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(更新: ORICON NEWS

「まるでカマキリ!」逆三角形にやせ細った子猫、ヤギからエサもらう過酷生活から“別猫”のような劇的チェンジ

「これが猫?」飼育崩壊から救われた猫の衝撃ビフォーアフター、愛情あふれる環境でフワフワ毛並み取り戻す

  • 多頭飼育崩壊から助け出され、丸刈りになった“みぃさん”(写真:ねこけんブログより)

    多頭飼育崩壊から助け出され、丸刈りになった“みぃさん”(写真:ねこけんブログより)

 愛情をかけられるか、かけられないか。その違いは猫の見た目や健康を大きく左右する。ブリーダーによる多頭飼いが崩壊し、ひどい環境にいたペルシャ猫たちも、NPO法人『ねこけん』に保護されたことで大きな変貌を遂げていた。保護当時の状況と猫たちのその後を、代表理事の溝上奈緒子氏に聞いた。

ブリーダーの多頭飼育崩壊、助け出された31匹のその後

  • 多頭飼育崩壊から助け出されたときのペルシャ猫のうちの1頭(写真:ねこけんブログより)

    多頭飼育崩壊から助け出されたときのペルシャ猫のうちの1頭(写真:ねこけんブログより)

 今では、ペルシャ猫らしいフワフワの毛並みで、預かりメンバー宅でのんびりと暮らしている“みぃさん”。もともと、ブリーダーに多頭飼育されていたが、それが崩壊してひどい環境で暮らしていた猫だ。このとき、『ねこけん』が保護した猫は、実に31頭。

 「近親交配によって、どの猫も奇形や病気、細菌に感染しているような状態。片目がないような猫たちに、子どもを産ませているようなひどい環境でした。『命をなんだと思っているんだ』、そう怒りが湧きましたね」(溝上氏)

 ペルシャ猫といえば、長い毛に覆われた上品な姿が特徴だ。しかし、まともにケアをされていなかった猫たちは、毛は固い毛玉となり、本来の愛嬌ある姿は見る影もない。重症の猫は病院に搬送し、ほかの猫たちはシェルターに保護。そこで最初に手をつけたのは、猫たちを丸坊主にすることだった。“みぃさん”もまた、短く毛を刈り込まれた。

 「ほとんどの子がマラセチア(真菌/カビ)で皮膚炎になっていたので、毛を刈るしかなかったですね。病院ではないので鎮静剤を打つこともできず、毛がひきつって痛かったと思います。本当にかわいそうで、みんなで泣きながら丸刈りにしました」
  • 現在の

    現在の"みぃさん"。ペルシャ猫らしいフワフワ毛並みが復活!(写真:ねこけんブログより)

 このように、『ねこけん』による必死のケア、治療により、多くの猫が救われた。だが、「亡くなってしまう子猫も多かった」という。“みぃさん”も特にひどい状態の猫のうちの1匹で、ほかに盲目でしっぽがちぎれた“トム”も、ギリギリの状況だった。

 現在、“みぃさん”は、肝臓腫瘍と、肺腫瘍を患いながらも、なんとか今の生活を続けることができている。今のフワフワな毛並みは、こうして救われ、愛情を受けることができたゆえの姿だ。

 このペルシャ猫ブリーダー崩壊から救い出され、生き残った猫のほとんどは、新たな家族の元で愛情を受けながら暮らしている。

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