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一言がジワる“父のキャラ弁”「可愛いのは照れる。フタを開けたとき“苦笑い”してほしい」
照れから始まった“一言キャラ弁” 妻への愛夫弁当に「ビール買ってきてネ」
【takeshi】 はい、日帰りの家族旅行で子どもたちを喜ばせたくて作ったのが最初です。
――当初は“ちゃんとかわいい”キャラクター弁当だったそうですね。
【takeshi】 そうなんです。でも、どうも恥ずかしいというか、照れもあって、今のような一言キャラ弁になっていきました。初めて作った伝言キャラ弁は奥さんへのお弁当で、ハムの上に海苔で「ビール買ってきてネ」と伝言しました(笑)。
【takeshi】 現在は、奥さんが社食のある所に転職したので作っていないんですが、共働きでパートに出てもらっているので、以前は奥さんの分も作っていましたね。今は、長男と次女と、自分用の3人分を作っています。
――3人分も!もともと料理は得意だったんですか?
【takeshi】 両親が共働きということもあって、自然と覚えました。お弁当を作り始めてからは、卵焼きが上手く焼けるようになりました。あと餃子を焼くのは、家族に褒められます。一言キャラ弁は、始めた頃は色々と反応があったんですが、最近は見事にスルーされていますね(笑)。
制作に2〜3時間かかることも「料理というより図工」
【takeshi】 ブルゾンちえみさんの「このお弁当たべたくない?」です。「いいね」の数にびっくりしました。ブルゾンちえみさんの人気に乗っかった感じです。
――言葉のセレクトも秀逸でしたが、ブルゾンさんの表情も素晴らしかったお弁当ですね。ご家族のお気に入りはいかがでしょうか?
【takeshi】 娘に聞いたところ“日焼け注意”弁当だそうです。ゆで卵の日焼け具合、表情がウケたみたいです。自分としては色々ありますが…『逃げ恥』弁当シリーズの“今日はハグの日”弁当は気に入っていますね。毎週ドラマが放送される火曜日に楽しみながら作っていました。
【takeshi】 海苔アートは、プリントアウトした文字や写真を海苔の上に置いて、デザインナイフで紙ごと海苔を切り抜いているんです。それを薄焼き卵やスライスチーズの上にのせて。料理というより図工といった感じで作っていますね(笑)。中には3人分で2〜3時間かかるときもあって、やっぱり少し手間がかかるので、毎日は作っていません。普通のお弁当の日もあるんですよ。
――“一言キャラ弁”のメッセージやモチーフはどのように決めているんですか?
【takeshi】 その時々の子どもたちの好きなもの、学校行事や時事ネタ、父の思いですね(笑)。
――ズバリ、takeshiさんにとって“一言キャラ弁”とは?
【takeshi】 家族とのコミュニケーションの一つです。また、思い通りに出来た時はとてもうれしいので、自己満足ではありますが、息抜きにもなっています。これからもフタを開けたときに、思わず “苦笑い”しちゃうようなお弁当を作っていきたいですね。