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コメンテーターとして存在感見せるアンミカ、「意見は言っても批判はしない」発言する責任と覚悟

電話で感じたジェネレーションギャップ、押し付けや批難でなく「相互理解が大切」

  • 『ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アン ミカ』より

    『ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アン ミカ』より

──ニュースにコメントを取り上げられることで、ご自身に批判が飛び火することもあるのでは?

アンミカ 私はエゴサーチをまったくしないので、直接目にすることはなくて。私のSNSのコメント欄にも、不快なことを書いてくる方はほとんどいないのは有難いことです。しかし、私の至らない点を、愛と勇気を持って指摘してくださる意見について、真摯に耳を傾けるようにしています。

──SNSをきっかけとしたトラブルや悲しい事件も昨今多く散見されますが、どのように捉えていますか?

アンミカ SNSはとても便利なものですが、便利に踊らされず、共感力や想像力といった人間の美点がもっと育まれていってほしいと願います。"既読スルー"に傷つく方もいるそうですが、相手にも都合やペースというものがあるので、すぐに返事がこなくても不安にならない想像力が必要だと思います。ただ、生まれたときからデジタルに囲まれて育った世代にとっては、携帯でのコミュニケーションが当たり前なのでそう捉えるのはなかなか難しいのかもしれませんが、相手の身になって広い想像力を持って、便利なツールをポジティブに使ってほしいですね。

──ジェネレーションギャップも、昨今トラブルのきっかけになりがちですね。

アンミカ 電話が苦手な若い方も多いみたいですね。私も、若い方に電話をしたとき、「電話していいかどうか、先にLINEで確認してください」と怒られたことがあって(笑)。私の世代はまず電話をするのがマナーだったのですが、『時代によって常識が変わってきているんだ』と学ばせてもらいました。今は受けてきた教育も価値観も、本当にさまざまな世代が混在しています。だから、大切なのは相互理解。「私たちの時代はこうだった」と一方的に押し付けたり、「おじさん、おばさんはダメだ」「今の若い子は…」とただ批難したりするのではなく、互いに歩み寄り、理解していこうという気持ちでお付き合いしていけば、世界はもっと優しくなると思います。

──先日49歳になられたばかりですが、50代を前にした今はどんな心境ですか?

アンミカ もともと私は若く見られるタイプではないので、先日も「まだ40代だったの?」と言われました。冗談で、「100歳かと思った」とかね(笑)。だからようやく年齢がついてきたというか、50代を迎えるのは本当に楽しみですね。年齢を重ねることでコメンテーターとしての説得力も増すでしょうし、その分、さらに勉強をしなければと気持ちを引き締めているところです。

――充実した年代を迎えたアンミカさんの言葉、今後も楽しみです。

アンミカ 私はとくに“和顔愛語”という言葉が好きです。カレンダーの中にもあるのですが、そうしたみなさんの心が少しでも軽くなったり、明るくなったりする言葉を届けていきたいですね。

(文:児玉澄子)

『ポジティブ日めくりカレンダー 毎日アン ミカ』

講談社刊
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