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高橋みなみの「マネしてほしい!テッパンおかず3選」 “そこそこ”料理で、がんばりすぎず美味しく生きる術

15歳年上の夫も「-7キロ!」 鶏肉と野菜たっぷりの工夫

――実際に料理する際には、ほかにどんなことを大切にしていますか?
「彩り」は大事にしています。栄養士の資格があるわけではないのですが、どう食事のバランスを取ろうかと考えた際、料理を作る前にまずお盆の上にお皿を置くことから始めました。お皿の色合いを決めて、「ここに小鉢を入れてみよう」とやっていると、全部が茶色にならなくてすみます。

イメージとしては、ちょっと絵を描くことに近いのかも。「茶色だけだと寂しいから目玉焼きで黄色を入れよう」「緑がないから和え物でも作ろうか」など、色彩を意識しながら作っていくと案外献立のバランスが良くなってきます。
――それは、一人暮らしのころから変わらない習慣なのでしょうか?
旦那さんとお付き合いを始めてからは特に気にするようになりました。栄養面は気をつけてあげたいですし、私はガッツリしたご飯が好きなのですが、旦那さんは15歳上で今年45歳ということもあるのでバランスは気にしています。

――夫婦で世代が異なると、食事面はお互いに気づかいが大切になってきそうですね。
より長生きしてほしいと言ったら変ですけど(笑)。やっぱりそれはすごく感じます。塩分量も、摂っても大丈夫な量は自分と旦那さんの年齢では違いますし。もちろん感覚が合うから一緒に過ごしていますが、年齢差や体力差はあるので、なるべくお互いの真ん中を取るように心がけています。
――となると、結婚されてからは料理の内容も変わったのでしょうか?
今は旦那さんがダイエット期なのもあって、気をつけています。私は「白米大好き」なので白米に合う料理を食べたいのですが、旦那さんがダイエットしたいということで、鶏肉をメインとした料理や、野菜を多めにしています。作る方からするとちょっと大変なんですが、一緒に楽しんでやるようにしていて。その甲斐あってか健康的にマイナス7キロまでいきました!

――それはすごい! どのくらいの期間で達成されたのでしょうか。
今年に入ってから始めました。コロナで延期したのですが、もともとは結婚式の予定もあり、ちょっと痩せたいという欲が出てきたみたいで、「それなら協力します!」という感じです(笑)。

たかみな流は“土日に一週間分の献立を決める”

――旦那さんのダイエットも成功に導くなど、料理レパートリーの多さが目を引きますが、毎日の献立はどのように考えていますか。
毎回その日その日で考えると辛くなってしまうので、私は土日の寝る前に1週間の献立を考えています。スマホのメモ機能を使い、月曜日は鶏肉メインの味噌炒め、じゃあ月曜日はお肉だったから火曜はお魚にしようとか、メインを1回全部1週間分並べて、そこに小鉢をパズルみたいにはめ込んでいます。献立が決まっていると本当に楽です。

――時間がある日に作り置きをしているのを想像しましたが、1週間分のメニューを考えているというのは驚きました。
その瞬間に食べたいものを作りたいので、作り置きはあまりしていません。なるべく被らないように献立を決めて作っています。たまに煮込みたくなる場合もありますし、十分に時間がある時は「凝った料理を作ろう」と思うこともあります。でも毎日1〜2時間、鍋の前で待てるかといったら待てなくて……それならどんどん小鉢料理でそろえていく方が、私はストレスがありません。そのためのレシピ本です。
――時短技を含め、いろいろ工夫しながら料理をされている印象ですが、仕事をしながらというのはやはり大変ではないのでしょうか?
料理は自分にとって息抜きにもなっています。17歳ぐらいに少しずつ始めた時から、包丁でトントン切っている時間や何かを炒めている時間は“無”になれるんです。気づかいしがちのいわゆる“気にしい”なので、生活している中でいろんな考えごとが出てきてくるのですが、料理をしている時は料理しか見ていない。だから料理している瞬間は自分にとって、考えが整頓される時間にもなっているのだと思います。
――なるほど。そういった大事な時間にもなっているのですね。では、高橋さんご自身もそうですが、毎日がんばりすぎずに料理を続けていくコツは何でしょう?
世の主婦の皆さんに比べたら、私なんてまだまだ新米です。もっと前から毎日作っている方が大勢いらっしゃって、なによりもすごいなと尊敬します。自分が毎日作るようになり、その大変さを実感しました。そこそこの工程数で美味しいものが作れたら、余った時間が自分の時間になるし、さらに夫婦関係もうまくいって楽しいんじゃないかなと思います。

本当に楽できるレシピというか、料理が楽しくなるレシピを自分なりに詰め込んだつもりなので、何かちょっと「きついな……」と感じながら料理を作っている方々に、少しでも楽な気持ちになってほしいという想いからこの本を作りました。先輩方にどんな評価をしていただけるかわかりませんが、「こんな楽できるのね!」みたいな一冊になればいいなと思っています。
――最後に、高橋さんにとって「料理とは」?
明日の活力ですね。ご飯を食べるのが好きで、特に AKB48時代はその日思い浮かんだものを食べないと次の日頑張れないぐらいでした。それぐらいエネルギーを欲していたし、食べたいものを食べたいと思っていました。ご飯は次の日の活力にするために食べるものだからこそ、やっぱり美味しいものがいいですね!
書籍情報
『たかみなの毎日食べたくなる そこそこごはん』
著者:高橋みなみ
発売:光文社
発売日:2021年6月3日
定価:1,430円(税込)
プロフィール
高橋みなみ
1991年4月8日東京都生まれ。2005年、AKB48の第1期メンバーとして活動開始。2012年、AKB48グループ初代総監督に就任。2016年、AKB48を卒業。2019年(令和元年)5月1日に結婚し、現在は、テレビやラジオ番組に出演し、幅広く活動している。
この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(6月4日掲載)

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