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片思いの幼馴染から”オカン”扱い…打破するため”疑似恋人”つかう漫画に”胸キュン”の声

 片思いの幼馴染についつい世話を焼いてしまい、オカン扱いされてしまう主人公が、俺様キャラの同級生から“疑似恋人”を提案をされる漫画『嘘にも恋がいる』が人気だ。読者からは、「キュン死する」「幼馴染を好きなのって、近すぎて気づかない、切ないな」などの声が上がっている。この作品について、作者の河井あぽろさんに聞いた。

“疑似恋人”がテーマ、もどかしい恋を描きたかった

 幼なじみの裕貴に思いを寄せる女子高生・夏芽と、ちょっと俺様の同級生のちかげが、“お互いが好きな人を振り向かせる”ために恋人のフリをする。王道の展開ながら丁寧に描かれた青春ラブストーリーに「まさに少女マンガって感じの話、だがしかしそれがいい!」「キュンキュンした、若いころに戻りて―」と反響を呼んでいる。

――『嘘にも恋がいる』ですが、読者からたくさんの反響を受けていかがですか?

河井あぽろさん私自身、「近すぎて動けない、もどかしい恋」を描いてみたかったこともあり、そのコンセプトが伝わっているのかなと。周りからすると好きな人との距離が近いのは羨ましいことですが、それだけじゃない、近いからこその切なさや苦しさが恋にはたくさんあると思ったので。そういったものに共感していただけて、とてもうれしいです。

――今作の着想のきっかけをお聞かせください。

河井あぽろさん“疑似恋人”というテーマの作品は数多くあると思いますが、”お互いが最後まで振り向かせたい相手を思い続ける”という作品は少ない気がしていて。「それくらい本気で好きになった人の次に恋に落ちるのはどういう人なんだろう?」と思ったのがきっかけです。そんなに簡単に次に行けるものではないと思うので。その静かな心の移り変わりなども描けるといいなと思いました。

――登場人物のキャラクターはどのようにして生まれましたか? 

河井あぽろさんキャラクターは、まず作品に合いそうな子たちを描いてみてから考えることが多いです。描いているうちに素直っぽさや意地悪っぽさが出てくるので。そのまま活かす性格もあれば、作品に合うようにキャラ自体を変更したりもします。

――胸キュンシーンには、先生の実体験も反映されていますか?

河井あぽろさん胸キュンシーンは実体験ではありませんが、「自分はこういうシチュエーションでキュンとするのか」というストックをたくさん作るように意識しています。そういうのって、仕草というよりは距離感や場の雰囲気も重要だったりするので。そういう部分もトータルで考えて胸キュンしてもらえるように日々研究しています。

マンガ家デビューは社会人を経て「やりたいことやってみよう」

 そんな河井さんのデビュー作は『Love Letter〜ラブレター〜』。幼なじみだと思っていた男子から突然告白されて揺れる主人公の気持ちを瑞々しい感性で描き、「恋がしたくなる」「こんな告白されたい」など、多くの読者から支持された。この作品で、第1回LINEマンガインディーズグランプリの準グランプリを受賞している。

――準グランプリ受賞時の率直な感想を教えてください。

河井あぽろさん「うれしい」の一言でした。「今回でデビューできなければ、普通の会社員に戻ろう」と思っていましたので。拾っていただいたLINEマンガさんには感謝しかありません。でもその後に「週間連載なんてできるだろうか?」という不安が襲ってきたのも事実です。いざ連載が始まったら、もう終わりまで突っ走るだけでした。連載中の記憶はあまりありません。

――そんな思い出深い「Love Letter〜ラブレター〜」は、どのように生まれましたか?

河井あぽろさん「手紙」というアイテムを使ってみたいと思ったことから始まりました。今どきラブレターなんて、皆さんあまり書かないかもしれませんが、そういうアナログな方法で気持ちを伝える方が私は好きなので。この作品は短編だったので、少し物足りない終わり方になってしまいました。いつか続きの2人を描いてみたいと思っています。

――マンガはいつから描き始めましたか? また描き始めた理由を教えてください。

河井あぽろさん社会人になり、仕事もプライベートも余裕が出てきた頃、「人生は1度しかないのだから、やりたいことを全部やってみよう」と思ったことがきっかけでした。空いた時間でいろいろなことに挑戦し、最後に残ったのが「漫画を描くこと」でした。なので描き始めたのは9年前くらいからです。5年やってデビューできなければ、諦めようと思っていました。それくらいの危機感を持たないとなかなか進まないタイプなので。本当にデビューできて良かったです。

スマホ漫画として空いた時間で読みやすい”起承転結”は意識

――ラブストーリーを描くときのこだわりはありますか?

河井あぽろさん王道ですが、ラブストーリーに必要なのは「イケメン」だと思っているので、イケメンがいかにイケメンに見えるかということに毎回とても神経を使っています。『嘘にも恋がいる』に関しては、ちかげがその担当になるので、ちかげ1人(『嘘にも恋がいる』に登場)を描くだけで何時間もかかったりしていました。その分、思い入れの強いキャラクターです。

――スマホで読まれることで、何か意識していることは?

河井あぽろさんスマホマンガは空いた時間でサクッと見る読者さんが多いので、短時間で満足感のあるストーリーになるように毎回意識しています。20ページ以内であっても起承転結をつけるなど、雑誌掲載とはまた違った作り方をしています。

――ユーザーからのコメントで、特に印象に残っているものは?

河井あぽろさん素直な意見はどれもうれしいです。展開に一喜一憂しているコメントを見ると、拝まずにはいられません。読者さんからのコメントは別次元に存在しているパラレルワールドのようなものだと思っているので、作品に反映することはありませんが、ちゃんと読ませてもらっています。「泣いた」「笑った」「共感した」などのコメントは私もうれしくて泣きそうになります。

――今後、描いてみたい作品のジャンルを教えてください。

河井あぽろさん王道の少女漫画も好きですが、少しファンタジー要素を取り入れた作品も描いてみたいです。いろいろなジャンルに挑戦してみたいですね。

Information


LINEマンガにて掲載中
嘘にも恋がいる』(c) Aporo Kawai / LINE

2019/6/24に河井先生の新連載『#ティールブルーの羽色』がスタート!
そちらもお楽しみに!

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