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King & Prince永瀬廉、『弱虫ペダル』撮影で芽生えた闘志「負けていられない」

 漫画、アニメ、2.5次元作品などさまざまなジャンルでメディアミックスされ、人気を博してきた『弱虫ペダル』。8月14日には、人気グループ・King & Princeの永瀬廉(21)主演による映画が公開される。伊藤健太郎(23)、橋本環奈(21)ら同世代の俳優たちが名を連ねた撮影で永瀬が感じたこととは――そこからは今をときめくアイドルでありながらも役者として作品と真摯に向き合う姿勢、そして他の俳優たちに「負けていられない」と語る言葉からは、クールな印象とは裏腹に内に秘めた“闘志”が垣間見えた。

永瀬廉版“小野田坂道”の作り方「『原作は意識しなくていい』と言われ…」

 同作は累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画『弱虫ペダル』を初の実写映画化。2008年に『週刊少年チャンピオン』(秋田書店刊)にて連載開始し、現在までで67巻が既刊。自転車競技に青春をささげる高校生たちの熱き戦いを爽やかに描いている。きっちり眉の上で切られた前髪に丸メガネで内気な主人公・小野田坂道の原作ビジュアルを再現し、これまでのキラキラしたイメージをいい意味で裏切ってみせた。

 「初めて鏡をみたときは『はじめまして』と驚きました。僕が僕ではないみたい、…誰?(笑)という感覚で」と屈託なく笑う。ただ「原作ファンの方がいらっしゃって、その上での実写なので、原作ファンの方の声も大切にしたい。1番わかりやすく近づけるのは外見からだなと思いました。まずは見た目から」とこだわりを語った。

 内面に関しては、アニメや漫画を読みながらそのキャラクター性を噛み砕く一方で「三木監督からは『原作の小野田坂道はあまり意識しなくていい』と言われました。小野田坂道の内気で友だちがいないという設定はもちろん残しつつ、僕が思う坂道を表現してほしいと言われました。なのでアニメやコミックにあまり寄せず、僕の解釈した小野田坂道を演じています」と自分なりの坂道像を作り上げた。

 これまではどちらかといえばそのカッコよさ、二枚目な部分が表に出る役柄を演じることが多かった。しかし坂道は弱虫でオドオドしていながらも仲間のために努力をいとわない芯の強さを併せ持つキャラクターでこれまでのイメージをガラリと覆す。

 「僕自身も不安な部分があります。僕が解釈した小野田坂道が出し切れているのか客観的に見ないとわからないですし。完成作を観たら『もう少しできたかな』と思うこともあるかもしれなので、少し不安があります」と明かしつつ、「スタッフさんには『普段と違いすぎるから逆に観てみたい』と言われて…。『驚かせたい!』という気持ちが強いです」とその言葉からは確かな手応えも感じられた。

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