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黒木華の一番好きな作品は? ”演技ではないような演技”“さりげなく溢れる滋味”が魅力【#ファンに聞いてみた】

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
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黒木華

フジテレビ系月9ドラマ『イチケイのカラス』に出演中の女優の黒木華さん。3月19日に発表された「第44回日本アカデミー賞」では映画『浅田家!』で3度目の最優秀助演女優賞を受賞し、日本のドラマ・映画界になくてはならない存在となっています。今回は黒木さん出演のオススメ作品をファンの方にアンケートし、5作品をピックアップ。さりげない演技でも深い感動を与える、黒木さんの魅力が味わえる作品をこの機会にぜひチェックしてみてください。

※物語の内容に触れる描写がありますのでご注意ください
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【日々是好日(にちにちこれこうじつ)】典子(のりこ)

・2018年10月公開映画
・監督:大森立嗣
・原作:『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ-』(森下典子/新潮社)

「本当にやりたいこと」を見つけられず大学生活を送っていた20歳の典子(黒木さん)は、親から茶道を勧められ、流されるままに、“タダモノじゃない”と評判の先生・武田先生(樹木希林さん)に茶道を習い始めます。それから20数年、就職、失恋、大切な人の死などを経験しながら、典子が“お茶”を通して人生の大切なことに気づいていくヒューマンドラマです。
映画公開の直前に亡くなった樹木希林さんの遺作にもなったメモリアルな作品。黒木さんが演じた典子は真面目で理屈っぽくて、自分のなすべきことに答えを見いだせず、そこはかとない“モヤモヤ”と葛藤を抱える役柄でした。就職での挫折や、一緒にお茶を始めたいとこ・美智子(多部未華子さん)の結婚、身近な人の死……。波風が避けられない人生と、毎週土曜に繰り返す茶室での静かなお稽古で育まれる典子の心が、“お点前”のように丁寧に表現されていきます。20歳から45歳までという年月を演じきったからこそ、深く沁みわたる感動が味わえる一作です。
【ファンの声】

「静かな佇まいの中に突き動かされる衝動を演じるのがものすごくうまい方だと思います。黒木華さんのは演技ではないように思えるのです。ピュアさもいい。気取ってないところもいい。親しみやすいようで手が届かない令和の美人さん。いくらでも推しコメント書ける。大大大好きです」

【天皇の料理番】高浜俊子(たかはま・としこ)

・2015年4月期TBS系ドラマ
・原作:『天皇の料理番』(杉森久英/読売新聞社)

1979年に出版された小説が原作で、過去3回TVドラマ化されている作品。宮内省大膳職司厨長(料理長)を務めた秋山徳蔵氏の経歴をもとに、少年があるきっかけから料理に目覚め、料理人として大成する過程を描いています。2015年版ドラマでは、佐藤健さんが「篤蔵(とくぞう)」役で主演し、黒木さんはその妻・俊子を演じました。

明治・大正・昭和と激動の時代に生きた篤蔵が、料理人として在り続ける原動力が俊子という存在でした。夢を追う篤蔵を思い、一度は離縁しながら再び結ばれるまでの紆余曲折や、関東大震災後や病に倒れながらも子どもたちに助言を授け、死に備える姿。篤蔵を支えるだけではなく、篤蔵も俊子の強さに感銘を受け人生を動かされていく。黒木さんが演じたそんな女性像に何度も涙させられる作品でした。
【ファンの声】

「言わずと知れた佐藤健さんの奥様役です。本当に好きなドラマでした。宮中晩餐の御大礼を無事にこなした篤蔵に兄の訃報が届き、橋下で佇む彼のプロポーズに『篤蔵さんより長生きします。そやから安堵してください。』と返事を返しました。篤蔵役の佐藤健が涙をこらえてそっぽを向くのですが……心を打つ返事でした」

【重版出来!(じゅうはんしゅったい)】黒沢心(くろさわ・こころ)

・2016年4月期TBS系ドラマ
・原作:『重版出来!』(松田奈緒子/小学館)

コミック誌の編集部を舞台にしたお仕事ドラマ。黒木さんが演じた主人公の黒沢心は、女子柔道の元オリンピック強化選手だったが、ケガで選手生命を絶たれ出版社に就職した異色の経歴の持ち主。子どもの頃、柔道を扱った漫画が競技を始めるきっかけになった経験から、自分も読者に“何か”を与える漫画を世に送り出したいと熱意をもつ前向きなキャラクターでした。
それまで『母と暮せば』『天皇の料理番』など古風な時代の女性を演じて話題になることが多かった黒木さんですが、この作品ではハキハキとしゃべる“体育会系”の新入社員という新境地に挑戦。キラキラとした明快な役作りで、お仕事ドラマならではの周囲を巻き込み“アツい”展開を作る存在感を見せた、黒木さんの新しい魅力が満載の一作です。
【ファンの声】

「本当に良質なドラマで、今でも最終話は元気がなくなった時に観ています。もう何回位、鑑賞したのか数え切れません。何事にも前向きに取り組む心さんを演じて、編集者として前進していく姿を見せてくれました。共演のオダギリジョーさんや坂口健太郎くん、中川大志くん、滝藤賢一さんなど脇を固める俳優さんをキチンと立てながら演じられてきたのが印象的です」

【凪のお暇(なぎのおいとま)】大島凪(おおしま・なぎ)

・2019年7月期TBS系ドラマ
・原作:『凪のお暇』(コナリミサト/秋田書店)

“天然パーマ”の黒木さんのビジュアルが大きなインパクトを残したドラマ。黒木さんが演じた凪は、コンプレックスの天然パーマを毎日1時間かけてストレートヘアにし、同性を威嚇しないコンサバ女子コーデをまとい、空気を必死に読む真面目でおとなしいOL。そんな凪がある日、空気を読みすぎたストレスから過呼吸で倒れてしまい、人生のリセットを決意します。会社もSNSも辞め、これまでの人間関係を絶ち、天然パーマもそのままにして幸せになるための人生を模索していくストーリーです。
「空気は読むものじゃない、吸うもの」と人生をリセットし、確実に変貌していく凪の姿が共感と勇気をくれる作品。凪がこれまで何も言い返せなかった母親に反発し感情を露わにするシーンなど、黒木さんの振り幅ある演技が痛快です。また、中村倫也さん演じる“メンヘラ製造機”ことゴンさんや、高橋一生さん演じる元カレの我聞慎二など、凪を取り巻く残念な男たちも中毒的な魅力を放っており、大きな見どころと言えます。
【ファンの声】

「原作・ドラマ共に素晴らしく、周りの役者さん達ももちろんですが、とにかく凪ちゃんを自然体で演じてらしたので、私の中の凪ちゃんは黒木華さんしかいないです!!」

【浅田家!】川上若奈(かわかみ・わかな)

・2020年10月公開映画
・監督:中野量太
・原案:『浅田家』『アルバムのチカラ』(浅田政志/赤々舎)

3月19日に行われた「第44回日本アカデミー賞」で黒木さんが最優秀助演女優賞に輝いた作品。4人家族の次男坊として育ち、幼い頃から写真を撮ることが好きで、写真家になった浅田政志(あさだ・まさし/二宮和也さん)を主人公に、家族の「愛の絆」「過去と今」についてユーモアを交えながら“家族とは何か?”と問いかけるストーリー。黒木さんは政志の恋人・若菜役で出演しました。
主演の二宮さんとは映画『母と暮せば』(山田洋次監督/2015年公開)以来、2度目の恋人役を務めた黒木さん。奔放な政志を“幼なじみの恋人”として見守る役柄ですが、その姿は一切気負うことなく自然な距離感、かつ母親のような慈悲深さもにじませ、さりげなくも滋味あふれる黒木さんの真骨頂ともいうべき芝居が堪能できます。この表現は二宮さんとの信頼関係あってこそ醸し出せたものともいえるでしょう。
【ファンの声】

「『母と暮せば』で大人しい昭和の女性のイメージが強かったから、『浅田家!』の、強く優しい女性はインパクトがありました」

「主人公の政志を力強く支えながら、でも温かく優しい心持ちの女性をとてもうまく演じていたと思います」

「自分の理想の女性像になりました!」

「幼なじみの正志に対して積極的に攻めていく姿勢と気にしながらも見守る姿。華ちゃんの多彩な演技が作品を光らせた」
ドラマ『イチケイのカラス』ではエリート裁判官という役どころで、型破りな裁判官を演じる主演・竹野内豊さんと共演する黒木さん。どの作品でも、どこか身近で共感を呼ぶ役柄で愛されてきた黒木さんが、“堅物の裁判官”という新境地をどう演じてくれるか、期待が高まります。
この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
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