ORICON NEWS
2022年にスクリーンで会える 永瀬廉、松村北斗ら若手ジャニーズ4人に注目
永瀬廉(King & Prince)
若者世代に絶大な支持を得る新鋭作家・Fの同名小説を完全実写化。友達も恋人も夢もなく、退屈で平凡な日々の繰り返しに鬱屈とした思いを抱く大学生の「私」の日常は、圧倒的なカリスマである黒服(柄本佑)との出会い、凛々しく聡明な先輩(池田エライザ)との出会いで大きく変化していく。
「私」と黒服が企てる壮大な破壊計画のきっかけは、誰もが一度は心に抱くような破壊願望だ。些細ないたずらで誰かの日常が変わることに快感を覚え、行動がエスカレートしていく。先輩の存在により「私」には迷いが生じ始めるが、黒服とその仲間たちの計画は、もはや「私」の手に負えないほど大きくなっていた。
今作では、これまでにないダークな表情を見せている永瀬。とくに冒頭、まるで生気のない無気力な表情は、彼が今をときめくKing & Princeのメンバーだと、あの“りょーちん”だとはとても思えぬほど。少しずつ変化していく心、それゆえに生じる葛藤を、永瀬は静かに丁寧に演じている。
長尾謙杜(なにわ男子)
『HOMESTAY(ホームステイ)』は、作家・森絵都による『カラフル』の実写化作品。これまでにもメディア展開されてきた人気作品だ。長尾演じるシロは、“管理人”を名乗る人物からの宣告により、死んでしまった見知らぬ高校生・真の身体に“ホームステイ”することになる。さらに、100日間以内に真が死んでしまった原因を見つけなければ、あるいは真の周囲にシロであることがばれた場合には、シロ自身に本当の死が訪れるとも告げられる。シロは、真の家族や友人らと関わりながら真の人生を歩むなかで成長していく。
松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)
原作は、約10年前に発刊された櫻いいよ氏のデビュー小説。発表当時(2010年)、小説アプリ「野いちご」内の「切ない小説ランキング」にて1位を獲得した作品とあって、記憶に残っている読者も少なくないだろう。
松田が演じる修弥、福本演じる実結は「毎月1日は何があっても必ず一緒に映画を観に行く」という約束を交わしていた。しかし、修弥が用事を理由に急きょデートをキャンセル。修弥は最近、何かを隠しているような雰囲気もあり、実結は不安を感じる。そこへ「もう一度話したい」と修弥から連絡が入るが、待ち合わせ場所に向かう実結の目の前で、修弥が交通事故に遭ってしまう。実結が目を覚ますと、事故当日の朝に戻っていた。実結は何とか修弥を助けようと行動するが、事故に遭うという結末は同じ。しかし、何度も「同じ日」を繰り返す中で、修弥が隠していた事実が明らかになっていく。
松村北斗(SixTONES)
『ホリック xxxHOLiC』の原作は、人気創作集団・CLAMPの『xxxHOLiC』。2003年から2010年にわたり連載され、単行本の売り上げは累計1400万部を突破。数々のメディア展開がなされてきたが、実写映画化は初めてのこと。監督は蜷川実花、主演には神木隆之介、柴咲コウと、個性豊かな面々がそろった。
神木演じる孤独な高校生・四月一日(ワタヌキ)は、人の心の闇に潜む“アヤカシ”が視えるという特殊な能力を持っている。能力を消し普通に暮らしたいと願うワタヌキが、誘われるように入った【ミセ】。そこにいた美しい女主人・侑子(柴咲コウ)は「どんな願いも叶えてあげる。ただし、それに見合う対価をいただく」と告げる。侑子のもとで働くようになったワタヌキは、想像を超える大事件に巻き込まれていく。
松村演じる百目鬼静(ドウメキシズカ)は、ワタヌキの同級生で寺の息子。クールでミステリアス、ワタヌキ同様に特殊な能力を持つ。弓の名手という役どころであり、松村は弓道の特訓を受け、撮影に挑んだ。“アヤカシ”との戦いのシーンは必見だ。