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(更新: ORICON NEWS

ロゼワインが丸わかり!特徴とソムリエ伝授の楽しみ方を紹介

夏はロゼワインを楽しむ絶好の季節。
その美しい色合いと爽やかな味わいは、まさにロゼワインの代名詞でもあり、さまざまなシーンで楽しまれる大きな要因にもなっている。
本記事では、そんなロゼワインの基本情報をはじめ、赤ワイン・白ワインとの違い、そしてロゼワインの香りと味わいについて解説する。
また、知っているとちょっぴり鼻高な豆知識や楽しみ方についても触れているので、ぜひこの機会に抑えておこう。

ロゼワインとは?

ロゼワインは、美しく鮮やかなピンク色やバラ色が特徴だ。「ロゼ」はフランス語で「バラ色」を意味し、昔は上質な赤ワインをつくる際の副産物として生まれた経緯がある。
そんなロゼワインだが、意外にもその概要を知らずに楽しまれているように思える。
そこで、まずは赤ワイン・白ワインとの違いや、その特徴的な色が生まれる理由について紐解いていく。

赤ワインや白ワインとは何が違う?

赤ワインは黒ブドウから、白ワインは白ブドウから、ではロゼワインはロゼブドウからつくられるかといえばそうではない。
ロゼワインの色調は、その製造方法に起因している。

まず前提として、赤ワインは黒ブドウの果皮や種を果汁と共に発酵させ、白ワインは白ブドウを用いて果皮や種をなるべく果汁と共に触れさせずに発酵させる。
一方、ロゼワインは主に黒ブドウを用いて、短期間だけ果皮と共に発酵させて淡い色合いを引き出す方法や、直接ブドウを圧搾(あっさく)して果皮の色を引き出してつくられる。
これが、ロゼワインは赤ワインのような渋味やコクを持ちながらも、白ワインのような軽やかさやフルーティーさも兼ね備えるといわれる所以(ゆえん)だ。

この製法についてはロゼワインの肝となるため、後ほど詳しく解説する。

ロゼワイン3つの豆知識

まず大前提としてまったくおすすめはしないが、ワインオープナーが手元にない場合でも代用できる方法がいくつかある。
たとえば、ボトルの底に靴や厚手のタオルを当てて、壁や地面に打ち続けてコルク栓を圧力で引き上げる方法がある。また、ネジや小さめのフォーク、ナイフをコルクに差し込んで、力技で引っこ抜くという方法もある。

一つのエンターテインメントとしてやアウトドアのシーンでは重宝するかもしれないが、くれぐれもケガにはご注意を。

@生産量の90%以上がロゼワインの産地がある!?

ロゼワインの生産量が世界一位の国は、ワイン大国フランスである。
特にプロヴァンス地方は、ワイン生産量の約90%をロゼワインが占める。
そして、消費量でももちろん世界一なのだ。
現地のスーパーを訪れると白ワインよりもロゼワインのほうが棚に並んでいるなど、その人気ぶりがわかる。

A世界三大ロゼワインを抑えよう

世界を代表するロゼワインの産地が3つあり、これらを総じて「世界三大ロゼワイン」という。

・プロヴァンス・ロゼ(フランス・プロヴァンス地方)
・タヴェル・ロゼ(フランス・ローヌ地方)
・ロゼ・ダンジュ(フランス・ロワール地方)

それぞれ味わいが異なるが、やはり日本国内への流通も多いプロヴァンス・ロゼが入手しやすく、初心者にも飲みやすいためおすすめだ。
また、世界では「マルサネ・ロゼ」を加えて「世界四大ロゼワイン」と呼ばれることもついでに抑えておこう。

B世界で最も高価なロゼワインを手がけるのは、あの世界的ハリウッドスター

世界で最も高級なワインといえば、かの有名な「ロマネ・コンティ」だ。

では、世界で最も高級なロゼワインは、いったいどの銘柄だろうか。
実は数銘柄がイタチごっこ状態で価格競争をしているが、そのうち日本でもよく知られている「シャトー・ミラヴァル」がネームバリューの点でも優れていると筆者は思う。
日本円でおよそ4万円のこのロゼワインは、間違いなく世界最高級のロゼワインの一つだろう。
そして、このワインを手がけるシャトーの共同オーナーを務めているのが、ハリウッドスターのブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーである。
だが現状、二人は離婚裁判真っ只中かつ、ワイナリーの経営権をめぐっての対立など慌ただしそうだが、当シャトーのブランディング・品質向上に大きく貢献してきたのは紛れもない事実だろう。

ちなみに、ロゼスパークリングも含めて世界で最も高級なロゼワインは「ドンペリニヨンP3プレニチュード・ブリュット・ロゼ」だ。
いわゆるキャバクラ用語の「ピンドン(ピンクのドンペリに由来)」のさらに上位に当たる銘柄で、その価値は日本円にしておよそ80万円になる。
このドンペリは世界で最も高級なシャンパーニュとしても記録されており、昨今のワイン価格高騰が今後も続くとなると、この値上がりはまだ止まりそうにない。

ロゼワインの香りと味わい

ロゼワインは、その美しいピンク色だけでなく、赤と白のいい所取りした香りと味わいが特徴とされる。その香りと味わいは、後述する製造方法で主に異なるが、一般的に次のような特徴がある。

香り

ロゼワインの香りは、赤ワインと白ワインの要素を併せ持つ。主な香りの要素には以下のようなものがある。

・赤系果実の香り:イチゴ、ラズベリー、チェリーなどのフレッシュで甘酸っぱさを思わせる赤系果実の香りを持つ。
・柑橘系・ストーンフルーツの香り:レモンやグレープフルーツのような爽やかさや、洋梨や白桃のような白ワイン的なフルーティーさを持つ。
・花やハーブの香り:スミレやゼラニウム、ハイビスカスのフローラルさや、フェンネルやタイムなどの地中海ハーブを連想させる。

味わい

ロゼワインの味わいは香りと比べて、白ワイン寄りの特徴を持つ。味わいは色合いと比例しがちだが、あくまで一般的なスタイルだと軽やかでフレッシュな味わいが特徴とされる。

軽やかでフレッシュ:淡いピンク色のロゼワインは、軽やかでフレッシュな味わいが特徴。酸味を主体に、軽やかな飲み口が楽しめる。
フルーティー:赤系果実や柑橘類などのフレーバーが豊富で、フルーティーな味わいが感じられる。
やや渋み:濃い色のロゼワインは、タンニンに由来する渋みが感じられて赤ワインに近いボディを持つ。
ミネラル感:特にプロヴァンス地方のロゼワインには、ミネラル感が強く感じられ、爽やかな後味が特徴となる。

ロゼワインの製法は3パターン

冒頭の見出しの「赤ワインと白ワインは何が違う?」で軽く触れたとおり、ロゼワインは主に製法で特徴が大きく変わる。
ソムリエでさえ、ロゼワインについて評価するときには、ロゼワインの色調や味わいからまず製法に注目するほど、ロゼワインにとって製法は肝となる。
製法は大きく分けて3つの方法があるので、今からそれぞれの概要と特徴を解説していく。

【その1】直接圧搾法(ちょくせつあっさくほう)

直接圧搾法は、白ワインの製造方法に似ている。この方法では、黒ブドウを破砕し、圧搾して果汁を搾り出す。このとき、果皮や種から抽出された色素が果汁に移り、淡いピンク色になる。この方法でつくられるロゼワインは、色が淡く、白ワイン的な軽やかでフレッシュな味わいが特徴だ。

【その2】セニエ法

セニエ法は、赤ワインの製造工程に似ている。黒ブドウを破砕して果皮と種と共にタンクに入れ、短時間だけ発酵させて色素を抽出する。期間はおよそ、数時間から数日とつくり手により異なる。
色が適度に移った時点で、果醪(かもろみ)から液体を抜き取り、その後、白ワインのように発酵させる。セニエ法でつくられるロゼワインは、やや濃いめの色合いと赤ワイン的なボディと微かな渋み、そして複雑な味わいを持つ。

【その3】ブレンド法

ブレンド法は最もイメージしやすく、白ワインに少量の赤ワインを加えてつくる方法をいう。ロゼ・シャンパーニュを除き、この方法はEUで禁止されている。
ただし、ワイン法の自由度が高いワイン新興国(ニューワールド)では、フルーティーなロゼワインをつくる際に用いられている。
このように、ロゼワインの色合いや味わいは製法に大きく依存する。

日常でロゼワインをもっと楽しむ方法

ロゼワインはその鮮やかな色調や華やかさから、あまりこだわりなく楽しまれがちだが、いくつかのポイントを抑えることで、赤や白とは違う楽しみ方が可能だ。
ここでは、日常の中でロゼワインをさらに楽しむための方法を3つ紹介する。

【その1】飲む温度やグラスに気をつける

ロゼワインの適切な飲みごろ温度は、ワインのタイプによって異なる。一般的には、淡いピンク色のロゼワインは10度前後、濃いピンク色のロゼワインは12度前後が最適とされる。
自宅でこの温度帯にするには、冷蔵庫でよく冷やしている状態から飲む20分前に常温下に置いておくと近い温度帯になる。
また、使用するグラスも重要である。ロゼワインには、すっきりとしたタイプの白ワインと同じ万能型のグラスが適している。これにより、香りや味わいがバランスよく楽しめるのだ。

【その2】ペアリングにこだわる

ロゼワインは、赤と白の両方の特徴を持つとされるため、さまざまな料理と相性がよい。
極端にいえば、コース料理の前菜からメインまでロゼワイン1本で楽しむことも可能だ。
たとえば、前菜では程よく脂身を持つサーモンには赤ワイン的な要素で合うし、磯の風味を持つ魚介類には白ワイン的なハーブ感で素材を引き立ててくれる。
こうした点からロゼワインは、ソムリエにとって扱いやすいワインの一つともいえるだろう。

【その3】飲み終えたボトルをおしゃれに活用

ほとんどのワインボトルは、ワインの天敵となる光から保護するために濃色のボトルが使用されている。その一方で、ロゼワインはその鮮やかな色調を強調したいため、あえてボトルが透明にデザインされていることが多い。
また、リゾート地や富裕層からの需要が高いためか、デザイン性にも優れている。
スタイリッシュなボトル形状やラベルデザインのものが、普通のワインと比べて多いのも特徴だ。
この仕様を活かしておしゃれに活用してみるのも、ロゼワインの楽しみ方の一つでもある。
花瓶として使ってみたり、ピッチャー代わりにしてみたり、DIYでボトルにライトを入れておしゃれに空間を演出してみたりなど、個性的なインテリアアイテムに仕上げることも可能なため、ぜひ試してほしい。

まとめ

ロゼワインの楽しみ方は、ほかのワインと比べて非常に幅広いと筆者は思う。
色を楽しみ、味を楽しみ、料理とのペアリングを楽しんでは、飲み終えた後のボトルも活用してインテリアとしても楽しむ。
そんな多彩な楽しみ方ができるロゼワインの魅力を知れば、今後のワインライフがもっと充実するに違いない。
著者プロフィール

田中 純平
大学時代のスペイン留学中にワインの魅力に囚われた飲兵衛ライター。楽天グループでのスペイン語翻訳業務、お酒のwebメディア4サイトでの監修ライターを経て、現在はワインD2Cサービス「Homewine」でワインの相談にお答えするソムリエコンシェルジュに携わる。
資格:JSA. ワインエキスパート、JSA. SAKE DIPLOMA、WSET Level3
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