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「もう“画伯”とは呼ばせない」SNSで話題、レベル1でもうまく描ける“イラスト虎の巻”

――“受講者”のなかには、絵が苦手で学校の美術の時間が苦痛だったという人も多いと思います。そういう人にも96こげさんの講座は届いているように思いますが、いかがですか?
96こげ日本の美術教育が何を目的としているか、私は知らないので何とも言えませんが、個人的には全員が「上手い・下手」という基準で描く必要はないと思います。成績をつけるためには何か基準が必要なので、学校側の対応も理解できます。ただ、美術の根本には「自己表現」があると思うので、性格も違う、好きなものも嫌いなものも違う人間を集めて「みんな同じ発想をしろ」「みんな同じ表現を好きになれ」というのはなかなか無理があると思います。

――確かにそうかもしれませんね。
96こげ好きなものを勝手に描いてもらって、描けなくて困っている部分があれば、簡単に表現できる方法をアドバイスするくらいが良いと思います。ただ、これだと個別指導になるのでやっぱり学校教育では難しい。「苦手なことはダメなことじゃないよ」と説明するのが一番良いのかもしれません。「描けないこと」は劣等感を感じるようなことでは無いです。身長の違いみたいなもので、個性の一つと捉える程度で良いと思います。別に描けなくても死ぬわけではないですからね。
――なるほど。では、苦手な方にアドバイスするとしたらなんと声をかけますか?
96こげ絵を描くのが苦手という人にアドバイスするとしたら、「絶対にお手本を見て描いてください」ですね。描くことに必要なのは想像力や発想力と言ったクリエイティブな能力だと思われがちですが、実際に動作としてやっていることは文字を書くのと同じだと思います。国語の授業を思い出してほしいのですが、新しい漢字を覚えるときは「なぞって書く」「見て書く」「見ないで書く」とやって、たくさんの漢字を覚えたはずです。絵が上手く描けない原因のほとんどは「見ないで描く」からです。覚えていないものをいくらイメージしても描けません。そして、ただ見ているだけじゃ覚えられません。漢字の書き取りと同じくらい、覚えるためには繰り返し描く必要があります。
――96こげさんの今後の抱負、目標は?
96こげ今後は「興味を持ってもらう講座」と「成長してもらう講座」の2つに分けてやっていきたいと思います。楽しくて続けていると、「もっと上手くなりたい」「もっと成長したい」と考えるのは自然な流れだと思うので、そういう人たちにアプローチして、「みんなが成長できる講座」を作っていきたいと考えています。

――それは、楽しみですね。
96こげ実際に添削企画をしたら、本当にたくさんの応募がありました。それだけみんなが「成長するための情報」を必要としていることだと思います。「みんなが成長できる講座」を作る過程でわたしにも予想外のメリットがありました。それは、講座のために調べて勉強しているとわたし自身も成長できるということです。あまりにも知らないことが多すぎて、調べるたびに驚きと発見の連続です。新しい情報、良い情報を知るとみんなに広めたくなって講座が描きたくなります。講座を続けることで「みんなも成長できて、わたしも成長できる」こんなうれしいサイクルはなかなか無いと思うので、今からとてもワクワクしています。

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