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「惣菜は手抜き」論争に大手コンビニの見解は?「“手抜き”ではなく“手作り”感を追求」
外出自粛で1人あたりの店舗利用数1/3に それでも大打撃にならなかった理由
ここでさらにコロナ禍が、新たなベクトルを付与する。外出自粛により家で食事をする人が増え、リモートワークでの在宅、巣ごもり、家飲みが増えた。ネガティブ面から言えば、オフィス街などの人通りが減り、売上は減少。同社の統計では、客の多くは、1人あたり3店舗のコンビニを利用するという。オフィスでの中食を始め、会社や学校に出かける途中や帰り際、そして自宅の近所だ。しかし外出自粛により、利用する店舗は“自宅の近所”1店舗のみとなる構造変化が起きた。
「1つの店舗で様々な商品を一度に購入するお客様が増えたため、より組み合わせて購入しやすいように、お店のレイアウトも変更しました。例えば、惣菜売場の近くに酒類を移動し、惣菜をおつまみとして購入していただけるようにレイアウトを変更。商品の陳列に関しても、“プラス1品”として買われやすいカップデリシリーズは、目線の高さにある段に起き、目に留まりやすいように。店舗全体で“組み合わせ買い”しやすいレイアウトを整備したのです」
“惣菜は手抜き”論争に対する見解は?「我々の商品なら“手作り”感を出すことできる」
一切の妥協を許さぬ、たゆまぬ努力。社会環境への配慮や時代に合わせた柔軟な変化。“近くて便利”にこだわり続けるセブン‐イレブンは、今後も“手を抜くこと”はなさそうだ。
(文=衣輪晋一)
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