ORICON NEWS
“日本一映える日常を送る女子高生”が最高にエモい、静岡の“田舎”撮り続けるカメラマンの思い「地域の活性化につなげたい」
撮影することで日本や世界に発信、「旅行や移住をしてくれる方が少しでも増えてくれたら」
うちださん シャッター商店街が増えているな、とは思います。過疎化や大型ショッピングモールの登場で個人店が閉業に追い込まれているのに、コロナ禍でそれがさらに加速しているようです。なかでも、僕が一番なくなってほしくないのは駄菓子屋さん。子どもだけで小銭を握りしめて買い物に行ける場所って、なかなかないですよね。残っているお店も、店主が引退したらなくなってしまうと思うと、とてもさみしい気持ちになります。
――静岡の田舎の魅力は?
うちださん 海も山も川もあり、田園や茶畑もたくさん残っていて、西は浜名湖、東は伊豆諸島まで、いろんな場所で日本の原風景を堪能できます。1年を通して暖かくて本当に住みやすいですし、人間性も穏やかな人が多く、何より心に優しい気がします。
――地元への思いも強いですよね。
うちださん そんな静岡を大切にしたいし、ひいては日本中の素敵な地域を見つけて、個々の魅力を知りたいです。写真を撮影して発表することで、旅行や移住をしてくれる方が少しでも増えてくれたらいいなとも思いますね。
――今後の活動について教えてください。
うちださん 地元の静岡県からスタートした活動ですが、2019年には愛知県での撮影が実現し、2020年には京都・大阪で撮影できるようになりました。僕は日本そのものが大好きだし、行ったことのない地域で人々の暮らしを感じることがとても好きです。まだあまり知られていない魅力的な場所は、全国各地にたくさんあるでしょう。それを日本や世界の人たちに知ってもらうべく、できるだけ多くの地域に出向いて、いろんな人や風景に出会い、紹介していきたいです。
――最後に、うちださんの写真を見る人や読者にメッセージをお願いします。
うちださん 作品の捉え方は人それぞれで、こちらの思惑が通じなくてもいいと思っています。見た人が自由に、感じるままに楽しんでいただければ。新しく増えたフォロワーの皆様や、まだ知らない人たちにも楽しんでもらえるよう、今後も精進して作品作りに励みます。