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「産後は鏡を見ない」「つらいときは泣いて吐き出す」西山茉希が“ありのまま”育児を貫く理由

  • 西山茉希(撮影:田中達晃/Pash)

    西山茉希(撮影:田中達晃/Pash)

 モデル出身のママタレントのインスタグラムといえば、愛用のブランドコスメ紹介や憧れの子育てライフの様子をアップするなど“キラキラな世界”。そんな中、西山茉希のインスタグラムは、子どもの夜泣きに「しんどい」と正直な弱音を吐き、インスタ映えとは無縁な料理画像を載せるなど異彩を放っている。そんな等身大の姿が共感を呼ぶ彼女に、妻として、母親として、女性として思い描くライフスタイルを赤裸々に語ってもらった。

家を出るギリギリまで家事や育児に大忙し、等身大のお母さん

――ありのままの姿をさらけ出すインスタグラムが話題ですね。
西山最初は仕事の延長として捉えていましたが、そのうち一番リアルな感情や、その瞬間の自分を届けられる場だと感じるようになりました。子どもの夜泣きに「しんどい!」とつぶやいたり、旦那が全然手伝ってくれないときは「何で私だけ〜」と吐き出したりするようにしたんです。すると、「私もそうなんです」というコメントをもらえるようになり、私自身も「夜中に起きているのは私だけじゃないんだ」と励みになりました。私が本音を吐き出すことで、みんなが電波でつながってタッグを組めるんだと思えたんです。

――インスタ投稿のなかでも、セルフメイク動画をアップされているのが気になりました。
西山はい、私のメイクを見たいという声が多かったので、出掛ける前のバタバタしている様子を動画にしました。

――仕事のときは、自分でメイクしているのですか?
西山モデルのときはマネキンになることが仕事なので、プロにヘアメイクをしてもらいますが、テレビや雑誌の仕事では素の私を見せたいので、ほぼ自分でヘアメイクします。ヘアメイクをつけると1時間早く家を出ないといけないので「もう私はいいや、セルフメイクで」ときっぱり。ギリギリまで家事をしたり、子どもたちと一緒に過ごしたかったんです。

――忙しいので、メイクがつい手抜きになったり、惰性でずっと同じ化粧品を使ったりしてしまいがちというママの声も。今回発売したスタイルブック『Life 西山茉希』(世界文化社)では、ご自身のメイクを紹介されていますよね。西山さんは普段のメイクどうしているんですか?
西山化粧品って一度買うとなかなかなくならないんですよね(笑)。私は無理をして最新の化粧品を買うことはしません。メイクもあえて時間を作ってストレスに感じるよりは、手抜きだろうが同じ化粧品を使う。今の自分が好きなら、それが正解だと思います。私も産後のむくみがひどかった数ヵ月は鏡も見なかったし、メイクもケアもしませんでした。鏡を見てしまうと気になってしまい、育児が大変なときに余計にイライラしてしまうから。その代わり、子どもが一歳になり、私も母親になって1年経ったら、記念にこの化粧品を買おうと決めて。何でも完璧にこなそうと思わず、今叶わないことは未来への楽しみにすると気持ちが楽になると思います。

しんどいときは「しんどい」と漏らし、感情的に怒ってしまったら子どもに謝る

――育児が大変なとき、どうやって乗り越えていますか?
西山腹の立つまま腹を立て、しんどいときは「しんどい」と漏らします。気持ちを吐き出せる人には、泣いて吐き出します(笑)。

――どういう人に吐き出すんですか?
西山やっぱり友達ですかね。皆の前で泣いちゃったこともあります。友達とごはんを食べようと待ち合わせていて、どしゃぶりの日に荷物とベビーカーを持って、娘2人は抱えて。なんとかたどり着こうとタクシーに乗ろうとしていたのですが、ベビーカーを入れるのが面倒なのか全然停まってくれなくて、筋力もメンタルもボロボロ。ようやく着いたときは約束の時間には遅れているし、びしょ濡れだし、もう泣くしかなくって。「本当にごめん!でも5分だけ聞いてくれる?」ってひとしきり吐き出しました。すごくわがままなのですが、それを受け止めてくれる友達がいるというのは私にとってとても大きなことですね。

――仕事がある日の朝はどのように準備されるのですか?
西山前日に、家を出る時間から逆算して段取りを考え、朝だと間に合わないと思ったことは夜のうちに行います。子どもたちにも「明日はママお仕事だから、がんばらないといけないんだ。二人も保育園がんばるじゃん。だから、朝は協力しようね」と言っておきます。長女はこれで随分協力してくれますね。次女はまだ全然理解していませんが…(笑)。それでも寝起きが悪いときは、好きなテレビ番組を流したり、「いちごがあるよ、早く食べないとなくなっちゃうよ」と好物でつったりして必死に起こします。

――家を出るときになって「トイレ」と言われるなど、思うように進まないときは?
西山そのときだけプーンってスイッチを切って、目の前の状況を忘れます(笑)。それで、「うんわかった、トイレに行っておいで」と。スイッチが入ったままだと「何で今トイレなの?」「どうしてさっきしなかったの?」と感情的になってしまう。感情的になっても子どもがトイレに行きたいのは変わらない。だから、そのときだけはスイッチを一旦切り、トイレから戻ってきたらまたスイッチを入れ、トイレの数分を取り戻すため巻いて行動しています。

――それでも、つい感情的に怒ってしまうことはありますか?
西山ありますね。怒るってレベルでなく、もはや鬼。わけわかんないスイッチが入って、怒るのをやめられない。今、嫌な奴でしかなくなっているなと自分でもよくわかります。だから、怒ってしまったときは、「ごめんね、ママもいっぱいいっぱいで疲れているんだよね」と謝ります。これも勝手な話ですが、子どもであっても一人の人間として接したいので、分かってくれないかもしれないけど、「決してあなたのことが嫌いだから怒ったのではない」ということをちゃんと言葉にして伝えるようにしています。

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