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「スマホ見過ぎ…」を注意で16万いいね!叱る姿に癒しと共感、”しかるねこ”作者語る流儀

 LINEスタンプやTwitterで25万人のフォロワーを持つ『しかるねこ』。スマホゲームにのめり込んでいる人に対して「ずっとゲームやってるの!? ほどほどにしなさ〜い」と一喝するなど、日々の「ついつい」「うっかり」をズバッと叱ってくれる白い猫のキャラクターだ。ユーザーからは「かわいい」「毎回しかるねこちゃんにバレバレでびっくりします」と多くのコメントが寄せられている。この『しかるねこ』について、作者のもじゃクッキーさんに話を聞いた。

25万フォロワーを持つ「しかるねこ」、夜更かし、失くしものにもズバッと

 生真面目で心配性。眉間のシワについては『こういう顔だから仕方ない』らしい。一人称はボク。誕生日は1月5日。性別は特に決まっていない。という設定の「しかるねこ」。2018年にTwitterに投稿されて人気に火が付き、ラインスタンプでは同年3月度のMVPにも選ばれた。「しかるねこ」Twitterアカウントのフォロワー数は、25.6万(2020年5月現在)を突破している。

――「しかるねこ」が誕生したきっかけを教えてください。
【もじゃクッキーさん】2017年秋、もともと持っていた作家アカウント「もじゃクッキー」(@mojacookie)に、「スマホ見過ぎ」と怒っている猫の待ち受け用イラストを投稿したところ、当時16万いいねを超える反響をいただきました。それを受けて「叱ってくれる猫」というテーマで何か広げられないかと、2018年1月から試験的に始めてみたのが「しかるねこ」(@shikaruneko)のアカウントでした。

――では、記念すべき、最初の”しかり”はどのような内容だったのでしょうか?
【もじゃクッキーさん】ある程度描きだめしてから始めたため、どれが最初のものかは忘れてしまったのですが、「はやくねなさーい」「何時間ツイッターいじってるつもりなの!?」「そんなに食べていいの!?」あたりが初めの方に思いついたものです。

――特にバズったり反響が大きかったのイラストはどうでしょうか?
【もじゃクッキーさん】「よくものを失くす人を叱ってくれる猫」です。最大で数千だったいいねの数が、そのツイートでは4万を超えました。「つい夜更かししてしまう人を叱ってくれる猫(7.7万いいね)」も印象的です。

「叱りたい」ではなく「叱られたい」からアイデアを練る

「叱る」というと一見ネガティブにとらえる人もいるかもしれないが、相手をより良い方向に導こうとする愛情の行為であるともいえ、「しかるねこ」についても「叱ってばかりで全然かわいくない」というやや否定的なコメントもあるものの、「しかるねこ」に「叱られて癒された」「わかってらっしゃる」と癒しや共感もよんでいるようだ。「もう叱られたくてやってる説」「表情、ぜーんぶ味があってニヤニヤしちゃう」というフォロワーからの意見も。もじゃクッキーさんは、この「叱られたい」人たちを想定して「しかるねこ」のアイデアを作り出しているという。

――このシリーズのイラストを制作する上で、まず考えることは?
【もじゃクッキーさん】日常よくある「ついつい」や「うっかり」ですね。つまり「叱られネタ」です(笑)。自分の身の回りから探すことも多いですが、身近な人を見ていて思いつくこともあります。「しかるねこ」は表情が豊かなので、「この子ならどんな顔するんだろう」と考えるのは幸せなひとときです。
――「叱る」という行為を描くときに気を付けていることは?
【もじゃクッキーさん】必ず「叱られたい内容」でアイデアを練ること。決して「叱りたい内容」にはしません。「しかるねこ」を楽しんでくださっている方々は基本的に「しかるねこに叱られたくて」ご覧になっていると思います。そのため、「しかるねこ」の原型である「猫に叱られたい人のための〜」というコンセプトを崩さないことを大事にしています。よく「他人の〇〇が気に入らないから、これについて叱ってほしい」という書き込みをいただきますが、「誰かを叱りたい」からのアイデア展開は、しかるねこの世界観とは真逆に近いと考えています。

――叱り方のこだわりは?
【もじゃクッキーさん】描きたい気分のときだけ描き、投稿したい気分のときに投稿しています。無理をせず楽しんで描いたほうがいいものが仕上がる……という経験が多いので。今では「〜なさーい!」がしかるねこの名フレーズとなっているようなので、最近ではできるだけその語尾にしています。恩義があるLINEスタンプはコンスタントに出し、私自身が怠けないように気を付けています(笑)。
→「しかるねこ」フォトギャラリーはこちら(外部サイト)


公式Twitter:「しかるねこ」
作家アカウント:「もじゃクッキー」(外部サイト)

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