35帖の大リビングに”階段下の秘密基地”、20代夫婦の豪邸「子供も大人もワクワクする家にしたかった」
広々LDKを叶えるため「2階の坪数を減らし減額」、半平屋デザインに
【ゆ】 そんな風に言っていただけて嬉しいです！ 以前は狭いアパートに住んでいて、家を建てることに決めたのは、下の子が活発に動くようになってからなんです。それまでは限られた空間で遊びの種類にも限界があったので、子どもたちに“家の中でものびのびと遊んでほしい”という思いでリビングを広くとりました。
室内にいてもストレスを感じにくく、友達家族を呼んでワイワイする時間も持てるようになって、子どもたちだけでなく、私も夫も家で過ごす時間がとても楽しくなりました。
――大リビングを実現するために工夫したことなどはありますか。
【ゆ】 当初の予定より、玄関やファミリークローゼットを狭くしました。と言っても生活が不便になるのは嫌なので、最低限の広さは確保しつつ…とにかく毎日必死に間取りを考えました（笑）！あとは2階の坪数を減らし減額しました。
【ゆ】 1番に考えたのは、今だけではなく、将来的にも快適に暮らせるか、ということです。子どもと過ごす今と老後の事、どちらか一方ではなく、どちらも納得できる形を探しました。
１階にはLDKの他に和室と洋室を作り、老後は1階のみで生活ができるようにしています。玄関から和室に直接アクセスでき、和室と洋室も繋がっていて、そこからさらにリビングにも繋がるような回遊になっていて、老後にも生活しやすい動線を考えました。通路の幅も万が一の時に備え車椅子が通れる幅で指定し、段差もありません。
――そして、今を楽しむためのポイントが「階段下の秘密基地」ですね。小学生の娘さんも園児の息子さんも大のお気に入りとうかがいました。
【ゆ】 建築段階から大興奮でした（笑）。入口のR壁ができると、「わぁー！！」と目を輝かせて喜んで、入居後もずっと出たり入ったりを繰り返して。今は子どもたちのおもちゃ収納場所兼遊び場になっていて、小さな家やお店に見立てたごっこ遊びや隠れんぼなどをして遊んでいます。
新居では大人も子どももワクワクするような、家にいても飽きずに過ごせるような環境にしたいと思い「秘密基地」を作りましたが、実際に作ったら大喜びで遊んでいるし、本当に採用して良かったです。
子育て中でも「スタイリッシュで片付いた家」を実現するポイントは…
【ゆ】 中は高さ124cm奥行き77cm幅162cmです。1畳弱くらいであまり広くないんですが、子どもたちがおもちゃで遊ぶ年齢過ぎたら、マットを敷いて「秘密基地ヌック」にしようかなと企み中です。おこもり感が良いかな、と。
【ゆ】 よく褒めていただきますが、現実は散らかっています（笑）。きちんとリセットするのは週末ぐらいですが、おもちゃだけは毎日必ず寝る前に、秘密基地の中へ全て片付けます。そして、秘密基地の中はカラフルOK！秘密基地以外はモノトーン以外を使わない、を徹底しています。あとは床に物は置かないようにしています。
――「まるでモデルハウス」「キレイすぎて震えるｗ」と多くの羨望を集める素敵ハウスを実現された“ゆ”さん。最後に、家づくりで心がけたことを教えてください。
【ゆ】 家づくりの参考にインスタは本っ当に勉強になります。でも、影響されすぎて、「こんなはずじゃなかったのに…」とならないようにしてほしいなと思います。我が家も「手洗い玄関」「吹抜け」「オープン階段」「パントリー」など採用しなかったものも多くあります。流行の間取りや設備は、作りたい家に必要なのか、合うのか合わないのか、優先順位をしっかり考えた上で取捨選択をするのがおすすめです。
石川県／4人家族（夫29歳会社員、妻29歳会社員、娘小学生、息子保育園児）／建坪約37延床約53坪（175平米）
１階
・LDK35.5帖＋収納
・洋室8帖＋収納
・和室6帖＋収納
・ランドリールーム3帖
・ファミリークローゼット3帖
・お風呂1.25坪
・トイレ約1.3帖
2階
・寝室6帖＋ウォークイン約2.5帖
・子ども部屋5.3帖＋収納、約11帖
・セカンド洗面
・トイレ 1帖