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「子猫にはミラクルがある」長く生きられないと言われた保護猫、9等身モデル体型イケメンに仰天チェンジ

 子猫はとても可愛らしいものだが、同時にとても小さく、弱々しく見える。子猫を飼い始めたものの、病気にならないか、元気に育ってくれるのか、ヤキモキした飼い主も多いだろう。NPO法人『ねこけん』によって保護された子猫・強駿丸(きょうしゅんまる)も、一時は生死の境をさまよった。だが、獣医師から告げられたのは「子猫にはミラクルがある」との言葉。それを信じた『ねこけん』表理事・溝上奈緒子氏の奮闘とは?

心臓と肺に異常のあった子猫、手術もできず「長く生きられない」

  • (写真:ねこけんブログより)

    鼻をピンクにして息苦しそう(写真:ねこけんブログより)

 とある家の庭で生まれた5匹の子猫。そのうち1匹は保護した家主が家族として迎え入れ、残りの4兄妹が『ねこけん』へやってきた。全員、子猫らしい好奇心旺盛な目をぱちくりさせ、抜群の可愛らしさを持っている。その中の1匹、茶白の子猫・強駿丸は、すぐに新たな家族も決まり、早くも『ねこけん』を旅立っていった。だが、しばらくして「呼吸がおかしい」との連絡を受け、見に行った溝上氏は強駿丸の様子に不安を覚える。心臓に、異常があるかもしれない…。

 早速、動物病院で診察してもらうと、心臓に異常が見られ、肺にも水が溜まっているとのこと。病名は、僧帽弁狭窄症による肺水腫だった。心臓専門の病院に連れて行っても、結果は同じだった。

 「心臓の弁膜が癒着してしまっていたため、血が逆流しているような状態となり、心臓が正常な動きをしていなかったんです。そのとき、『この子は長くは生きられない』と、はっきりと言われました」と振り返る溝上氏。

 これからどんな症状に見舞われるのか? 手術はできないのか? このままの状態では、成長して大きくなればなるほど、呼吸が苦しくなっていく。そもそも、猫の僧帽弁狭窄症は手術の症例がない。犬の症例はあるものの、猫で僧帽弁狭窄症の手術をできる獣医師がいるのかどうかもわからない。いずれにせよ、長くは生きられないだろうと説明された。

獣医師に言葉に励まされ、始まった闘病生活

  • 酸素室に入った強駿丸(写真:ねこけんブログより)

    酸素室に入った強駿丸(写真:ねこけんブログより)

 しかし、そうそう簡単に諦めるわけにはいかない。溝上氏は「心臓に強い先生たちの意見を聞くため、サードオピニオンまで受けました。でも、返ってくるのは芳しくない回答ばかりで…」と声を潜める。第一、強駿丸はまだ子猫。こんな小さな体では手術にも耐えられない。海外では安楽死を視野に入れることもある、とまで言われた。「少なくとも体重が2キロ以上ないと手術はできません。結局、手術をしてリスクを取るよりも、最後まで普通に過ごさせてあげたほうがいいよというアドバイスをいただきました」。

 呼吸は荒くなるものの、元気も食欲もある強駿丸。諦められない、希望は捨てたくない。しかし、強駿丸の小さな心臓はさらに肥大化していき、厳しい現実を突きつけられる。そんな中、心の支えになったのが『ねこけん』でいつもお世話になる獣医師の言葉だった。

 「子猫さんにはミラクルがありますから」

 その言葉にほんのわずかな希望を見い出し、強駿丸は『ねこけん』メンバーの家へ移動。24時間体制のケア生活が始まった。

体重5キロまで成長、ミラクル起こした強駿丸「希望は捨てないで」

  • 大きく成長した強駿丸(写真:ねこけんブログより)

    大きく成長した強駿丸(写真:ねこけんブログより)

 「確かに、子猫のミラクルってあるんです。もう無理だっていう状態から元気になった例をこれまで何度も見てきました。大人の猫だったら100%亡くなっているだろうというところから、助かった子猫はたくさんいます。子猫って、すごく不思議な存在なんですよね」。

 治る見込みも、手術することもできないと言われ、長く生きられないだろうと宣告を受けていた強駿丸。苦しそうに呼吸をし、酸素室に入れられ、呼吸が楽になると外に出て遊ぼうとする。「まずは強駿丸の体重が2キロに増えるまでがんばろうと、目標を定めました」。

 メンバー宅で愛情をたっぷり受け、毎日の投薬や点滴を受け、仲間の猫たちと過ごした。すると、いつの間にか酸素室を出て、家の中を動き回り、おいしそうにご飯を食べる強駿丸。キャットタワーにも登れるようになり、弱々しかった表情も見る影もなくなっていく。そして、体重は目標の2キロに到達。呼吸が苦しそうになるときはあるものの、「長く生きられない」と言われた強駿丸は、着々と成長していた。まさに、“子猫のミラクル”が起きていたのだ。

 「今では普通の猫と同じように成長し、体重も5キロまで増えちゃって(笑)。以前、診ていただいた先生にも、とても驚かれました。体が大きくなった分だけ心臓も大きくなったため、もしかしたら少し血の流れが良くなったのかもしれないとおっしゃっていました」。

 長くは生きられないかもしれず、里親の募集もかけなかった強駿丸は、いま仲間の猫や犬たちとゆったりとした生活を過ごしている。僧帽弁狭窄症が治ったわけではないが、死を待つことしかできなかった強駿丸は“子猫のミラクル”を起こし、元気いっぱいに生きている。

 「子猫の飼い主さんは、不安もあると思います。病気があったとしても、強駿丸のようなミラクルが起こることもある。希望は捨てないでほしいです」。

■NPO法人『ねこけん』(外部サイト)

■『ねこけん』オフィシャルブログ(外部サイト)

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