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なぜ湖池屋は「カップ型」スナック菓子を販売していないのか?

 じゃがりこ、ポテロング、ベビースター……コンビニの菓子コーナーでいまや必ず見かける「カップ型」スナック菓子。オフィスの机、家のテーブルに置いておけば、口さみしい時にいつでも気軽に食べることができるため、需要は大きい。そこでふと気づいたのが、『スコーン』『ドンタコス』でお馴染みの湖池屋がカップ型を販売していないこと。スマホの普及により、手がべたついたり汚れる可能性のある袋タイプの商品が敬遠されるいま、なぜカップ型を販売していないのか、株式会社湖池屋マーケティング部広報課の小幡さんに話を聞いた。

「カップ型」過去に販売も定着せず “手汚れ問題”の見解とは

――御社が「カップ型」の商品を販売していない理由をお聞かせください。

「実は、過去にカップ型を販売してはいました。一定の実績を上げてはいたのですが、売場に定着するまでには至らず、現在は販売していません。またそれ以外の理由として、カップ型商品よりも、『湖池屋ポテトチップス』などフィルムを使用したパッケージ(袋型)の市場の方が大きいこともあります」

――それでも類似タイプとして、袋から口に流し込める「ワンハンド型」を取り扱っていますね。

「スマートフォンの浸透やeスポーツの流行などによるライフスタイルの変化により、“手が汚れる”というスナック菓子の不満点を解決した新商品を開発したいと思っていました。そこて誕生したのが、OPEN部分から切り取ると流し込み口が登場し、ちょうど良い量のスナックが出てくる“ワンハンド形態“の新パッケージです。カップ型もワンハンド形態も一人で食べることを想定していますが、『スマホを操作しながら』『勉強しながら』など、“ながら食べ”ができることがこの形態の特徴だと思っています」

パッケージに「こだわり」 進化を顧客に提示

――今回リニューアルした『KOIKEYA PRIDE POTATO』や、ワンハンド形態の商品など、湖池屋製品の容器には「こだわり」が感じられますね。

「はい。『KOIKEYA PRIDE POTATO』については、新しくなった湖池屋をお客様に伝えたいという思いから、従来のフィルムパッケージにはない“自立型”を採用しました。店頭に並べたときにどのような存在感が出せるのか、手に取られたときにどの部分が印象に残るのかなど、綿密に検討を重ねた結果です。また、ワンハンド形態については、ちょうど良い量のスナックが出てくるようにするために何度も改良を重ねました。商品ごとに重視するポイントは異なりますが、味つけからパッケージに至るまで、お客様にどのように思っていただけるのか、どのように使用されていくのか、そして、しっかりと喜んでいただくことができるのかを具体的にイメージしながら商品作りをするよう、日々心がけています」

――これまで御社は『スコーン』『ドンタコス』など数々のロングセラー商品を生み出してきました。裏を返せば「すぐ販売終了する」商品が少ないという開発能力の高さの現れかと思います。ひとつの製品を生み出すとき、アイデアの源泉はどこから生まれてくるのでしょうか?

「何か特別なことをしているわけではありません。社会全体の動きを意識しながら、どのようなものが求められているのか、将来的にどのようなものが求められるかを考え、お客様の期待を越えられるような商品を作るために地道に努力を積み重ねてきたことが、現在の結果につながっているのではないでしょうか。なにより、社員一人ひとりが楽しみながら企画をしていることが大きいのだと思います」

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