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【サンリオ】“がおぱわるぅ”って知ってる?「グッズなし」から始まった異色の新人キャラが躍進、初のショップも
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— がおぱわるぅ (@gaopowerroo) March 31, 2023
見た目だけでは難しい? 求められる多角的な戦略
一方であまたのキャラクターが存在する今、見た目の可愛さだけでコアなファンを掴むのは難しくなっている。キャラクターの内面性や設定をイラストやマンガ、アニメなど多角的な表現手法で、かつスピード感を持って伝えられるSNS戦略は、がおぱわるぅのスピード躍進に間違いなく奏功したようだ。
多くの人の目に触れることでデータを積み上げられる点で、SNSは有効なツールだ。とはいえ、データは必ずしもポジティブな意味を持つものばかりではない。キャラクターとそのファンダムを健全に育成する上で、時にSNSが諸刃の剣になるのも事実だ。
「たしかに『SNSの反響を踏まえて育てていく』というプロジェクトではありますが、数字に振り回されると大切なものが見えなくなることもあります。デザイナーががおぱわるぅに込めた思いを軸をあくまでブラさずに伝えていくことを、SNSを運用していく上ではしっかり意識していきたいですね」(サンリオプロデュースチーム)
「ぱわるぅは恐竜の子どもなので、基本的には『がおがお』といった鳴き声しか発しません。また“ちいさきものたち”は日本語を話すことができますが、普段は『キャッキャッ』と話していることが多いです。みんな言語は違いますが、おともだちなので意思疎通ができるんです」
姿や言葉は違っても、喜びを分かち合ったり、互いに思い遣ったり、パワフルなぱわるぅが勢い余って「わおっ」とみんなをびっくりさせても笑い合えたり、そんな優しさに満ちたおぱわるぅの世界に惹かれるファンは確実に増えている。
人気を受けて、いよいよグッズも発売。現在、東京・原宿「ハラカド」で初のポップアップショップが開催中だ(〜7/30)。ショップ内ではグッズの販売をはじめ、巨大サイネージによる動画放映やフォトスポットなどのコンテンツもあるという。SNS生まれのがおぱわるぅが、リアルとなってどのように展開しているのか、気になるところだ。
(文:児玉澄子)
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