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『仮面ライダー変身ベルト』が50年間“男子の憧れ”であり続けるワケ 開発陣に伝わる教訓「その武器で地球が救えるのか?」

変化とトレンドを取り入れる姿勢が進化につながる

 初代の大ヒットを皮切りに、その後も続々と誕生する仮面ライダーに合わせて「変身ベルト」を発売。光と回転だけだったギミックも、時代と共に進化していく。

「当初はベルトの中心に円盤があって、モーターで回って光るモデルが主でしたが、『仮面ライダーBLACK』(1987年)では、映像の変身シーンでテレビ画面がフラッシュのように連続的に白く点滅する演出を行い、その光をベルト側が受けて、自動で光って回るベルトを誕生させました。その翌年、『仮面ライダーBLACK RX』(1988年)では、腕輪をつけて変身ポーズをとる(腕を振る)と、電波送信により自動的にベルトが光って回るというギミックで、自分の動きにベルトが反応するという点が子どもたちにとても楽しまれたと聞いています」
 新作が作られなかった期間(1995年〜99年)を経て誕生した『仮面ライダークウガ』(2000年)以降は、進化の加速度が増し、革新的なシステムが取り入れられた。

「『クウガ』ではフォームチェンジと言って、ボタン操作によって一つのベルトで能力の違う4種のライダーに変身できる変身ベルトを発売しました。このときはまだ以前のライダーと同じ「光る・回る」変身ベルトだったのですが、その後ベルト玩具のギミックはどんどん新しい魅せ方に発展していきます。例えば『仮面ライダー龍騎』(2002年)では、「光る・回る」という変身ベルトの既成概念を破壊し、ベルトにカードデッキを差し込むことで変身、さらに異なるカードデッキによって、共通する一つのベルトで13人の仮面ライダーに変身できるという、全く新しいことに挑戦しました」

 『仮面ライダー555(ファイズ)』(2003年)では、携帯電話をモチーフにした変身ベルトを開発。時代の流行を取り入れると共に、その念頭にあったのは、「子どもが憧れるようなものを作ること」だったという。

「『555』では、携帯電話に変身コードを入力してセットすると、変身サウンドが鳴り響くというベルトを発売し、大ヒットしました。子どもが携帯電話を持つことがまだ無かった時代、背伸びして大人の使っている道具で変身するという趣向が子どもたちを夢中にさせたのだと思います。それ以降も、光る回るに関係なく、カードをスキャンして変身したり、SuicaやPASMOのようにタッチして変身したり、時代の流行や最先端を取り入れ、毎年、既成概念にとらわれずに、子どもたちが憧れて飛びつきたくなるような新たな取り組みに挑んできました」

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