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ブームから15年、“生協の白石さん”の今…コロナ禍で悩む若者へのアドバイスとは?

世代間ギャップはいつの時代も語られる…でも若者の本質は変わらない

  • インタビューに答える白石昌則氏  (C)oricon ME inc.

    インタビューに答える白石昌則氏  (C)oricon ME inc.

 ブームになって以降、寄せられる「ひとことカード」が増加したため、「パートさんにも手伝ってもらうようになった」と白石氏。

「パートさんのほうが、直接、店頭で学生と接したり、店内での会話を耳にしている機会が多いので、『試験がんばってくださいね』とか、カードに書く言葉が温かいんです。今や全国の大学生協スタッフのカードの返答はさらに進み、絵を描いてきたカードに、それを上回るぐらいの画力で返す、そんなやりとりも生まれています(笑)」
 そんな白石氏は、ブームから15年経った今、現在の学生をどう見ているのだろう?

「『ひとことカード』に寄せられる内容は、相変わらず『単位ほしいです』とか『恋人がほしいです』とか全然変わっていません(笑)。時代の大きな変化として、スマホの普及があり、今は一人で何でも調べられるし、一人でも退屈しない時代になりました。でも、学生に聞いてみると、スマホは自分の情報を得るためのものであって、それを持っているから人と会わなくてもいいということはないし、仲間は欲しいと。『若者はスマホばかり見ている』と言われているけれど、それに対しても、今、携帯を持っていないという言い訳はビジネスでも通じなくなっているように、時代自体がそう動いているのではないかと。確かにその通りだなと思いました。私も、大学時代は“新人類”と言われましたが、世代間のギャップはいつの時代も語られますよね。でも実際は、若者の本質はいつの時代も変わらないのではないかと思っています」
 SNS全盛の今の時代に、“悩み”に対し“手書き”で答えるという白石氏と同じスタイルの「さよふしぎたんていしゃ」が人気になっているのも、人間の本質はいつの時代も変わらないことの表れなのかもしれない。

「SNSは動画を使えたり、五感に訴えやすい面もありますが、やはり手書きには、手書きにしかない温かみや人情味がありますよね。だからこそ、人間と人間とのアナログのやりとりは、大変な時こそ求められる気がします」

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