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松重豊の一番好きな作品は? まさかの“猫”から“ただ飯を食べる男”まで、魅せる「いぶし銀」【#ファンに聞いてみた】

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(1月22日掲載)

テレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズの完全新作『バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜』に出演中の松重豊さん。作品に独特のエッセンスを加えるバイプレイヤー(助演、脇役)として存在感を発揮し、近年では主演としても活躍の幅を広げています。今回はそんな松重さんが出演した「一番好きな作品」をテーマにアンケートを実施(※)。ファンの方から届いた熱いコメントとともにトップ5を紹介します。

※物語の内容に触れる描写がありますのでご注意ください
※ORICON NEWS公式Twitterアカウントにて実施 総票数:121

5位(5票)【きょうの猫村さん】猫村ねこ(ねこむら・ねこ)

・テレビ東京計ドラマ 2020年4月〜9月
・原作:漫画『きょうの猫村さん』(ほしよりこ/マガジンハウス)

松重さんが演じた猫村ねこは、自分を拾ってくれた飼い主・ぼっちゃんとの再会を果たすため、家政婦として働いてお金を貯めることを決意し、家政婦紹介所の門をたたきます。紹介所の長、村田の奥さんも家政婦志望の猫に戸惑いながら、その家事能力の高さを認め、犬神家へ家政婦として奉公させることに。緊張しながら向かった犬神家は、とてもお金持ちのようだが、何やら問題を抱えていて……、という物語です。
さまざまな役柄を演じてきた松重さんですが、さすがに猫役は初めての挑戦でした。しかし、意外にも猫のきぐるみ姿も、ファンにも受け入れられていたようです。松重さんは、「猫のリアリティは俳優の熱情で出せるものではないので、時代の空気を読み、いま猫がどんな風に世の中に愛されているのかを見ながら、自分の器の中にシュッと猫村さんを入れる、ただそれだけですね」と、猫を演じる思いを口にしていました。
【ファンの声】

「あの巨体にきぐるみ、という衝撃、そしてまさかの違和感があまりなかった。爪とぎしたりするシーンでは本気で笑った」

「心が休まる作品。時間の流れも忘れるぐらい見ちゃいました。あんなに背の高い松重さんがかわいい猫ちゃんにしか見えませんでした(笑)」

「最初に猫村さんの写真を見た時にあった違和感が初回でなくなった。(登場人物のなかで)猫村さんが1番、背が高いのも新しくて、それも面白かった」

4位(6票)【『バイプレイヤーズ』シリーズ】松重豊(まつしげ・ゆたか)

・テレビ東京系ドラマ 2017年1月期(〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜)、2018年2月期(〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜)、2020年1月期(〜名脇役の森の100日間〜)

松重さんのほか、大杉漣さん(享年66)など名バイプレイヤーが主演を務めるテレビ東京系ドラマシリーズです。2017年1月期に放送された第1シリーズ『バイプレイヤーズ〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』は、共同生活を送る“おじさんのテラスハウス”として話題を集めました。18年には、プライムタイムの連ドラとして『バイプレイヤーズ〜もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら〜』が放送されると、業界内視聴率は30%とも言われ、こちらも大きな人気となりました。
日本の映画・ドラマ界に欠かせない名脇役を本人役で出演させてスポットライトを当てるなど、新しいスタイルを築いた同ドラマ。主要キャストの中で松重さんは家事に長けていることなど新たな一面も見せています。

『バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜』予告

【ファンの声】

「松重さんのお母さんぶりが最高です」

「メンバー最年少ながら影のリーダー的な存在なのが良い」

「虚実の区別がつかないほどの演技力の高さと抜群のスタイルの良さに気付いた作品。エキストラ参加の機会があり、ドラマそのままに皆さんがずっと笑い合ってる姿を見て、益々ファンになりました」

3位(8票)【『深夜食堂』シリーズ】剣崎竜(けんざき・りゅう)

・TBS系ドラマ 2009年10月期(第1部)、2011年10月期(第2部)、2014年10月期(第3部)
・Netflixドラマ 2016年10月配信(第4部)、2019年10月配信(第5部)
・映画『深夜食堂』 2015年1月公開 映画『続・深夜食堂』 2016年11月公開
・原作:漫画『深夜食堂』(安倍夜郎/小学館)

深夜だけ営業する居酒屋“めしや”を舞台に、訪れる客の悲喜こもごもを描いた人気漫画の実写化です。めしやのマスターを小林薫さんが演じ、松重さんは、常連客である地回りヤクザの竜を演じました。

“竜ちゃん”は、見た目に反して、過去の思い出からタコの形をした赤いウインナー炒めをいつも好んで頼むなど、ギャップも必見です。

映画『深夜食堂』 予告編

【ファンの声】

「竜ちゃんのまねをして、赤いウインナーを買っちゃいました」

「見た目は凄く怖いヤクザなのに、根はとても優しいところ。めしやの常連のゲイバーのママ・小寿々さんとのシーンがとても好きです」

「ヤクザの竜ちゃんがとにかくカッコいい。ドラマ自体も良質な短編映画の趣があり、いつ観ても必ず泣けます」

2位(31票)【アンナチュラル】神倉保夫(かみくら・やすお)

・2018年1月期TBS系ドラマ

死因究明専門のスペシャリストが集まる研究所を舞台に、法医解剖医をはじめとするメンバーが「不自然死」に隠された真実を究明し、浮かび上がるさまざまな人間ドラマを描いていく作品です。松重さんは「不自然死究明研究所(UDIラボ)」の所長である神倉保夫を演じました。
忙しいメンバーの代わりにさまざまな雑用まで引き受けている所長という役どころ。公益財団法人であるUDIラボ(架空の機関)の財政は警察庁と厚労省からの補助金に準拠する部分が大きいため、いつ潰れてもおかしくないと常に危機感を持っていますが、自由すぎるメンバーたちには伝わらず、好き勝手されています。頼りなさそうに見えても、しっかり押さえるべきところは押さえる松重さんの演技にファンは魅了されました。
【ファンの声】

「所長頼りになるしカワイイし、白髪カッコイイしで萌えました」

「松重さんの魅力が全部詰まった役だと感じました。お茶汲みしたり、お説教したり、基本『お母さん』っぽい存在でありながら、いざという時は部下を全力で守るやり手上司。職場にこんなボスが居たら、毎日幸せでしょうね。神倉所長にトドメを刺されたのは、『毎朝娘のお弁当を作っている』という裏設定を知った時です。最高です。可愛いです。本当に可愛いです。願わくば、続編か劇場版でもう一度会いたいです」

「いつもはのんびりしてるけど皆をちゃんと見ていて、決めるところはしっかり決める所長がかっこいい」

1位(53票)【『孤独のグルメ』シリーズ】井之頭五郎(いのがしら・ごろう)

・テレビ東京系ドラマ 2012年1月期(Season1)、2012年10月期(Season2)、2013年7月期(Season3)、2014年7月期(Season4)、2015年10月期(Season5)、2016年1月1日(お正月スペシャル〜真冬の北海道・旭川出張編〜)、2016年8月3日(真夏の東北・宮城出張編)、2017年1月2日(2017お正月スペシャル〜井之頭五郎の長い一日〜)、2017年4月期(Season6)、2017年12月31日(大晦日スペシャル〜食べ納め!瀬戸内出張編〜)、2018年4月期(Season7)、2018年12月31日(大晦日スペシャル 京都・名古屋出張編 生放送でいただきます!)、2019年10月期(Season8)、2019年12月31日(2019大晦日スペシャル 緊急指令! 成田〜福岡〜釜山 弾丸出張編!)、2020年12月31日(2020 大晦日スペシャル〜俺の食事に密はない、孤独の花火大作戦!〜)

・原作:漫画『孤独のグルメ』(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー/扶桑社)

『孤独のグルメ Season7』予告編

個人で輸入雑貨商を営む男・井之頭五郎が、仕事の合間に立ち寄った店で食事をする様子を淡々と描くドラマです。作品に登場する店は全て実在し、ほとんどが大衆食堂のような気軽に入れる店であるのが大きな特徴。料理のうんちくを述べるのではなく、一人でひたすら食べるシーンと心理描写をつづり、ドキュメンタリーのように淡々とストーリーが流れていく異色ドラマで、松重さんが連続テレビドラマ初主演を果たした作品です。
今や松重さんを代表する作品となり、ファンからも圧倒的な支持を集めています。松重さん本人は「いまだにどこが面白いのかわからないんですけどね(笑)。ただ一人で飯食ってるだけなのに、なぜこんなに反響を頂けているのか腑に落ちてないです(笑)」と話します。それでも「始まる時はきっと黒歴史ドラマになると思っていたのに、あれで僕のバイプレイヤー人生が大きく変わったので、こんな感じでがらっと人生変わることもあるんだなーと。でも、それが人生ですよね」と『孤独のグルメ』への感謝の思いを口にしていました。人と集まって食事をする機会が制限される今のご時世にマッチしている部分も、人々の共感を得ています。
【ファンの声】

「主役である料理を引き立てるバイプレイヤー!! 無性に食べたくなるので、47都道府県を制覇してほしい」

「やはり松重さんといえば五郎さん。それまで強面のイメージの強かった松重さんのコミカルな一面を見られた代表作だから」

「今の時代だからこそ見るべき作品。孤独でも食事は楽しむことができる」


名バイプレイヤーと呼ばれるだけあり、『検察側の罪人』『HERO』『ソロモンの偽証』『麒麟の翼』『探偵はBARにいる』など数多くの作品に票が入りました。『バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜』でも、いぶし銀の演技を見せている松重さんから目が離せませんね!
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この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
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