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(更新: ORICON NEWS

岡田健史の絵心を探る 自宅の一室をアトリエにして描く「アートの楽しみ」

話題を集めた『MIU404』の4連作 星野源&綾野剛から喜ばれ「励みになります」

――昨年の6月には、出演した連続ドラマ『MIU404』に出演する星野源さん、綾野剛さん、麻生久美子さん、橋本じゅんさんの肖像画を公開しました。大きな反響があったのではないでしょうか。
岡田健史(描きあげるのに)全部で20分もかかっていないと思いますが、橋本じゅんさんは喜んでくれて「健史、ちょうだいよ!」と言われたのでプレゼントしました。星野さんや綾野さんからも「ありがとう」とか「面白いね」と言っていただけましたね。勝手に描いただけなんですが(笑)。そういう一言は励みになります。

岡田さんが描いた橋本じゅんさん

――それ以降、さまざまな作品をアップしていますね。公開することで新たな気付きなどありましたか?
岡田健史最近面白いなと思ったのは、他の人に題名をつけてもらう、ということですね。一度、制作途中の段階で題名をつけてもらったのが、めちゃくちゃセンスがあったんです。これのためにやっているのかな?と思うぐらい面白かったですね。

岡田さんが描いた綾野剛さん

――ファンのみならず多くの方から反響があったと思います。
岡田健史以前からの知り合いの方が、僕が絵を描き始めてから「岡田くん、絵が好きなんだね」と話しかけてくれて、その人の新たな一面を知ることができました。その人が言っていたんですが「絵を描くことは頭にいい」と。確かに、そうなんです。

例えば、今ここにあるペットボトルについて考えてみるとして、絵の題材じゃなければ「6割ぐらい入っているな」とか「雫が内側についているな」「緑色だな」「賞味期限が書いてある」ぐらいにしか思いません。でも、絵を描くとなると、もっといろいろな視点で見ないと表現できないんです。僕の限られた画材の中だと、例えばマーカーだったら「この部分を、この明るさで描くと、それ以下の暗さは使えないな」とか、ちゃんと計算していかないと絵として成立しなくなる。

ただ描くだけならもちろん描けるんですが、よりよい作品にするなら、人やものにいろいろな視点を持たないといけない。その視点が生まれることがある種の学びになっていますし、役者の仕事のためにも良いことだと思っています。それに気づけて“絵を描くことはいいこと”と自分を肯定できました。

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