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「バケモノ感あるタヌキ」と「妖艶な女狐」? 一緒に暮らす動物たちの写真に反響、マイナス20度の北海道へ赴く思い

 「走ってくるタヌキのバケモノ感…」というコメントとともにTwitterに投稿された、まん丸なタヌキの写真が話題になっている。北海道の『北きつね牧場』にいるタヌキで、「アザラシ? いや、タヌキだ」「抱きしめたい!」「モフモフでかわいい」と、多くのコメントが寄せられている。投稿主はCheng-Renさん(@chengren21)。他にも、甘えるキツネの様子を撮った写真などで大きな反響を集めるCheng-Renさんに、朝にはマイナス20度になる過酷な状況の中で撮影する苦労を聞いた。

モフモフまん丸なタヌキとキツネたち、一緒に暮らす牧場「お互いを気にしていない」

タヌキとキツネが共に暮らす、北きつね牧場

タヌキとキツネが共に暮らす、北きつね牧場(写真提供:Cheng-Renさん)

  • (写真提供:Cheng-Renさん)

    (写真提供:Cheng-Renさん)

――「走ってくるタヌキのバケモノ感…」には、6.7万いいねが集まりました。

Cheng-Renさんそれなりにウケるだろうという自信はありましたが、想像以上の伸びでした。「大福みたい」「クッションみたい」と、いろんな丸いものに例えられているのが印象的でした。

――このタヌキは「ぽこちゃん」というそうですが、どんな子なんでしょうか?

Cheng-Renさん今年で2歳になるエゾタヌキの女の子です。人をまったく怖がらないどころか噛み付くこともあるため、普段はお客さんが入れない獣舎の中で飼育されていますが、運動不足解消のため、お客さんが少ない朝に放飼場内を散歩させているようです。これはそのときの写真で、牧場の奥からこちらへ向かってくる様子を撮影しました。エゾタヌキは北海道の寒さに耐えるため毛の量が多く、また冬毛になっているので、このようなまん丸姿になっています。

――一方、「社長に対してこの甘え方」というキツネの写真には、さらに大きな反響がありました。

Cheng-Renさんこれまでも2〜3万程度のいいねがついたことはありましたが、このツイートは15万弱までいいねが伸びたので、さすがに驚きました。自分では「かわいい子狐」の写真として投稿しましたが、「妖艶な女狐」と捉える人もかなりいて、人によってものの見え方は違うんだなと感じました。

――このキツネは、普段はどんな様子なのですか?

Cheng-Renさん「ふく」という2歳の女の子です。牧場内で生まれた子で、生まれた直後から社長の手で育てられてきたため、放飼場内に社長が入ってくると駆け寄ってお腹を見せて甘えることがあります。ふくちゃんはお客さんにも怖がらずに近寄ってきて、頭や顎を撫でることもできます(※ふれあいは、スタッフさんの許可を貰った上でお願いします)。ただしイタズラ好きなので、近づいてきたら注意が必要です。

――『北きつね牧場』で撮影されたということですが、そこではタヌキやキツネはどんな風に暮らしているのでしょう?

Cheng-Renさん奥行き200m、幅30mほどの放飼場で、キツネ約40匹と大人のタヌキ3匹が暮らしています。昼間は寝ている子が多いですが、朝方・夕方は活発で、スタッフさんのもとに集まってきたり、キツネ同士でじゃれ合ったりしています。タヌキ3匹は固まっていることが多く、冬場は隠れていることが多いです。キツネとタヌキはお互いをそれほど気にしておらず、一緒になって寝ていたり、たまにお互いにちょっかいをかけたりしていますね。

朝はマイナス20度、長い時間かかけて北海道で撮影する理由は?

(写真提供:Cheng-Renさん)

(写真提供:Cheng-Renさん)

――いつ頃からキツネやタヌキの写真を撮っているんですか?

Cheng-Renさん一眼レフでの本格的な撮影は、大学院を卒業した2017年の3月ごろから始めました。それ以前もキツネは好きで、『宮城蔵王キツネ村』を訪れたこともありましたが、その際はスマホでちょっとだけ撮る程度でした。

――本格的に始めたきっかけは?

Cheng-Renさん就活や研究で苦しんでいた時期に、Twitterで動物写真を眺めて癒されて、「卒業したら自分も動物の写真をいっぱい撮りたい!」と感じたことですね。

――撮影で苦労することはありますか?

Cheng-Renさん名古屋在住なのですが、移動が一番大変ですね。『北きつね牧場』へは、飛行機で新千歳まで行って、そこからさらに約5時間かかるので、旅行の初日と最終日はほぼ移動だけです。それに、冬場の『北きつね牧場』は寒さが厳しいことも大変な点。マイナス10度は当たり前、朝方だとマイナス20度に達することもあるので…。

――そんな大変な思いをしてまで、なぜ撮影に?

Cheng-Renさんそれだけ時間をかけて向かい、キツネたちに出迎えてもらったときの嬉しさはひとしおなんですよ。一匹一匹性格が違っていて、撮影に行く度に新しい発見があるので、そこが一番面白いですね。

――キツネのどういったところに魅力を感じますか?

Cheng-Renさんイヌに似た見た目でありながら、イヌとは違う野性味やミステリアスな雰囲気を兼ね備えているところが一番の魅力かなと思っています。ほかにも、ピンと尖った黒い耳、シュッとした鼻面、金色の毛並み、黒い靴下、もふもふの尻尾など、魅力的な部分が多くてとても語り尽くせません!

――では、タヌキの魅力は?

Cheng-Renさん昔話に出てくるような、どこか間の抜けた雰囲気でしょうか。まん丸だったり足が短かったり、何をしていても思わず笑ってしまうような愉快さがあります。夏毛になると案外スマートで目つきも鋭くなるので、そのギャップもまた愛おしいですね。

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