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マスクで肌荒れ、在宅ワークでメイク離れ…でも“ときめき”は売れる コロナ禍の購買意欲に変化

デパコスとプチプラコスメの境目は消滅?

  • コミカライズやドラマ化された劇団雌猫の編著書『だから私はメイクする』(画像提供:柏書房)

    コミカライズやドラマ化された劇団雌猫の編著書『だから私はメイクする』(画像提供:柏書房)

――私のメイク好きの友人は海外ドラマを参考にした、複数人で“派手なアイメイクをする会”をリモートでやっていたりするのですが、今後はそういったメイクの楽しみ方も増えていくのではないかなと思います。

ひらりさ確かに、以前よりも“誰かのため”じゃなく“自分のためのメイク”をする人が増えてるのが、ドラマ「だから私はメイクする」の感想を観ても伝わってきます。最近は女性誌も“モテメイク”から“自分のごきげんをとるメイク”にシフトした記事を作っているという指摘をネットで見かけました。企業側も商品展開をそこに合わせていかないといけないのではないかと。

 また、この半年あまりはコスメや美容に限らず、単純に何かを買うのが言いづらい時代になってきたなと感じます。だから物のおすすめをするよりは、自分はこんなふうに楽しんだというのを意識して発信する時代なのかなと思いますね。

――今後のメイク業界はどのようになっていくと予想しますか?

ひらりさデパートカウンターのコスメに求めていたものって「持ったときの特別感」もありましたよね。別に誰かに見せるわけじゃなくても、ポーチから取り出す時のワクワク感が楽しかったり。出歩く機会が減って、そのときめきの重要性が薄れているのが少し寂しいですよね。家で使う限りでは、ドラッグストアのプチプラコスメでもいいかな、と選ぶ人は増えそうです。

ユッケ私はデパコスとプチプラコスメの境目がなくなってきているからこそ、誰かに会う日のメイクは“特別感”を出すのも良いんじゃないかなと思います。このようにマスク生活が続くと、マスクを外した顔を見せる相手って相当親しい間柄だと思うので、それならば“とっておきの自分”を見せたいじゃないですか。もちろん自分のためにメイクを楽しむのも素敵だけど、たまには誰かのために気合いを入れてみるのもいいんじゃないかなって。だから企業側も今後はその両方にアプローチできるような売り方を考えて展開していくと良いかもしれませんね。

(文:奥村百恵)

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