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SixTONES松村北斗、俳優業は「まだ初期段階」 劇場版『きのう何食べた?』 内野聖陽からも助言【インタビュー】
(左から)内野聖陽、西島秀俊(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社
“人見知り”を公言する松村は、『何食べ』チームへの参加に「頭が痛かったですね(笑)」と正直に語る。「僕が一方的に観ていた作品の、ファンタジーの街、平行世界として存在する街に自分が引っ越してしまったような、観る人全員知っているし声色も関係性も知っている、不思議なところに入る感覚です。だから水を差してはいけないし、逆にどう入って良いのか…やっぱりミッキーとミニーの間には入れない(笑)。偶然同じ日本語をしゃべっているけど、違う世界だから入り方がわからないですよね」と戸惑う部分もあったそう。
(左から)山本耕史、西島秀俊、田中美佐子(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社
その一方で「それこそ、あの輪にはいっていく突破口だったり、限られたシーンを自分が演じる上で、自分のなかでなにか正解が見えて『これでいいかも』と安心してしまっていた。ただ、それは自分だけの正解というか、現場で演じてみると違って、動けなくなってしまったんです」と立ち止まることもあった。そこでケンジ役の内野からガチガチに固めすぎず柔軟な姿勢で臨むように助言があったといい、「10回読んでいた台本を20回読む、とかそういうことではなくて、ものの見方だったり、決めていないつもりで決まっちゃっていたものがたくさんあって、そこにも目がいくようになりました」と視野を広げていくことができたという。
お気に入りキャラは“ジルベール”演じてみたい気持ちも?「あるかもしれない」
(左から)西島秀俊、内野聖陽(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社
磯村勇斗(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社
(左から)山本耕史、磯村勇斗(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社
劇中ではさまざまな、おいしそうな料理が登場するなかで、「基本どれもおいしそうですけど、黒豆」と特に印象的な料理を挙げる。「十代前半は、ご飯に甘いおかずは受け入れられなかった。卵焼きは甘い派だったんですけど黒豆ってみたいな…でも年々おいしいなと思うようになり。26歳になり、すっかり好きになりました」と明かす。
(C)2021劇場版「きのう何食べた?」製作委員会(C)よしながふみ/講談社
“辛いもの好き”としても知られるが「甘いものも好きなんです。辛いものと甘いものをいったりきたりするタイプ。激辛ラーメンを食べた後に、甘いミルクレープを食べるみたいなタイプなので。和菓子もすきなんで、今を思うと黒豆の魅力にハマることは、予感されていたことかもしれません」と納得。
ちなみに“食事”に関するテーマでは「とにかく人とご飯を食べる時に、何を食べたいか、自分で決められないんです。食事に行った先ではなく、なにを食べるか。プライベートでご飯を食べるのは高校時代の友だち、決まった人、ひとり、ふたりくらいしかいないので、『あれ、食べよう』というのが思いつかない。焼き肉食べようと言われて『きょう、焼き肉か〜』と思ってノーとは言えるのに、自分で『焼き肉食べよう』とは言えないんです」と苦笑する。
「30%くらいの“いいね”でも、自分では、決められないから行っちゃう。行ったら100%くらいの気持ちで楽しみます。でも、なにを食べてもめっちゃ楽しいので、ご飯に対してへんな壁はつくらないようにしています。普段、気をつけている分、誰かと食事する時は、どうしても食べるので、カロリーと脂質と糖分以上に楽しもうと思います。カロリーの3倍くらいを楽しみたいという気持ちがあります」とこだわりを作らない、というこだわりを明かしていた。
劇場版『きのう何食べた?』予告