取った。宣告を受けてから約3週間、がんばった。我慢強く、おっとりしていて、膝の上に乗ることが大好きだったあげお。一緒に腎不全と闘った『ねこけん』メンバーに見送られ、眠るように虹の橋へと旅立っていったという。
あげおのために空けていた膝の上は、今も空いたまま。治療薬の早期完成を望むばかりである。
(文:今 泉)
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