ORICON NEWS
「サバイバル生活送るアイドル」の体を張った“生き残り”術、アウトドアブームへの懸念点も語る
人気が出ず、メンバーは減り… ご当地アイドルがサバイバルに挑戦した理由
――もともとは、アイドルグループで活動されていたそうですね。
かほなん 2013年から、愛知県一宮市のご当地アイドルグループ「おーだーめいど138」(のちに「おーだーめいど」に改名)で活動していました。でも、なかなか人気が出なくて、メンバーもどんどん減っていっちゃったんですよ。これからどうしていこうか? と事務所の方と相談して、もともとアウトドア好きだったことからYouTubeでサバイバル企画の配信を始めました。当初は今と違って、ヒロシ隊長というキャラクターが何も知らない女の子に試練を与えて、その子が成長していく、という内容でした。
――いくらアウトドア好きと言っても、いきなりYouTubeの企画は大変だったのでは?
かほなん そうですね。当時はお米も炊けず、火も状態からのスタートだったので、その大変さはありました。好きではあったので、もちろんイヤではなかったんですけど(笑)。
50人から38万人へ、一人で頑張る女性の奮闘に応援の声
かほなん いえ、全然(笑)。2016年に始めた時は、もともとのアイドルファンの方50人くらいが登録してくれて。それが2018年になっても200人くらいと、なかなか伸びなかったです。その後、企画内容を変えて、私一人で出演も撮影も編集も全部自分でやるようになってから、どんどん登録者が増えていきました。女の子が一人で、“上手じゃないけど頑張っている”というのが良かったのかもしれないです(笑)。
――動画を観てくれているのは、どんな方が多いですか?
かほなん 年上の男性の方が多いです。キャンプの他に登山、釣り、車中泊などいろいろな動画を上げていますが、それぞれのジャンルに視聴者さんがいてくれます。私の動画を観て、「キャンプを始めたよ」という人もいたりして、うれしいですね。
――ちなみに、今はアイドルとしてライブなどはやっていないのですか?
かほなん 以前は月に8〜10本ほどやっていましたが、コロナ禍のために最近はほとんどできていないです。今の活動はYouTubeでのサバイバル中心なのですが、最近はありがたいことにテレビや雑誌のお仕事も増えてきて。トークショーもやらせていただくのですが、“ステージに立つ”っていうのが懐かしくて、アイドルらしくて。なんだか嬉しいですね!