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「私の代わりはいくらでもいる」騒動後の批判と恐怖、ゆきぽよが”空白の2ヵ月間”で気づいたこと
「このままじゃいけない」、写真集で見せた偽りない自分自身
──3冊目の写真集にして『はじめまして』。このタイトルにした理由は?
ゆきぽよ 新しい私を改めてよろしくお願いします、という思いを込めてこのタイトルにしました。いろいろお騒がせしたことで「このままじゃいけないな」って自分自身と向き合った時期と、写真集を作っていた時期がリンクしていたので。ボディメイクにも成功できたし、身も心も生まれ変わった私を見ていただきたいです。
──全体的に、攻めた写真が多い印象です。
ゆきぽよ 自分でも一番攻めたなって思っているのは、洋服を着ないで全身をハイビスカスで覆った写真です。沖縄のビーチで撮影したギャルギャルしい写真もいっぱい入っているんですけど、自分でプロデュースした振袖の写真は新感覚で楽しんでもらえるかなって思っています。
――無修正ボディとのことですが。
ゆきぽよ そうですね。正直、これまでの写真集では自分から写真の修整をお願いしたこともありました(笑)。でも今回は、体もおなかにできるシワも、全部そのまま見せているので、リアルに感じてもらえるんじゃないかと思います。
──インタビューも充実していますが、この時期に語るのは勇気がいったのでは?
ゆきぽよ 私もまだナイーブな状態でしたが、全部ウソ偽りなく答えました。やっと最近、心の整理がついて精神的に安定したばかりなのです。
ボロボロの2ヵ月を経て公の場へ、初めて感じた「カメラが怖い」
ゆきぽよ 写真集のために頑張って仕上げたぞ、という自信はあったんです。だけど(報道陣に)カメラをバーッと向けられたときには、めちゃくちゃ怖くて。今までそんなこと感じたことなかったんです。カメラを向けられても、「さあ、楽しい仕事が始まるぞ」って感覚だったんですけど…。あの3月25日のことは、一生忘れないと思います。
──なぜそんなに怖かったのでしょう?
ゆきぽよ 心がボロボロに弱っていたんですよね。この出来事はいい加減に受け止めちゃダメだって、2ヵ月間ずっと考えてきたこともあって。
──考えていた以外は、どんなことを?
ゆきぽよ もちろん、食事制限やトレーニングは1日もサボらなかったです。あとは勉強のために、映画や本をいろいろ見ましたね。映画だと『タイタニック』が良かったです。恋愛だけじゃなくて、人生ってたった数日で何が起こるかわからない。悔いのない人生を送るには、正しく生きることが大事なんだっていうことを学びました。本だと、樹木希林さんの『120の遺言』に出てくる言葉にすごく励まされましたね。
──特に心に響いた言葉は?
ゆきぽよ 大人になるといろいろ考えちゃうから、何も知らない若いうちに結婚したほうがいい、という言葉(笑)。でも本当にそうだなって思いました。年齢や経験を重ねると、結婚だけじゃなくていろんなことが怖くなるのって、まさに今の私の状態だなって。これまでは、カメラの前で何をしゃべっても怖くなかったんですよ。でも私がしゃべった内容によって、誰かを傷つけてしまうかもしれない。そういうこともちゃんと頭に置いた上で発言しなきゃいけないんだなって、考えるようになりました。もう”横浜のストリートのギャル"の感覚でいちゃいけない、大人にならなきゃって。