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渡米から5年“沈黙”貫いたピース綾部祐二、壮大なボケは不発「戻った時に僕の席があるとは思ってない」

綾部祐二

5年で変化した日本のお笑い、「えっ!? タイキックまで…」コンプラ問題への見解

――日本の芸能情報を遮断する理由は?

綾部祐二 その方が面白いからです。5年も経てば芸能界も街並みも変わる。それを全然知らないで戻ったほうが、驚きがあるじゃないですか。

――昨今は同期のキングコングさんのように、芸人さんがYouTubeやサロンを開いて活躍したり。活躍のフィールドが変わってきています。

綾部祐二 カジ(サック)からは出演依頼をもらったので知っていますし、いい事だと思います。世界中と繋がれるコンテンツがあって、従来の芸能界とVSになる意味はどこにもない。ただ、今の子はYouTubeに憧れるんでしょうけど、僕の時代は芸能界が憧れだった。僕はやっぱり、芸能界やハリウッドと華が感じられる場所が好きです。

――お笑いにもコンプライアンスが求められるなどの変化も。例えば年末の『ガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)のタイキックが問題視されたり。

綾部祐二 えっ!? タイキックまで…。おそらく、子どもが真似するとかそういうことですよね。でも僕は、子どもが1回テレビで見ただけで真似したいじめをすることがないように普段から教育をすることが大事だと思います。僕に子どもがいたとしたら、「テレビがバカなことやっても、映画で暴力シーンがあっても、うちの教育は負けない」って言うと思います。

「人生は一度きりかもしれないけど、ワンチャンスではない」

綾部祐二

――お話を聞いてあらためて、40歳にして新たな挑戦をした綾部さんから勇気をもらえます。

綾部祐二 よく言われましたよ。「地位も仕事もお金も捨てて」とか。でも僕は逆に、皆さんが何に引っかかっているのかわからない。僕は別に怖くない。もしかしたら、単に僕がズレてるのかもしれません。過去にもビートたけしさんと初共演した際、あまりにうれしくていろいろしゃべりかけてしまったんですよ。スタッフはヒヤヒヤするし、東野(幸治)さんにも「お前、頭おかしいで」と言われ(笑)。そもそもそういうタイプなんです。

――そういう性格だと、ビッグマウスとかミーハーとか、夢を語るとバカにされるとか。日本で生きづらくなかったですか?

綾部祐二 夢を語りづらいというのは他人を意識しすぎだと思いますよ。自意識過剰なのではないかと。SNSでもそういう人をバカにする風潮がありますけど、好きな事をやっている人を叩くのが好きな人だっているんだから仕方ない。自分が強くなろう。仲間と助け合おう。その方がよほど建設的だと考えています。

――そんな綾部さんの夢は?

綾部祐二 一度でいいから、ハリウッドのレッドカーペットを歩くことです。ベタかもしれませんが人生は一度きりしかありません。でも、一度かもしれないけど、ワンチャンスではない。だから僕は何度も挑戦する。一番怖いのは、年をとってから何もやってなかったと気づくこと。だから、一度きりの人生を「良かったな」と思えるよう楽しみたい。この本はそんな1人の男の1サンプルです。自分の一番の理解者は僕であり、一番のファンも僕。そんなこともお伝えしている本です。

(文:衣輪晋一)

『HI, HOW ARE YOU?』

著者:綾部祐二
KADOKAWA 刊行
7月16日発売

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