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コメンテーターとして存在感見せるアンミカ、「意見は言っても批判はしない」発言する責任と覚悟

  • アンミカ

 バラエティーから情報番組まで、幅広く活躍しているアンミカ。昨今では、コメンテーターとしても存在感を発揮している。「意見は言うけれど批判はしない」、そんなスタンスが支持を集めている彼女ではあるが、発言が一人歩きしてしまう怖さもある。暗いニュースが多いなかで、どんな決意で言葉を発しているのか。ポジティブな言葉を紡ぐ秘訣は――。率直な思いを聞いた。

コロナ禍で暗いニュースが多くても、「“不安”や“怖い”で視聴者を揺さぶらないように」

  • 『ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アン ミカ』

    『ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アン ミカ』

 コメンテーターとしても活躍し、ポジティブな言葉と笑顔で多くの人を勇気づけているアンミカ。先ごろ発売された『ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アン ミカ』(講談社)には、そんな彼女が大切にしている31の言葉とが収められている。

──この時期に、日めくりカレンダーを発売されたのは?

アンミカ これまで講演会や書籍といったさまざまな形で"幸せ脳"の育み方についてお伝えしてきましたが、もっとシンプルに言葉を伝える方法はないかな? と考えていたところ、講談社さんが日めくりカレンダーというスタイルを提案してくださったんです。1日1つのポジティブな言葉が日々を笑顔でスタートするスイッチになる、そんなふうにみなさまに使っていただけたらうれしいですね。

──コロナ禍の中での生活も1年が経ちました。ポジティブなアンミカさんでも、閉塞感漂う話題ばかりで沈んでしまうことはなかったですか?

アンミカ たしかにこの1年、コメンテーターとしても暗い話題を扱うことが多かったですからね。コメントをする際には生活者として等身大で感じていることを専門家などにお伝えしつつ、だけど“不安”とか“怖い”といった感情で視聴者の方を揺さぶらないように心がけてきました。特に締めの言葉では何かしら希望を見出せたり、問題提起になったりとその先に繋がるコメントができるよう、この1年はより心がけさせて頂きましたね。

──ご自身の生活には、コロナでどんな影響がありましたか? 

アンミカ 多くのご家庭と同じく、我が家も旦那さんがリモートで仕事することが増えました。これまで出張が多く、週5日は外食する人だったので、生活はガラリと変わりましたね。そうした日々で些細なケンカも増えて。これではいけないと、2人で「◯曜日は出前もOK」とか「リビングでの仕事は◯時まで」など新しいルールを決めました。おかげさまで、今ではコロナ前以上にラブラブな毎日です(笑)。

テレビで発言する責任、「個人を断罪することはしない」心掛け

  • 『ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アン ミカ』より

    『ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アン ミカ』より

──現在では、コメンテーターとしてのポジションを確立されていると思います。改めて、発言する立場としてのお考えは?

アンミカ テレビで発言する者としての責任と影響力は、重く受け止めています。ですから、しっかりとした情報収集が欠かせません。現場でも本番直前まで。また情報はどんどん更新されますから、CM中もスマホでニュースをチェックしています。それでも人間ですから、完璧はあり得ない。謙虚さと反省の心は常に持っていなければと思っています。

──ご意見番のような役割を期待されることについては、どう感じていますか?

アンミカ まず大前提として、私は“意見”は言うけれど“批判”はしないという姿勢でいます。よくネットニュースの見出しで「アンミカ、◯◯をバッサリ」と書かれるんですけど、きちんと聞いていただければわかるように、私は個人を断罪することはしないよう心掛けています。先日の政治家の方の女性蔑視発言についても、個人が悪いというよりは、あの世代の一部の方々にある、今なお根強い価値観を"事象"として捉えた上で問題提起をしたつもりでした。

──ネットニュースはどうしてもキャッチーに切り取られがち。それが曲解して伝わってしまう問題はありますね。

アンミカ 記者の方のお気持ちもわかるんです。短い言葉で、いかに読者の目を惹き付けるかが勝負なところもあるので。ただおかげさまで、私も自分の伸びしろを感じているんです(笑)。トークをさらに磨くことで、言葉を切り取りにくい物の言い方や、誤解されない言い回しを開発していこうと。ただ、人間誰しも間違うことはあり、その間違いの1点だけを捉えてその人を全否定する権利は誰にもないと思います。

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