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発達障害は遺伝する? それとも環境? 当事者親子が伝える「妊娠」「出産」「子育て」の現実
夫の意外な言葉に安心「好きな人に似た子が生まれるのに不安なんてない」
春野あめさん遺伝のことをお互いでしっかり調べたことはなかったのですが、遺伝したらどうする? という話合いは夫婦でしました。その時夫は、「好きな人に似た子が生まれることになんの不安があるのか」と、とても楽観的で安心した記憶があります。
私自身も、精神的な不安定さは昔に比べてかなり落ち着いた実感があったし、夫となら育てていけるだろうという根拠のない自信もあって、子どもを産み育てることに大きな不安はありませんでした。
――春野さんが子育てで気をつけていること・心がけていることは何ですか?
春野あめさん自分の感情をしっかり理解してから言葉にして伝えることですね。叱る際はとくに気をつけていています。そうすることで、感情で自分を見失わない、子どもたちに誤解させないように心がけています。
私の親は感情的になることが多かったので、子どもの頃は嫌われているのかもしれないと不安になることが多かったんです。子どもたちにも、楽しいことや嫌なこと、何かあるごとに自分の感情を言葉にして話してもらうようにしています。でも一番は、毎日大好きと伝えて抱きしめることかな(笑)
――これは特性があるないに関わらず、全お母さんの悩みかもしれませんが、子育て中は“ママ友”が様々なシーンで頭を悩ませる存在かと思います。トラブルの原因になる場合もありますが、子育てで困った時の救世主として心強い存在になることも。春野さんはどうママ友と付き合っていますか?
春野あめさん距離感が難しいので、“ママ友”と“友達”は自分の中で明確に分けています。今年上の子が小学校に上がり、ママ友の連携がいかに大切なのか実感しているので、積極的につながりを持つようにしていますが、緊急時に連絡を取り合う程度の関係にとどめるようしにています。そのくらい、ママ友はあっさりした関係でいいのかなと思っていますし、今のところ問題なく過ごせています。
2021年くらいにかいたもの
— 春野あめ【発達障害が理解されにくいワケを自分で考えてみた】発売中?? (@AmeHaruno) May 24, 2024
出すのをずっと迷っていたけど
子どもの純粋で優しい心が
どれだけ大人を見ていて、癒してくれるのかというのを、やっぱり伝えたくてアップ
イライラしちゃう時もあるけど
これを見返すと、子どもに精一杯恩返ししなきゃなって思います?? pic.twitter.com/0uRmMc11Mz

Profile 春野あめ
発達障害当事者の視点で、特性によるやらかし体験談や、その時の思考回路などを漫画で投稿している
●X @ameharuno(外部サイト)