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「そんな(秘)道具があったのか…」ティッシュがコップを貫通、定番マジックの“仕掛け” にSNS衝撃
手の中に仕込まれていたものは…「フィンガーマグネット」
中指の腹に仕込まれていたのは“フィンガーマグネット”なるもの。指に磁石を隠し持つもので、この磁石こそが、貫通マジックの最大の“種”だそう。長年の謎の答えを知った視聴者からは驚きのコメントとともに、「トリックが分かっても凄い」「やっぱり器用さも大事」といった声も。
動画内では、この他にも2つのティッシュマジックが紹介されている。ひとつは、ティッシュのボールが左右の手の中を瞬間移動するもの。この手品のトリックは、観客の“思い込”み”。もうひとつの、ティッシュから大量のコインが出現するマジックは、“死角”を使ったもの。どれも単純な仕掛けながら、“種”を知ってから観ても不思議体験が楽しめる秀逸な手品だ。
【ユジック】 ありがとうございます。「身近なもの」を使った手品だからだと思います。どこにでもあるティッシュという素材を使っていますので、どなたでもすぐに始められます。また、手の中の瞬間移動や、コップを貫通といった、手品としてわかりやすい王道さが良かったのかと。
――確かに、「ずっと不思議だった」「知りたかったやつ」など、認知度の高さがうかがえるコメントが多く寄せられていました。
【ユジック】 実は、この手品は少しの練習で出来る手品ではありますが、本質的にはプロが使っている技術の「さわり」部分です。突き詰めていくと本当にプロレベルになる、奥が深い手品でもあるんです。
――プロのマジシャンたちは、これの応用や発展したものを披露されているんですね。ちなみに、今回の貫通マジックでは “フィンガーマグネット”を使用されていましたが、指に仕込む磁石は他にもあるんでしょうか。
【ユジック】 PKリングと呼ばれるリングタイプもメジャーですね。観客はただのアクセサリーだと思ってみているけど、実はそれが…という(笑)。
――いろんな道具があるんですね! それにしても、昔に比べて様々な娯楽がある現代においても、手品が人々を魅了するのは、なぜでしょうか。
【ユジック】 そもそも手品は「適度に面倒くさい」を楽しむ趣味なんです。練習があったり、揃える物があったり…。確かに練習は面倒くさいんですが、「乗り越えられない壁」のようなものはほとんどありません。一生懸命に覚えた手品がうまくいけば小さな成功体験になりますし、実際に家族や友人に披露して喜んでもらえば、演じているこちらも幸せな気持ちになれます、そういった人生を豊かにしてくれる要素が、多くの方に支持されるのかもしれません。