ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

King & Prince永瀬廉、『弱虫ペダル』撮影で芽生えた闘志「負けていられない」

映画撮影も“チーム戦” 山場超え生まれた結束力

 実写映画でも大切にしたのはやはり“自転車”。「レースの熱や疾走感は失わせたくなかったです」と語る永瀬は、昨年12月8日に開幕した舞台『JOHNNY’ IsLAND』や、年末の歌番組出演の合間に、自転車練習をスタート。2回目の練習では40キロ近くを計測し、3回目の練習は山道の全力疾走にも取り組んだ。舞台出演と平行しながら、休演日には河川敷を走ったり、千秋楽からクランクインまでの間にも忙しい合間を縫って自転車に慣れていったという。

 「“自転車”といってもこれまでに乗ってきたものとは、まったく違う乗り物のような感覚でした。乗ること自体は練習で慣れていき、問題はなかったのですが、練習にカメラは用意できないのでスタッフさんも大変そうでした。カメラカーのスピードに合わせたり、逆に坂道がカメラから消えていくシーンもあったりしたのでお互いに感覚をつかみながら進んでいきました」と回顧。「次第に連携がとれてきてそこでも『チーム感が大事だな』と思いました」。

 特に苦労したというのが今泉との1対1での対決シーン。まだロードレーサーを手に入れる前、坂道はママチャリで急斜面を登り切る。「ママチャリはなかなか進まないんです。ロードレーサーの素晴らしさを感じました。ママチャリのシーンの坂の傾斜が一番急だったのですが、プラスママチャリだったので…大変でした。こんなに進まないのかと」と苦笑い。

 また「海岸で隊列を組みながら何キロも走るカットがあったのですが、隊列は間隔を狭めながら走らないといけないのでその時は大変でしたね」としみじみ。「スピードも変えたらダメなんです。一番前の人にスピードを合わせて後ろの人たちの体力をみながら調整していくのも難しかったです。ドローンを操作する人との連携も考えたりしました。でもチーム総北みんなで走っている一体感があって楽しかったです」と幾度も撮影の山場を超えながらスタッフ・キャストとともに結束力が生まれた。

 だからこそ「自転車のシーンはだいぶ手応えがあります。みんな、そのカットでできる自分のすべてを出しきりました。いろいろな角度から撮ったので、疾走感や、熱量が伝わると思います」と自信をみせる。『弱虫ペダル』という作品が自転車競技を魅力的に描いているからこそ、この要素は欠かせなかった。

 また「実写映画だからこその規模はあると思います。レースシーンもそうですし、今回はいろいろな地方、いろいろな景色、いろいろな山道で撮影しているので魅力的なものになっていると思います。そういう壮大なスケール感にも注目してほしいです。」と見どころを挙げた。

 「このような時期を経て、当たり前にできていたことがしづらくなった今、誰かのために頑張ろうという気持ちや、青春の尊さをとても感じられる作品となっているので、それを劇場でぜひ体感してほしいなと思います」と呼び掛けた。心身ともに鍛えながら、仲間とともに全力で作り上げた作品で永瀬が魅せる新境地を見届けてほしい。

映画『弱虫ペダル』

8月14日(金) 公開
■主演:永瀬廉(King & Prince)
■出演:伊藤健太郎、橋本環奈、坂東龍汰、柳俊太郎、菅原健、井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)・竜星涼 / 皆川猿時
■原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
■監督:三木康一郎
■脚本:板谷里乃・三木康一郎
■主題歌:King & Prince「Key of Heart」(Johnnys’ Universe)
■製作:「弱虫ペダル」製作委員会
■配給:松竹株式会社
(C)2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 (C)渡辺航(秋田書店)2008

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索