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「キキララって改名した?」48年経っても名前はどっち?“月と同じ”身長の都市伝説…リトルツインスターズ意外な真実

 1975年に誕生したキャラクター「リトルツインスターズ」。一般的には2人合わせて“キキ&ララ”(読み:ききらら)と呼ばれることが多いが、最近の公式表記「リトルツインスターズ」を見て、「いつの間に改名したの?」といぶかしむ声もある。また、お馴染みの存在であるがゆえに、ネットやSNSではしばしば「2人合わせて月と同じサイズ…この見た目で1,737km!?」「デカすぎw」とネタになることも。48年もの歴史あるキャラクターながら謎も多い“キキ&ララの真実”について、担当者に聞いた。

キキ&ララ? リトルツインスターズ? ネーミングの真実とは

 “キキ&ララ”ことリトルツインスターズは、双子の星をモチーフにしたサンリオのキャラクター。1975年、クリスマスギフト向けのキャラクターとしてマイメロディとともに考案され、同社の月刊誌『いちご新聞』の一般公募で弟=キキ、姉=ララと命名された。

 「リトルツインスターズという名称は後付けではなく、まずこのキャラクター名が決まった後に個々の名前募集が行われました。実際、初期の商品にも“LittleTwinStars” といったロゴが入っています。ただ、誕生当初は英語のロゴが認識されにくかったかもしれません。何よりキラキラ星を連想させる“キキとララ”という名前があまりにキャッチーで秀逸で、こちらの名前のほうが一般的になったようです」(デザイナー・内田邦子さん)

 ちなみに海外では“リトルツインスターズ”と呼ばれることが多いという。星=キラキラという擬音語は、やはり日本的なのだろう。

 「日本ではコアなファンの方でも“キキ&ララ”と呼ぶ方がほとんど。いつどこで出会うかによって、呼び方が違うのかもしれないですね。正式名称は「リトルツインスターズ」なのですが、Xアカウントは一般の方にもわかりやすいように“キキ&ララ”だったり。ファンの方が呼びやすい名前で呼んでいただいて問題ありません。 」

2人合わせて「月と同じ身長」ってホント? 親から“修行”に出された過去も…?

 そんな“キキ&ララ”には、実は驚愕の設定も多い。なかでも都市伝説的に囁かれるのが、「身長は2人合わせてお月さまと同じくらい」という天文学的なサイズ感だ。SNSなどでは、「この見た目でウルトラマンよりはるかに大きい」「地球に降り立たれると滅亡の危機」とネタにされることも多いが、これは公式の設定なのだろうか。

 「公式です。ただこの“お月さま”というのは、あくまでキキ&ララのお友だちのお月さまのこと。現実の月のサイズをイメージされると…(笑)、というところですが、話題にしていただけるのはうれしいですね」

 そんな2人だが、地球にやってきたのにはある理由があった。まさかの、親(星)から地球へと、“修行”(?)に出されたらしい。

 「修行というわけではないのですが、ゆめ星雲のおもいやり星でうまれた2人は、お父さま星とお母さま星に大切に育てられました。ところが、そのためか少しわがままで甘えんぼうになってしまったのです。『このままでは立派な輝くおとな星にはなれない』と、お父さま星とお母さま星は2人を心配しました。そこで、地球にはいろいろつらいことやかなしいことがたくさんあることをいつも雲の上からながめて知っていたので、『たくさんの感情に出逢ってきなさい』と2人を旅に出しました」

 メルヘンな世界観の一方で、日本の昔話のような設定があろうとは…。故郷の星に思いを馳せるように、2人がちょこんと三日月に座ったイラストはなんともファンシーだが、そんな背景を知るとなんだか親近感がわきそうだ。

 ちなみに、40周年を迎えた2015年には、なんと星に名前をつけたこともあったという。空域コード「GSC1137:716」の恒星が“OMOIYARIBOSHI”と命名されている。「立派に輝くおとな星になる」という夢がついに叶ったわけだが、2人は今も地球で旅を続けている。

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