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中高年の”女装男子”も増加、ネットやSNSで市民権得た“女装”業界の今

「女装への“区別”は必要」…選択肢が増えたからこその危険性も

  • 写真提供:ハイクオリティ

    写真提供:ハイクオリティ

 一昔前と比べて「女装男子」はかなりメジャーな存在になってきた。そういった願望を持つ男性にとっては、ある意味で生きやすい世の中になったのだろうか? だが、女装業界の現場を知る保志さんは、選択肢が増えたからこその危険性も訴える。

――そういった嗜好を持った人たちには、生きやすくなったのでしょうか?

保志さん どうなんでしょう。個人的には、女装に対してある程度の“区別”は必要なのではないかと思っています。女装が全面的に受け入れられると、服装にしてもメイクにしても、ものすごいクオリティを求められる。普通の女性と同じ土俵に乗ってないからこそ、「あれ?」っていう女装さんがいても「ま、女装だからな」と何となく目をつぶって許せるんだと思います。

――一概には言えないんですね。

保志さん 私が気になるのは、趣味や荷下ろしで女装を始めたけど、それがエスカレートして「自分は女性になった方がいいんじゃないか」、「本来の自分は女性なのではないか」と勘違いする人たちです。性同一性障害の人は自分の内面によって、性別を変えることもあると思います。ですが、女装していると安易に「自分もそうなのだ」と思い込んでしまうことがある。それで性転換してしまって、後で後悔する…そういう人がすごく増えているのは怖いと思います。選択肢が増えたからこそ、そういうことが起こりえるし、Twitterで警告している女装さんもいますね。

――そういう勘違いは危険だ、と。

保志さん はい。女装さんって、外見はきれいにしても、根幹に男子の部分がちゃんとあるところが魅力だと思いますね。

――最後にメッセージをお願いします。

保志さん ストレスが溜まっているであろうお客さんが心配です。また、女装に興味のない方でも、話題作りでもいいので、男性は一度女装をやってみると楽しいと思います。体験すれば、メイクが意外と面倒臭いことや女性服が動きにくいことがわかる。だからこそ、自分の彼女や奥さんに対して優しくなれるんじゃないかと思います。女性が買い物している時間、メイクしている時間も、待ってあげられるようになりますから(笑)。
女装サロン型変身化粧品店『ハイクオリティ』
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