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SixTONES松村北斗、俳優業は「まだ初期段階」 劇場版『きのう何食べた?』 内野聖陽からも助言【インタビュー】

(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

 俳優の西島秀俊(50)と内野聖陽(53)がW主演する人気ドラマの劇場版『きのう何食べた?』(11月3日公開)。今作から人気グループ・SixTONESの松村北斗(26)を新キャストとして迎える。松村といえば朝ドラ初出演も控え、俳優としての飛躍が期待されるが、自身を「まだ、全然初期段階」と冷静に見据える。合同インタビューではすでに連ドラから出来上がった空気のある今作に、途中合流する上での難しさや葛藤のなかで「とにかく、頑張った」と振り返る現場の模様、物語の内容にちなみ“食”にまつわるテーマにも話がおよんだ。

(左から)内野聖陽、西島秀俊(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

(左から)内野聖陽、西島秀俊(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

 松村が演じるのは、ケンジと同じ美容室に勤めるイケメン美容師・田渕。誰に対しても歯に衣着せぬ物言いながら、さっぱりとした性格で、コミュニケーション能力が高い。仕事帰りのシロさん(西島)が、仲睦まじい様子で並んで歩く2人の姿を目撃してしまう…という、ケンジとの関係性が気になる役どころだ。

 “人見知り”を公言する松村は、『何食べ』チームへの参加に「頭が痛かったですね(笑)」と正直に語る。「僕が一方的に観ていた作品の、ファンタジーの街、平行世界として存在する街に自分が引っ越してしまったような、観る人全員知っているし声色も関係性も知っている、不思議なところに入る感覚です。だから水を差してはいけないし、逆にどう入って良いのか…やっぱりミッキーとミニーの間には入れない(笑)。偶然同じ日本語をしゃべっているけど、違う世界だから入り方がわからないですよね」と戸惑う部分もあったそう。

(左から)山本耕史、西島秀俊、田中美佐子(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

(左から)山本耕史、西島秀俊、田中美佐子(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

 「新人なので自分はこうやって現場に入り、こうやって演じて、のようなものはない。作品ごとに挑戦してはうまくいくこともあれば、失敗することもある。まだ、全然初期段階なんです。そう思うと、とにかく頑張った、という感じです(笑)。手当たり次第頑張れそうなことを頑張りました。(共演者には)しゃべりかけたんでしたっけ…(笑)。余裕か、いっぱいいっぱいかでいえば、いっぱいいっぱいいっぱい(笑)。話しかけ方がわからなかったかもしれないです。頑張った、という感覚でしたね」と現場ではがむしゃらに取り組んだ。

 その一方で「それこそ、あの輪にはいっていく突破口だったり、限られたシーンを自分が演じる上で、自分のなかでなにか正解が見えて『これでいいかも』と安心してしまっていた。ただ、それは自分だけの正解というか、現場で演じてみると違って、動けなくなってしまったんです」と立ち止まることもあった。そこでケンジ役の内野からガチガチに固めすぎず柔軟な姿勢で臨むように助言があったといい、「10回読んでいた台本を20回読む、とかそういうことではなくて、ものの見方だったり、決めていないつもりで決まっちゃっていたものがたくさんあって、そこにも目がいくようになりました」と視野を広げていくことができたという。

お気に入りキャラは“ジルベール”演じてみたい気持ちも?「あるかもしれない」

(左から)西島秀俊、内野聖陽(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

(左から)西島秀俊、内野聖陽(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

 ドラマ版から視聴してきたという松村は「客観的に観て、すごく、あったかいなと思います。ナイーブなこともある題材かもしれません。実は壁の多いことを描いているけど、周囲の目が気になったり嫉妬する姿だったりを描くことで、いち視聴者として受け入れやすい」と世界観に親しみを感じながら、「人間模様も主軸に描かれているのにあんなに料理のことも手を抜かない。音や見栄え、ここで湯気を大事にしたんだな、とかワンシーンが丁寧に作られていることがとても魅力ですよね。料理シーンは人の努力が詰まっていると思います」と演者としても感心する部分が多いよう。

磯村勇斗(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

磯村勇斗(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

 そんな松村のお気に入りのキャラは、磯村勇斗演じるジルベールこと井上航。小日向大策(山本耕史)の恋人で口が悪いがキュートさも併せ持つ。「かわいい。(演じてみたいという)そういう気持ちもあるかもしれないですね。シロさんの家でご飯を食べるときに、炭水化物を嘆きながら食べるんです。僕も気をつけたりもするのですが、やっぱり現場で『これ、よかったら食べてください』といただいたものが、普段自分では食べないものだからこそおいしい。気持ちがわかる」と共感したそう。

(左から)山本耕史、磯村勇斗(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

(左から)山本耕史、磯村勇斗(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

 今作の見どころのひとつでもある“調理”や“食”にまつわるシーンを演ってみたい気持ちは「なくはないかもしれないですけど…なかったかもしれないです。いきなりポンと出てきて、あのすごく敷居の高い調理シーンや、食べて『うまい!』みたいなナレーションを自分が演じる度胸はないですね」とハードルは高いよう。「カッと目を開いて僕の声で『うまい!』みたいなのは、なくてよかったかも?(笑)…でもやってみたくもある。食べ物が関係するシーンは、この作品の主軸でもあり、物語が相まって、登場人物が生きる象徴的なシーンなので憧れがある。でも劇場版でいきなり登場した身では、言えないですね。『あとはゆっくり煮込むだけ』とかナレーションを入れるのはまだまだ怖いです」と笑った。

 劇中ではさまざまな、おいしそうな料理が登場するなかで、「基本どれもおいしそうですけど、黒豆」と特に印象的な料理を挙げる。「十代前半は、ご飯に甘いおかずは受け入れられなかった。卵焼きは甘い派だったんですけど黒豆ってみたいな…でも年々おいしいなと思うようになり。26歳になり、すっかり好きになりました」と明かす。

(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社

 「家で作ろうと思えば手間はかかるけど工程はシンプル。年末年始は忙しくさせてもらったりすることが多いので、これを覚えて、大人になった時にやってみるのもすてきかも知れませんね。丁寧にアクをとって、シンプルなんだけどそこに時間をかけられる気持ちの余裕。時間があっても気持ちに余裕がなければ、同じ。憧れのシーンですね」。年齢の積み重ねによって、嗜好にも変化が生まれたそう。

 “辛いもの好き”としても知られるが「甘いものも好きなんです。辛いものと甘いものをいったりきたりするタイプ。激辛ラーメンを食べた後に、甘いミルクレープを食べるみたいなタイプなので。和菓子もすきなんで、今を思うと黒豆の魅力にハマることは、予感されていたことかもしれません」と納得。

 ちなみに“食事”に関するテーマでは「とにかく人とご飯を食べる時に、何を食べたいか、自分で決められないんです。食事に行った先ではなく、なにを食べるか。プライベートでご飯を食べるのは高校時代の友だち、決まった人、ひとり、ふたりくらいしかいないので、『あれ、食べよう』というのが思いつかない。焼き肉食べようと言われて『きょう、焼き肉か〜』と思ってノーとは言えるのに、自分で『焼き肉食べよう』とは言えないんです」と苦笑する。

 「30%くらいの“いいね”でも、自分では、決められないから行っちゃう。行ったら100%くらいの気持ちで楽しみます。でも、なにを食べてもめっちゃ楽しいので、ご飯に対してへんな壁はつくらないようにしています。普段、気をつけている分、誰かと食事する時は、どうしても食べるので、カロリーと脂質と糖分以上に楽しもうと思います。カロリーの3倍くらいを楽しみたいという気持ちがあります」とこだわりを作らない、というこだわりを明かしていた。

劇場版『きのう何食べた?』予告

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