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モルモットが『うっせぇわ』をプイプイ熱唱? 長崎バイオパークのYouTubeに「ブームへの強引な乗り方が最高」

  • 「あなたが思うより健康です」モルモット熱唱

    「あなたが思うより健康です」モルモット熱唱

 動物との共生をコンセプトに、大自然の中でカピバラやフラミンゴなどの珍しい動物たちと身近に触れ合えることで人気を集めている総合自然動植物公園「長崎バイオパーク」。この長崎バイオパークが運営するYouTubeチャンネルやTwitterでの斬新な動画投稿が話題を集めている。「モルモットが『うっせぇわ』をプイプイ歌ってみた」「カピバラさんに質問攻め100連発」などのユニークなものから、赤ちゃんたちの様子を撮影した癒しのものまで、さまざまな角度から動物たちの魅力を引き出している。動画を撮影するうえでの工夫や苦労、コロナ禍での動物たちの様子などについて、YouTubeチャンネルの担当者さんに話を聞いた。

“撮れ高”が多いのはカピバラ「トレンドに注目してYouTuberの方を参考に」

――3月12日にTwitterに投稿された「ミュージックビデオにありそうな感じ」という投稿も話題になり、「刑事ドラマのオープニングみたい」「岡崎体育っぽい」などの声が寄せられていましたが、反響についてはどのように感じていますか?

担当者「猫が寄ってくる画はおもしろいのでは?」と思い、特に意図せずにひとまず撮影をしてみたものなのですが、再生してみたときに「ミュージックビデオみたいだな」と感じて、あのタイトルをつけました。視聴者の皆様も同じように感じてくれたようでうれしかったです。

――YouTubeチャンネルではたくさんの動画を配信されていますが、企画はどのように考えているのですか?

担当者企画会議を毎月行っていて、ほかのYouTuberさんがどんなことをやっているのかとか、今何が流行っているのかといったことを参考にしながら、「うちならこんなアレンジができるかもね」などと話し合っています。あとは、普段の何気ない会話の中で「こんな映像を撮ったら面白いんじゃない?」みたいな意見が出たときには、それを気軽に撮ってみるようにしています。

――本当に斬新な企画が多いですが、何か工夫されている点はありますか?

担当者我々は2007年からYouTubeをやっているのですが、やっぱりそのときに世の中で流行っているものを取り入れると再生回数が伸びるというのはすごく感じています。なので、トレンドを追うことは意識していますし、一番考えている部分ですね。

――2日に1回と高頻度で更新されていますが、どのようなときに撮影をされているのでしょうか?

担当者私は管理職で現場に貼りついていなくてもいいポジションなので、YouTubeの撮影にもある程度の時間は割けますが、ほかの職員たちは飼育員をしながらになるので、なんとか合間を縫って撮影をしているという状況です。餌やりや掃除をしながら撮ることもありますね。

――飼育員さんから見て、撮影の“撮れ高”が多い動物は?

担当者カピバラは性格が大人しくて一番撮りやすいですね。動物って新しい食べ物を与えても食べないことが多いのですが、カピバラはわりと食べてくれるほうなので、「地元で採れた今が旬のタケノコをあげてみます」みたいな動画とかも撮りやすいです。そもそもカピバラは人気が高いので、カピバラの動画なら視聴者の方がある程度は満足してくれるという安心材料でもありますね(笑)。

――動物たちの様子をSNSに投稿するうえで大切にしていることはありますか?

担当者動物の目線で撮影をして、人間の目線では普段は見られないような映像を作り出すことを心がけています。

動物たちの中に人間に対する警戒心が コロナ禍で生じてしまった大きな変化

――「長崎バイオパーク」には、現在どのくらいの種類の動物が暮らしているのですか?

担当者約200種類の動物がいて、全部で2000頭くらいを飼育しています。飼育員の数は15人程度なので、動物に対する飼育員の数は動物園の中でも少ないほうだと思います。なので、飼育にプラスして動画の撮影をするというのは、結構大変ではありますね。

――お客さんから一番人気がある動物は?
担当者やっぱりカピバラですね。カピバラを目当てに、東京から年に50回近く来てくださる方もいますし、海外からカピバラを見に来られた方もいました。

――昨年からのコロナ禍では、園内の動物たちはどのように過ごしていたのですか?

担当者うちの動物たちは人間に慣れているのですが、昨年はゴールデンウイークあたりから休園をしていて1ヵ月半も人間が来なかったので、動物たちの中に警戒心みたいなものがだんだん出てきてしまいました。フラミンゴなどは飼育員が通っても警戒音を鳴らしていましたね。

――人間が来なくなったことで、防衛本能のようなものが出てきたということなのでしょうか?

担当者バイオパークで長年暮らしているので、人間がたくさんいることが当たり前だと思っていたのでしょうね。でも、いなくなったことで、「人間って自分たちと違うんじゃない?」といった感覚が初めて生まれたのかもしれません。ただ、休園を解除してからは、1ヵ月もかからずに慣れて元に戻りました。

――休園中は、動物たちはストレスレスとストレスフルのどちらの状態だったのでしょうか?

担当者動物によって適切な距離感を取ってあげていて、人間が本当に苦手という子にはそもそも触れ合えないようになっていますし、動物が自分から遠くに離れることもできます。例えばバクは日中だいたいは我々からすごく離れたところで座っているんですけど、逆に人間に慣れている動物の場合は自分から寄ってくるので、人間がいるかいないかによってのストレスへの影響はないと思います。

訪れないと繋がりを持てなかった動物園「これからはSNSを通じてずっと繋がれる」

――動物との触れ合いを楽しめることで人気の長崎バイオパークですが、人間と触れ合うことは動物たちにとってストレスにはならないのでしょうか?

担当者例えばカピバラの場合、アマゾン川流域に生息していて、イノシシのように人がいるところによく出てくるんですね。なので、そもそも人間がいることにストレスを感じるわけではないので、それぞれの種類や育ちなどに合わせた適切な距離感をちゃんと作ってあげることが大切かなと感じています。

――動物たちとお客さんの触れ合いに対して、気をつけていることはありますか?

担当者野生の動物なので、ペットとは違うという点ですね。その感覚のズレで動物がびっくりしてしまうことがたまにあるので注意しています。「抱っこしたい」という思いを持っていらっしゃる方もいるのですが、野生動物なので「捕まえられる」と感じて怒って抵抗してしまいます。だから、そういうことはしないように、飼育員がきちんと説明するのは大事ですね。

――昨年はコロナの影響で臨時休園を余儀なくされました。動物たちの食糧確保のためにクラウドファンディングをされ、目標額を超える2000万円の支援が集まりました。

担当者感動しました。不安も大きかったですし、売上もかなりマイナスの額だったので、「なんとか少しでも支援をしてくださる方がいたらな」という期待も正直ありました。不安のほうが強いスタートだったのですが、1日半くらいで目標額を達成したので、「みなさん、こんなにバイオパークを応援してくださっていたんだ」と改めて実感して有り難い気持ちになりました。

――エミューの羽やビーバーの歯、ダチョウの卵の殻など、返礼品もかなりユニークでしたよね。

担当者こちらも全く自信がありませんでした。ヤマアラシの針とかキリンのしっぽの毛とか、我々からするとその辺に落ちていて捨てているものなんです。そんなものにお金を出してもらうのはおこがましいとも思ったのですが、逆にみなさん喜んでくださったので安心しました。

――飼育員さんたちは見慣れているかもしれませんが、一般の方たちからすると貴重なものですからね。

担当者特にコロナで外出がしにくい状況の中で、自宅にいながら動物園へ思いを飛ばすことができるアイテムとしては素敵なものだったのかなと。結果論ですが、そういった手応えはありますね。

――最近では『マウントレーニア』とのパッケージコラボも。売り上げの一部が動物たちのご飯代になるとのことですが、そういった間接的に協力してくださるたくさんの方々に対して、今後SNSを通して伝えていきたいことは?

担当者“動物園”という存在は、今までは行ってみて初めて繋がりが持てる場所だったと思うのですが、これからはSNSなどを通してずっと繋がっていられるので、その延長線上で「実際に行ってみよう」と思ってもらえるような流れが自然に作れていけたらなと感じています。動物園に来ていない時間を動物園として楽しませることは今までできなかったので、非常にいい時代になったなと思います。
長崎バイオパーク
自然界の調和と共存をコンセプトに、実際に動物たちとの触れ合いから生き物の在り方を学べる生物公園。

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