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女優デビューから35年、白髪役も好演した鈴木保奈美「変身願望が満たされた」
『35歳の少女』白髪の“鉄の母”役、「変身願望が満たされた」
「自分で自分を変える勇気はないので、お芝居の世界で色々な役を演じさせてもらえることは、すごく嬉しい。もともと変身願望やコスプレ願望はあるので、役を通してそれが満たされるというのはいいですよね。『35歳の少女』も、『脚本の遊川(和彦)さんが白髪にしてくれって言うからやったんです!』って言い訳できるじゃないですか(笑)」。
自分を変えることに対する嫌悪感はまったくないと語った鈴木。映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』でも、東山紀之、常盤貴子、益岡徹、田口浩正、木南晴夏、淵上泰史という芸達者な俳優たちと、ギリギリの心理戦を繰り広げる。
まさにベテランならではの味のある芝居を見せているが「年を重ねることにはいいことも、残念なこともあります。『もっと早く気づいていれば』と、後悔することもあります。でもポジティブに考えるか、ネガティブに考えるかは自分次第。どうせ、あと何十年か生きるなら、楽しい方がいいじゃないですか」とあっけらかんと話す姿は、とても魅力的だった。
(写真:田中達晃/Pash 文:磯部正和)
映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』
監督:光野道夫
脚本:岡田惠和
原作:映画“Perfetti Sconosciuti”
出演:東山紀之 常盤貴子 益岡徹 田口浩正 木南晴夏 淵上泰史 鈴木保奈美
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