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【整形美男】「顔が良くないと誰からも相手にされない」整形に依存していたやっぴが1000万かけて手に入れたものとは?
「SNSでは認めてくれる人たちがいるのに、現実では整形している男っていうだけで腫れ物扱いされていた」
やっぴ当時、アイプチとかカラコンなどのコンプレックス商材が流行り始めた頃で、僕がよく読んでいた「Men's egg」(大洋図書が発行していた男性ファッション雑誌)にも並行二重でカラコンでクリクリの目をした男性がたくさん載っていたんです。それを見て一重だった僕は、すごくコンプレックスを感じました。
――ギャル系の雑誌が流行っていた頃ですね。
やっぴそこから隠れて母親のコスメを使ったり、友達と一緒にカラコンをつけてみたり、ひとりで二重にできるテープとかノリとかを使ってみたりなどをコソコソと始めました。そのときに「こんなに変わるんだ」と実感したのが、整形をしてみたいと思うようになった大きなきっかけです。
やっぴすごく厳しくて「整形したい」なんて言うだけで怒られるような家庭だったんですけど、二重テープをずっとしていたら目がかぶれて視力まで落ちてきてしまったので、それを口実にして二重整形を母親に許してもらいました。「二重にしたほうがこの子自身も明るくなるんだろうな」というのが見えたから許してくれたのだと思います。
――実際に整形をしてみて、家族は反応はいかがでしたか?
やっぴ高校1年生の頃からSNSを始めて、自分を肯定してくれる人がネットには結構いたので、TwitterとかInstagramに自撮り写真を載せるのが習慣づいていたんです。でも、現実世界ではカッコイイと言われることはなく、むしろ男が自撮りをしているのはカッコ悪いとか気持ち悪いなどとまだ思われるような状況でした。当時の僕はSNSのほうに仲間がいると感じていましたね。
――リアルな友人たちは?
やっぴ実際に身の周りにいる人たちは整形した僕を見て驚いていたし、陰で色々と言われることもありました。高校の掲示板があったんですけど、そこに嫌な書き込みをされたり、信用している友達に送ったダウンタイム中の写真をTwitterに載せられたりも。地元の友達には、あまりいい印象を持っていない人が多かったと思います。
それでも僕自身の中ではパッと世界が明るくなりましたね。一重にひとつ線がつくだけなのにこんなに明るくなれるんだって。今まで必死にアイプチをしていたのが一瞬で変わったっていう爽快感もありましたし、心まで明るくなれたと本当に実感しました。
――整形をしたことで、自身の内面はどのように変化しましたか?
やっぴSNSでは認めてくれる人たちがいるのに、現実では整形している男の子っていうだけで腫れ物扱いされるのをちょっと感じていて、自分としてはそのギャップを持ちたくありませんでした。なので、逆に明るく生きて、整形していることも隠さないようにしました。整形して明るい気持ちになれたと同時に、その場その場その人その人によって、うまいことコミュニケーションを変えるような性格にもなったと思います。コンプレックスが自信に変わることで気持ちも明るくなっていって相手と関わりやすくなった面はありますね。
外見至上主義で顔のせいにしていた10代の頃「今考えると別にしなくてもよかったじゃんって思う施術を山ほどした」
やっぴYouTubeチャンネルでは、整形について思っていることをありのまま発信しているので、色々な意見が出るのは仕方がないことかなとは思っています。「勇気が出た」と言ってくれるのはとてもうれしいですし、公表してよかったなとも感じますね。
――YouTubeでは「1000万円で中間地点」と話していましたが、自身の整形への現在の満足度は何点ぐらいですか?
やっぴ80%くらいですね。点数で表すともう少し低いかもしれないですけど…。やれることがあともう20%くらいしかないかなって。
やっぴYouTubeを始めて自分のキャラが目立つようになってきて、外見以外の部分も認めてくれる人がたくさんいることを実感して、僕の性格を見て応援してくれる人がいるのなら外見よりもそっちのほうを見てもらえるほうが生きやすいなと感じるようになりました。
高校2年生の頃から25歳の現在まで整形をし続けているなかで思ったのは、内面が明るくなったり良くなったりすることが、楽しい人生にする一番重要なポイントだということ。そこを大前提に持って整形も考えたらいいんじゃないかなって思います。
――これまで1000万円を整形に投資して色々と大変な思いもされて、それでも容姿を変えたいと強く思った理由は?
やっぴ若い頃は顔が一番だと思っていて、自分が好きな人に相手にされないのも顔が悪いからだと感じ、「顔をきれいにしなきゃ」って自分に言い聞かせながら生きていました。顔が良くなければ誰からも相手にされない」「顔が良くないと仕事がこない」と思っていて、周りのカッコイイ子や可愛い子に追いつこうと思って整形をしまくっていました。10代の頃の整形に関しては、今考えると別にしなくてもよかったじゃんって思う施術が山ほどあります。
――では現在は?
やっぴ自分のモチベーションやテンションを上げたり、コンプレックスを治したりするために整形をしています。だから、外見至上主義でどんどん整形に依存してカスタムを重ねていた頃が、一番お金を費やしていましたね。
恋愛観も大きく変化「美容整形が自分の可能性を作ってくれた」
やっぴ単純に自信を持てるようになって、積極的に恋愛ができるようになりました。「どうせ自分なんか」という卑屈な気持ちがまず改善されましたね。これまで告白する勇気はもちろん、好きな人と会話やデートもできなかったので、対等に向き合えるようになったことは整形をして成長できた部分です。
僕は16歳くらいから自分自身を商品として生活を切り売りして生きてきましたが、今は自分の会社を持って社会人として働くことで心の余裕が出てきた気がします。今までは恋愛や生活を自分の主軸にして生きていたんだなって。色んなものを充実させることで、恋愛もそこまで重くは捉えなくなりました。
――整形をしている今、幸せですか?
やっぴ幸せです。失敗もありましたし、嫌だなと思うことや整形しなければよかったなと思うこともあったんですけど、トータルで見ると幸せです。
――やっぴさんにとって「美容整形」とは?
やっぴ自分の可能性を作ってくれたのは美容整形だなって思います。顔にめちゃくちゃコンプレックスを持っていた学生が、今はこうやって「カッコイイ」とか「きれい」とか言ってもらえるような世界線にいられているだけですごく幸せです。顔を見てくれる人がいること自体が信じられないことだったので、美容整形が僕の明るい未来を照らしてくれたと思っています。