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「大事なものを詰め込んだ“卒業アルバム”」秋元真夏、乃木坂46として最後の写真集で“思い出”めぐる【インタビュー】
“デビュー曲”「制服のマネキン」の歌詞を入れた想い「乃木坂46に入ってからのことを表している」
秋元1冊目のときは、あまりにも意気込んで、すごくダイエットを頑張ったんですけど、ちょっと頑張りすぎてしまいました(笑)。だからこの最後の写真集は、特に気にせず臨みました。
――そうなんですね。では、この写真集の中で1番自分らしいなと思う写真はどれでしょうか。
秋元前半部分にある、素で楽しんでいる表情の写真ですかね。全然気を張ってない感じがいつもの私っぽいです。昔だったらもっとキメ顔をしたくなるようなタイプなんですけど(笑)。
秋元いつか料理本を出したい思いもあって、その第1弾として、普段こういう感じでやってるよっていう様子をレシピと一緒に載せられたらいいなと思い、提案しました。いつか割烹料理店を出したいという夢もあるので、料理本が実現したら和食レシピを多めに掲載したいですね。
――「真夏クッキング」の料理もとてもおいしそうで楽しみにしています。ほかに、撮影で思い出深いエピソードはありますか。
秋元これまでの乃木坂46のライブでも、私のせいなのかなっていうタイミングで雨が降ったりすることが多かったんですが、今回も撮影地に着いた瞬間に雨が降ったりとか、セーラー服で撮影したときには雪が降ってきちゃって(笑)。まだ12月だったのでびっくりしました。でも最後には晴れてくれて、思い出深い撮影になりました。
秋元当時は、ここまで私の中で大きな曲になると思っていなかったんですが、11年経った今、卒業するタイミングで改めて思い出すくらい大好きな曲になっていて、この写真集の中に残せたのは本当によかったです。
――写真集には「制服のマネキン」の歌詞も印象的につづられています。
秋元このサビ前の「一歩目を踏み出してみなけりゃ 何も始まらないよ」っていうのは、本当に乃木坂46に入ってからの私のことを表している気がします。いろんなことを経験させてもらって、得意じゃないことを任されることもたくさんありました。でも、苦手だから「やらない」「できない」って言うんじゃなくて、とりあえずやってみるっていうことがすごく大事だったなっていうのは、この11年で感じたことでした。
――乃木坂46からの卒業も新たな「一歩目」ですよね。最後に、この卒業写真集に込めた思いを改めてお聞かせください。
秋元乃木坂46にいる間に3冊も写真集を出すと思っていなかったんですけど、本当にありがたいなと思っています。今回は卒業のタイミングでもあって、できるだけいつもの私に近い表情で撮影していただいています。あとは、後輩のことも私の乃木坂人生からは切り離せないものだと感じていたので、後輩たちと対談をさせてもらったりと、私の大事なものを全部詰め込んだ“卒業アルバム”的な作品になっています。卒業してからも手に取って開いて、懐かしいなって思ってもらえたらうれしいです。
◆インタビューVol.2では、最後の一期生として乃木坂46の“根源”、そして今後の活動についても語っている。
卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』(幻冬舎)
秋元は1993年8月20日生まれ。2011年8月、同グループ1期生オーディションに合格するも学業のため活動休止、翌12年10月から復帰した。同年12月にリリースした4thシングル「制服のマネキン」で選抜入り。その後、全てのシングルで選抜入りしている。19年9月に桜井玲香からキャプテンを引き継いだ。