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「惣菜は手抜き」論争に大手コンビニの見解は?「“手抜き”ではなく“手作り”感を追求」
少子高齢化や女性の社会進出を背景に革新、「トレンドはあえて追いかけない」商品開発
近年では7Pデリカの“金のシリーズ”と呼ばれる『金の直火焼ハンバーグ』や、7Pデリカの『さばの塩焼』など、「セブンの惣菜最強」「結局一番おいしい」「企業努力の結晶なんだろうなというレベルで美味すぎ」とSNSなどで話題になっている。その商品戦略や店頭拡販のきっかけは2009年に遡る。「背景には当時の社会環境がありました。少子高齢化、女性の社会進出など。世帯人数が減少する中、コンビニのあり方も問われるように。そんな時、“近くて便利”というテーマと共に、「美味しいものが近くで買えたらいいよね」というニーズに答えていきたいところで手掛けたのが、お惣菜や7Pデリカの開発だったのです」(羽石さん/以下同)
『金の直火焼ハンバーグ』は10年間改良重ね、肉の挽き方・輸送経路まで徹底管理
「肉の挽き方、肉の産地、輸送方法、どんな温度で運ぶか。共同開発の日本ハムさんと綿密な打ち合わせをしています。肉を挽いた後、どの時間でどう成型するか。どんな粗さにするか、こねる時の温度、どう空気を抜き、どの温度で焼くか。今年は、肉を挽く最新機械を導入してさらなる品質向上を図るなど、2010年の発売以来、お客様のニーズに応えて磨き続けています」。